検索 2022-07-09 20:46:55 |
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フィリップ!大丈夫か?!…こいつを助ける為なら悪魔でもなんでもなってやるよ
(椅子を兼ねた装置を破壊してやると相手の全身の力が抜けてこちらへ倒れ込んでくる、それをしっかりと抱き留めて顔を覗き込んだ。憔悴しきった顔に怒りと焦りがまた募るがひとまず息はしていて多少は落ち着きを取り戻し痛々しく流れ落ちる血を親指で拭って綺麗にした。相手は助け出すことが出来たが未だに周りの信者は相手を祭り上げることに必死で、ネットの中でもがきながら不安の声が段々儀式を邪魔をした者への怒りへと変わっていき『またお前のせいで!』『この悪魔が!』と罵声が飛んでくる。相手をまた操り人形にしようとした挙句こんな状態にしておいてただ喚くだけの信者達にまた静かな怒りが湧き上がるとゆっくり振り向きドスの効いた低い声をかければその気迫に信者達は口を噤んでしまった。とにかく相手を治療するのが先だろうと横抱きにして抱えあげて出口の方を向く、するとそこには震える足で立つ健人がいて静かな目で彼を見つめた。健人は次の言葉を迷っているようだったが『なんで、康介のこと…』と問われれば今朝の調査結果を伝える。健人と同じ中学に通っていた生徒曰く彼には康介という唯一無二の親友がいた。だが中学3年の卒業間際に忽然と姿を消してしまったのだ。彼が語った思い出は康介を相手にすり替えたもの、つまり相手は、フィリップは、彼の親友ではない。淡々と話した後に「お前の親はそこで捕まってる奴らだろ?ここを仕切ってて羽振りの良さを考えりゃこの教団の幹部ってとこか。お前は親に親友を取り戻すには教祖様の答えが必要だって言われた。お前の親は記憶がないのを利用してお前の親友としてこいつをここまで連れてくる計画を持ちかけられた。お前はそれに乗っちまった、違うか?」と問いかければ健人はまた青い顔をして俯くも、それが何よりの答えで)
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