俺は、パラドに……小姫の代わりになって欲しいとは思っていない。 (自身のことを一途に想ってくれたことが純粋に嬉しくて、抱き締められたままそっと頭を撫でる。相手の落胆した声を聞き、小さく溜息を吐いてから「顔を上げろ。お前にその顔は似合わない」と不釣り合いで、半ば口説き文句のような言葉を淡々とした口調で返すも頬は赤らんでいて)