【奇病/日常】 *　ルッカリー医院でおやすみ　* 【途中参加歓迎】

呼名 ：ミカ
年齢 ： 20
性別 ： 女性

容姿 ：
腰にかかる緩やかなカールをした長い焦げ茶の髪に、眉毛を隠す長さのぱっつんの前髪。時折、耳の上辺りでハーフツインにしている。オフショルのレエスがふんだんに付けられた真っ白なロングワンピースを毎日着ている。寝る時は白いシンプルなネグリジェを着る。色白華奢な体格で、白に僅かだけ朱を入れた肌色。髪色より薄黄色を足した瞳。垂れ目な睫毛も焦茶色で長く、小さな顔と桃色の唇は人形を思わせる。身長155cm。年齢的には女性と言えるが、見た目は少女と大人の顔立ちが混じり、年齢の分からない独特な妖艶さがある。

性格 ：
基本的にのんびりした性格。一人称私(わたし)二人称(15より上には)お兄ちゃんお姉ちゃん呼び、(15から下なら)くんちゃん呼び。医院の仲間は家族の様に慕っている。温和で誰に対しても優しいが、自分自身は世界で一番嫌い。自己犠牲の考えが根深い。15歳の誕生日から、記憶が一日しか持たなくなったが故に、自分自身が15歳だと思っている。その為、子供っぽい(サンタを信じる/難しい話は出来ない/口調が子供っぽいなど)部分も。好きな物は絵本、子供、オムライス、ハンバーグ。苦手な物は難しい話、算数、パセリやパクチー、ピーマン。鼻が人よりきき、匂いと記憶を僅かに結べる事が出来る(人に対し、「この人はいい人な気がする」料理に対し、「この料理食べた事あるかも」など)。僅かなので、ほぼほぼ勘のような物。

奇病 ： 記憶消失
夜、寝てしまうと記憶の引き継ぎが出来ない。起きていられるのは遅くても深夜1時までで、1時を超えると電源が切れた様に突然眠る。大体8時頃に起きるが、起きると前日の記憶はさっぱり無い。15歳の誕生日からこの症状の為、毎日起きる度に「今日は私の誕生日」だと思っている。15歳の誕生日までに覚えた知識は忘れない。しかし、自らの両親のことや家族についての話は記憶にロックされているのか全く分からない。誕生日プレゼントをもらっても、次の日の彼女はそれを覚えておらず「知らない内に盗んできてしまったのかしら」とパニックになるので、プレゼントは渡さなくて大丈夫。寝る前に1日起きた事を院長がプレゼントしてくれた赤い古びた日記に書き込むのが院長と交わした日課だが、絵日記であり、落書きの様な物なので昨日あった事の5割くらいしか分からない。文字はくりくりした子供っぽい文字。絵はデフォルメされた小さな子供が書くような絵。彼女のベッドの周りには、ここが医院であり安心できる場所であること、この医院の詳細と入院しているメンバーの名前と似顔絵が貼ってある(新しいメンバーが入る度に忘れない内に書いて貼っている)。身支度に必要な物はしまってしまうと忘れた後分からなくなるのでベッド周りに置いている。実は、本人は記憶が眠ると無くなる事を知っているが、彼女自身の心の着地点として誕生日を繰り返す事にした。

備考 ：
お金持ちの家の一人娘だったが、15歳の誕生日の前日に、自分が親と血が繋がっておらず、長年子供に恵まれなかった両親が引き取った子供である事、母親が子供を身ごもった事を偶知る。自分は用無しになってしまったと強く思ったせいなのか、偶然か、次の日から「終わらない誕生日」を過ごすことになる。両親に対し「お兄ちゃん達だぁれ、私の誕生日を祝ってくれるの？」と言った事から病気が発覚。様々な巡り合わせで18歳の時に医院にやって来た。医院に来るまでの空白期間は、彼女は勿論覚えていないし、日記を付けていない為何があったかは誰にも分からない。ただ、ボロボロのワンピースに不衛生な状態でこの街にたどり着き、院長が見かねて入院させた事だけが事実である。ワンピースは院長の善意により修復、洗濯されずっと着ている。彼女の家は悪名高いお金持ちな為、もしかしたら記憶消失の前の彼女を知っている者もいるかもしれない。(尚、彼女は家があくどい事をしているのを知らなかった)
身体は20歳とはいえ本人的には15歳の為正式に働いている訳では無い。だが、本人は小さい頃から看護師さんに憧れていた事、他人の傷を放っておけない性格な事もあり、看護助手として手伝う事も。(包帯の巻き方や傷の処置などは覚えている)

サンプルロル ：
(8時を知らせる時計の音に、ぱち、と瞼を開き。目の前の天井に見えるのは百合をもした暖かい光のライト、木製の天井。ほんの僅かに海風の匂い、薬品、安心出来るお日様の匂いと朝ごはんの匂い。がば、布団から体を起こし見慣れない周りに不安になりきょろきょろ。ベッドの枕元に、メモと似顔絵が数枚テープで貼ってある。医院についてのメモ、似顔絵を見て、食堂の場所を確認し、それぞれの名前を復唱。とりあえず朝ごはんを食べに行こうとベッドの上にある鏡や櫛やヘアゴムで身支度をした後、ワンピースに着替えて「今日は私の誕生日だから皆沢山祝ってくれるかしら」と笑顔で軽やかに食堂へ向かい)

(＞14 のいちばんきぼうです。お手隙の際にご確認お願い致します。加筆修正が必要でしたらなんなりとご指摘ください。)