検索 2022-07-09 20:46:55 |
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っ、フィリップ!!無茶しやがって……俺も今日お前がやったことは許せねぇ。でも、本当に康介を探したいならまた鳴.海.探.偵.事.務.所に来い。縋ることと頼ることの違いを教えてやるよ
(こちらの調査結果とそこから組み立てた推理は間違っていなかったらしい。俯く健人を見つめていれば相手はいつの間にか意識を取り戻したようで腕を軽く叩かれる、あまりこの状態で無茶はさせたくなかったが自分の過去が分かるかもしれない希望をこんな形で打ち砕かれた相手も言いたい事はあるだろうとその体を地面に降ろした。相手は二本足で立つもののこちらの肩を掴んでいて覚束無い、落ち着かないでいると相手から健人との時間が、ライトとしての時間が楽しかったと告げられて親友を存在を望む言葉に隣でひとり瞳を揺らしていた。だが相手の声も震えている、自分の過去を知る可能性が一瞬にして崩れ裏切られたのだから相手も深く傷ついたのは間違いない。最後の一言と共に相手の体は崩れ落ちる、慌ててそれを支えながら体を降ろすべきではなかったかと苦々しく呟いた。再び相手を抱き上げると健人に向き直りこちらも今日のことが許せないと告げる。こちらにとって何よりも大切な存在に危害を加えるという罪を犯したのだ、その行為は簡単に許すことはできない。例え一時的にでも相手の特別な位置にいたことも含めてだ。だが健人自身も涙を流しているこの街の人間だ、その弱みによりにもよって親からつけいれられた傷は簡単に癒えることはないだろう。どこかに救いがあるとすれば親友を見つけることだけだ。その手助けをこの街の探偵として請け負うことを告げると背を向けて静かにその場を後にした。相手の体は未だにぐったりしていて少しずつ歩く速さが上がっていく、最後にはほぼ走るようにして屋敷を出て門扉をくぐれば直ぐに救急車を手配した。怪我の理由なんて適当だ、今は早く相手を手当てしなければ。救急車を待つ間にジンさんへ連絡もし、その後は後処理に追われていって)
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