冷たい私と恋

……本当に覚えてなさいよ。
何かあってもギリギリまで助けてあげないんだから。

(弱味という弱味と言える程内容としては大した内容では無いが、あの人間に自分をいじるネタ、もしくは茶化せるネタがバレてしまった事が自分の中でとても悔しく、お風呂へと消えて行く相手に向けて本当に負け犬の遠吠えとしか聞こえないような内容をもう一度言うと、せめてお風呂とやらに入った相手が出てくる前には完食しなければと謎の使命感みたいなのにかけれ、自分としては早め(周りから見たらまだゆっくりめ)にお粥を食べ進めて。だが先程言った内容は嘘ではなく、自分を拾った事もそうだが、あの人間はどうやら自分のような妖怪や怪異と言ったモノを引き付けやすい体質なのは既に悟っており、自分を拾った事でより引き付けやすい体質になっている筈と推測すれば、すぐにその影響が出て早ければ明日にでも何か持って帰るなり、何か起こるだろうと予想すれば、大概の妖怪や怪異を退けられる力も知名度もある自分だが、先程の仕返しに、あの人間が本当に危なくなるそのギリギリまで口も手も出さないで置こうと意地の悪い事を考えながらお粥を食べていけば、やっとお粥を食べ終わり、容器が捨てられるタイプの容器だったので、それを捨てれば、相手がお風呂から出てくるのを待ち)