うん。……ハートにそう言われると、やっぱり嬉しいな。 (相手の言葉を耳にして感嘆の余り両眼が見開かれた後、胸中から嬉しさが込み上げて来たからか目尻を下げて笑っていた。好きな相手から大切に想われていることを改めて実感して、同時に屈託のない笑みに心奪われているのが悟られないよう視線を落とす。目の遣り場を見失って鈍い光を放つ耳元のピアスの方を眺めていて)