…嫌いになどなるものか。 (相手の言葉を聞くと硬直していた表情がふと緩み、首をゆっくりと横に振りながら、いつもの柔らかく穏やかな笑顔を浮かべる。それがどんな感情であれ、「親友」が自身に素直な感情を告げてくれたことが心から嬉しいらしく、相手の両肩に手を置いて顔を寄せた。「俺に恋愛感情は分からないが…理解できるよう努めよう」と相手を見据えたままそう言って)