2人だけの世界で 〆

どういたしまして、じゃあ食べよ！(悪魔は嬉しそうにしつつ、そう言って椅子に座り、天使は並べられた料理に目を輝かせて『美味しそう！』と言いつつ、椅子に座って。一方、部下は「じゃあこの後は一度家で着替えてから遊園地行こ！」と言い、リビングに行き、椅子に座り)

アンはほんとに料理が上手だね

(自分は嬉しそうに彼の作った朝食を頬張りながらそう話し、青年は「うん！あ、シャワーも浴びないと…」と呟きながら料理を食べ始め。一方、元悪魔は身支度を終えるとリビングへ戻り「それではお先に失礼いたします」と頭を下げてから家を出て)

アイツらにさせられてた中でも一番得意だったしな(悪魔は相手の言葉に自慢げに言いつつ食べていて、天使はワクワクとしながら食べ進めていて。一方、部下は「じゃあこの後一旦解散して、準備出来たらレンとこ行くね」と言いつつ食べ進めていて、元悪魔を見送っては、「ロイさん、好きな人出来たのかな…」と呟いて)

あ…そ、そうなんだ

(自分は彼の話を聞くと少し気まずくなってしまい、食べる速度が遅くなり。一方、青年は「アイツに好きな人？なんで？」と不思議そうに首を傾げており、元悪魔は急ぎ足で待ち合わせ場所へと向かい)

…ごめん、嫌だったよな(悪魔は相手の様子を見ては、申し訳なさそうに言い、天使は『ネイ、俺の昔のこと知ってるの？家族のこととか』と尋ねてみて。一方、部下は「なんか、いつもよりお洒落してたし、機嫌よさそうだったから」と思ったことを伝えて)

あ、ううん…気にしないで

(自分はハッと目を丸くさせては料理を食べ進め、「…うん、ある程度はアンたちから聞いてる」と伝えて。一方、青年は「そうなんだぁ…」と少し意外そうに呟き、元悪魔は待ち合わせ場所に着くとベンチに腰かけ息をつき)

俺の家族はネイと兄貴だから、アイツらの事なんて気にしなくていいのに(悪魔は家族だと思ってないため、されたことはそこまで気にしておらず、天使は『そっか…』と少し寂しげにしつつ食べ進めていて。一方、部下は「俺の予想だから、勘違いかもしれないけど…」と言い、天使の兄は食べ終わるなりさっさと部屋に戻ってしまい。世話係は少し後に待ち合わせ場所に着き、「お待たせしてしまい申し訳ありません。ロイ様をお待たせしないように早く来たつもりだったのですが」と言い)

…と、とにかく、今日は楽しい日なんだからさ！この話は一旦おしまい！

(自分は空気が暗くなってしまったことに気がつけば慌ててそう間に入り、青年は「俺もご馳走様！お風呂入ってくるね」と席を立てば浴室へ向かい。一方、元悪魔は世話係が到着すれば急いで立ち上がり「い、いえ！私が張り切りすぎてしまっただけですので…」と顔を赤くし、「本日はよろしくお願いいたします」と礼をして)

そうだな、前から決めてたデートだし、切り替えねぇとな(悪魔は相手に同意するように頷いて、天使は『いっぱい楽しもうね！』と笑顔で言い。一方、部下も食べ終われば、ご馳走様と言い、食器を片しては、浴室の方へ行き、「レン、一旦家帰って準備してくるね。終わったら迎え来るから」と伝えては、家を出て、部下の家に向かい。世話係はにこりと笑いながら、「本日はお誘いありがとうございます。こちらこそ、よろしくお願いいたしますね」と言い)

うん、楽しも

(自分は2人に笑顔を見せつつ食器を片付けると、「アンたちは食べ終わったら荷物を玄関の所まで持ってってね」と指示をして。一方、青年はシャワーを浴びながらもわかったと返事をし、元悪魔は「あ、あの…本当は色々なお店を調べたかったのですが、昨日は忙しくて…」と申し訳なさそうに世話係から目を逸らし)

ん、わかった(悪魔がそう返事をして、少しすると食べ終わり、食器を片付けて、天使も食べ終わったのを見ては一緒に荷物を運んで。一方、部下は風呂に入ったり服を用意したりしていて、世話係は、慌てて首を横に振り、「いえ、お気になさらないでください。こうしてロイ様と遊べることが嬉しいので」と言い)

…アン、終わった？

(自分は全ての皿を洗い終わると彼らの方へ向かいそう尋ね、青年はシャワーを浴び終わるも着替えの服がないためバスローブを身にまといリビングで部下が戻るのを待っていて。一方、元悪魔は世話係の言葉を聞くとぱあっと嬉しそうな表情を見せつつ「で、では、どこへ向かいましょう…」と呟いて)

うん、終わったよ(悪魔は荷物の確認していて、終われば相手にそう伝えて、「じゃあそろそろ行くか？」と尋ねて。一方、部下は、準備が出来ると天使の兄の家へ向かい。世話係は「ロイ様は行きたい場所はありますか？」と尋ねて)

うん、行こう！

(自分は玄関にある自身の荷物を持ちつつそう笑顔を見せ、元悪魔は「ええと…あ、アイス屋さん！…先日伺ったお店なのですが、とても美味しかったのでぜひシオン様にも召し上がっていただきたくて…！」と目を輝かせ)

楽しみだな(自分たちもそれぞれ荷物を持つと相手の手を握り、その施設へ向かい。一方、世話係は「ふふ、本当にお好きなのですね。では、そのアイス屋さんに参りましょうか」と言い)

うん、すっごい楽しみ

(自分は嬉しそうに笑いながらもそう伝え、電車に乗り、元悪魔は「っ…お、お恥ずかしながら…」と目を逸らしつつアイス屋へ向かい始め)

『すらいだー？っての、楽しみ』(天使は目を輝かせながら、言っていて、悪魔は「何かおもしれぇことあったらいいな」と言い。一方、部下は家に着くと、髪型を整え直してから中に入り、「レン、お待たせ！」と声を掛けて。世話係は「恥ずかしがらなくてもいいんですよ？私も好きですから、甘いもの」と言い)

プールもだけど、ご飯も楽しみかも

(自分は照れたようにえへへと笑いながら2人にそう話し、青年は部下の姿を見ては「わ、今日のルーなんかかっこいい！」と言いつつ抱きついて。一方、元悪魔は「そ、そうなのですか…？」と申し訳なさそうに尋ね、店に着けばどのアイスにするかとショーケースの前で悩み)

ご飯ってどんなの？(悪魔は相手の言葉に、どんなご飯があるのか気になり、尋ねてみて。一方、部下は「レンとデートするからね。気合い入れて髪もセットしてきたよ」と言いつつ優しく背中を撫でてあげ。世話係は「わ、どのアイスも美味しそうです」と目を輝かせながら言い、どうしようかなと考えて)

んーと…サンドイッチとか、カレーとか、とにかく色々！

(自分は沢山メニューがあるためどう説明して良いのか分からず、大雑把に天使の彼に伝えて。一方、青年は「いいなあ、俺も髪セットしてほしい！」と尻尾を立て、元悪魔は「…あの、以前頂いた抹茶と苺のアイスはとても美味しかったです」と伝えてみて)