白黒戦争【ダークファンタジー／3L／人数制限】

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そうか。
その花は確か……ナスタチウムという花だったか？
花というのは色によって花言葉も変わるらしいが、赤のナスタチウムは愛国心だったかな。
いい花を持って来てくれてありがとう。花や緑は見ているだけで和むからな、皆アイリスには感謝していると思うぞ。
(まだ少し緊張しているのが見て取れるがそれでも最初のあれよりだいぶマシになった態度に、少しは緊張と言ったものが解れたかなと内心少しその様子が微笑ましく、可愛らしいと思い。そしてその両手に大切そうに抱えられている赤い花へと目を移せば、自分自身そこまで花や花言葉に詳しい訳では無いが、愛国心や忠誠と言った花言葉を持つ花は好きだし、詳しくないだけで花自体は可愛くて好きな為彼女の花のセンスの良さを褒め)

………ふむ、助言とまではいかないかもしれないが、外の環境を利用する事は出来ないのか?
あと、水の玉を作るとかだな。
(相手の悩みを聞けば、少し考えては、自分の中で出た答えと疑問点を真剣な表情で言うと、戦場というのは常に同じではなく、時には快晴、曇り、雨、雪の中で行われるし、場所も平原の時もあれば近くに川がある場所で行われる事がある。無から有を作り出す力と勢いが弱いのなら、外が雨ならその雨を、近くに川があるなら川の水を利用すれば水を操る魔法を持つのならそれの利用が可能なのではと首を傾げ「不思議な事にな、人間と言うのはどんなに屈強な男でもくるぶし付近まで水に漬かり、そしてその水の流れが少し早いだけで立つのも困難になるらしい」と笑って言い、もし川の水が利用出来れば、かなり役に経つと言っては。水の玉も水を操るならと思うがこればかりは相手でないと分からないため出来る事を前提になってしまうが、石を川に思っきり投げればわかるのだが、投げ込まれた物、例えば飛び道具に使われやすい石なんかは水の中に入った瞬間、その速度をガクンと落としゆっくりと沈んでいく。その為水の玉を作れるようになって置けば、どこに攻撃しようと言う思考は相手の目に出るためそこから相手の攻撃をある程度先読みし、そこに水の玉を配置すればある程度の飛び道具は無力化出来るし、負傷する箇所や程度が浅くなる盾になるのではないかと助言はしたものの、役に立てただろうかと苦笑して彼女の顔を見て)