検索 2022-07-09 20:46:55 |
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…っ、………
(お互いに意見が噛み合わず平行線のまま譲ろうとはしない。過去の話を持ち出してやれば相手の瞳が揺れる、自分があの時深く傷付いたのに同じことを相手にしている事までは頭が回らないまま相手の言い訳の途中で強制的に話を打ち切った。そのまま背を向け離れていくと背後から投げやりな叫び声が聞こえてちらりと視線だけ向ける。相手は苛立ちを隠さず簡易ベッドへと引っ込んでいきカーテンを閉める音と様子がそのまま拒絶を示して胸が痛んだ。だがそうさせたのは自分だ。今更引っ込みがつかずに自分も大袈裟に音を立ててガレージへの扉を開けると勢いよく閉め地下へと降りていった。それからは彼に教えてもらった過去をホワイトボードに纏めていく。今の自分とはかなり違う部分も何個かあったが初めて知る事実ばかりで何だか不思議な気分だ。明日写真を見せて貰えばまた実感が湧くかもしれないと考えたところで相手の忠告が脳裏に浮かんでペンを動かす手が止まる。あれからかなり経ったはずだが事務所に続く扉は開いていない。もう寝てしまったが家に帰ったのかは分からないがアレから様子を見にこないことに寂しさを抱いて、すぐにそうさせたのは自分の発言だと思い返して自己嫌悪に陥った。分かってくれない相手が悪いのだと無理矢理自分を納得させると意地のように事務所スペースには上がらずにガレージのソファーに寝転がって目を閉じた。そうして浅い眠りに落ちて一夜を過ごすとス.タ.ッ.グ.フ.ォ.ンの目覚ましで目を覚ます。そこには当然相手は居らず久々に一人で一夜を過ごした、未だ胸には重い物を抱えながら彼との待ち合わせに行くための準備が必要であれば気まずいもののこっそりと階段を登り無言のまま事務所スペースに上がってきて)
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