夢の1着を目指して〆

変わるけども……周りの目気にして今までのようにはしてくれないの？ローレル、冷たくなっちゃったなー
(確かに今は他のトレーナーやウマ娘の視線もあるだろうから今までのように接するのは少し難しいかもだが、それはそれでなんだかモヤモヤするので次はこちらからからかいながらじっと目を見つめて)

待って、ダメとは一言も言ってないよ？…そうだなぁ、公の場では私があなたを立てれば大丈夫だから…後はあなた次第だね
(冷たいと言われれば相手の方を見ながら首を小さく傾げ、先程のはあくまでも一般論であり、周りの目が気になるところだけちゃんとお互いの立場を弁えた付き合いをすれば大丈夫だからと抜け道を提案して、それに相手も対応して大事な場面ではトレーナーらしく頼りになるところを見せてと言わんばかりに微笑みかけて)

わ、分かった。ちゃんとトレーナーらしく振る舞う。……あはは、やっぱりローレルはローレルだなぁ…
(それなら大丈夫そうだと承諾し、あまり自信はないがちゃんと周りにはトレーナーらしく振る舞えるようにと意気込めば、こういうところは本当に昔から変わってないなと嬉しそうにローレルのことみ見つめて)

それを言うならあなたもだよ、長い時間会ってなくてもまるであの日の続きみたいに付き合える関係って素敵だよね。…ここが、私の見つけたお店、ここでフランス風のエスプレッソを出してるって聞いてチェックしておかなくちゃって思ってたんだ
(変わらないという意味で言うなら相手も同じだと感じていて、お互い様だとは言いつつも決して成長が感じられないなどといったネガティブな意味合いではなく、会えなかった時間が溝にならないそんな距離感が嬉しいと伝えて。そんな風に話しているうちに目的の店の前にやってくればこの店を選んだ理由を述べて)

そういうところも昔と変わらないな～…ふふ、雰囲気もいいしここならゆっくり話せそうだね
(凱旋門賞を夢見てるからか、昔からフランスについて詳しいし、親の影響もあるだろうがフランス語が上手なのはほんとにすごい事だと思っており、そんな自分にとってはキラキラとした存在出あるローレルを横目にちらりと見てから店の外観をチェックし、とてもいい場所だなと喜んで)

…私はやっぱりこのエスプレッソかな、あなたはどれにするか決まった？こうして見るとケーキのメニューもすごく充実しているから、飲み物と一緒に何か注文してみるのもいいかも？
(自分の選んだ店に好感触な相手の反応を見て嬉しげに頷いてみせて、それから店内へと入り店員の案内で席へと腰を下ろせばメニューを広げてざっと目を通してから自身は予定通りエスプレッソを注文することに決めては相手が注文を決めるのを待ちつつ、改めてじっくりメニューを見ていると、この店がケーキメニューに力を入れているのがわかり、相手にどうするか聞いてみて)

それじゃあエスプレッソのケーキセットの…モンブランにしようかな。確かモンブランってフランス発祥だったし…
(メニュー表を渡されてじっくりと見ながら、エスプレッソとケーキを楽しめるセットを見つけて、豊富なケーキからどれを選ぼうか悩めばどうせならフランス生まれのものを食べたいなとモンブランを選択して)

ふふ、よく知ってるね。ちなみに…モンブランはフランス発祥ともイタリア発祥とも言われてるんだって、どちらもモンブランっていう山がモチーフになってるんだけど、フランスとイタリアそれぞれの国からの山の見え方の違いから形も違うんだよ、面白いよね
(相手も自分と同じくフランスにちなんだものを注文したのを見て嬉しそうに微笑めば、モンブランについてのうんちくを語り、それが終われば店員を呼んで相手のケーキセットと自身のエスプレッソをそれぞれ注文して)

ほんとにローレルは物知りだよね、昔から俺よりも博識で…やっぱり憧れの存在だなぁ…
(自身のさらに上を行く知識を褒めて、昔から年上の自分よりも物知りでいて、やはり彼女は自分にとっての憧れだなとつい本音を漏らしてしまい)

そう言ってくれるのは嬉しいけど大袈裟だよ、私もなんでも知ってる訳じゃないし、それにほら興味のある事とか物には自然と詳しくならないかな？
(少しばかり大袈裟にも思える相手のリアクションを見れば、昔はこんな感じで自分を慕ってくれていた時期もあったかなと思い出してクスッと小さく笑いつつ、自分の知識はあくまでも思い入れのあるフランスに少なからず関係のあることだからであり、相手にとっても関心があることなら同じように詳しいこともあるのではないかと小さく首を傾げて)

そうだけどそれでもローレルの知識はすごいからさ……あ、そうだ。一応これ、ウマ娘とトレーナーの契約書……確認だけど、本当に俺でいいんだよね？
(確かに好きな物には詳しくなれるが、ローレルはそれでも有り余る知識を持っているからと褒めればなにか思い出し、バックから自分の名前が書かれた書類を出し、「担当ウマ娘名」と書かれた空欄を指差しながら、本当に約束通り自分と凱旋門賞をめざしてくれるかと聞き、何回も聞いて嫌がられるかとも思うが才能溢れるローレルが自分みたいな平凡トレーナーと本当に最高峰のレースを目指してくれるか不安なのでつい聞いしまい)

それじゃあ他のトレーナーを当たろうかな？…そう言われてあなたは納得出来る？"Je veux realiser un reve ensemble"あなたと一緒に夢を叶えたい。あなたの気持ちをちゃんと聞かせて？
(自信なさげな言葉と共に差し出された契約書を一瞥してからすぐに視線を外し相手を真剣な顔で見ながら少しだけ突き放すような質問をして、それからフランス語を交えて自身の熱い想いを相手にぶつければ、後ろ向きな問いかけではなく自分自身がどうしたいかを聞かせて欲しいと真っ直ぐに言葉を投げかけて)

俺は……ローレルと一緒に凱旋門賞目指したいよ。そのために今まで努力してきたんだから。それに…ローレルの隣にいるのは俺じゃなきゃ嫌…かな
(今日トレセン学園に来たばかりだがたった一日で他のトレーナーの実力の高さを痛感して自信をなくしていたが、ローレルの問いかけに改めて2人で約束した夢を叶えたいという気持ちを強くし言葉にして、さらにローレルが他のトレーナーと一緒になるのは絶対に嫌という気持ちも溢れてきて、見つめ返しながらローレルに伝えて)

うん…満点！決まりだね。これからよろしくね、私のトレーナーさん？
(相手の返答に満足げに表情綻ばせると、少しだけ独占欲も感じられるような発言でおどけてみせては、契約書へと手早くサインしてから相手の手元へと返して)

ふふ、私のトレーナーさんか…とっても嬉しいな。ローレルだって他の人に目移りしちゃダメだからね
(ローレルのトレーナーという言葉に嬉しそうに反応しては表情を緩ませ、契約書を受け取りバックにしまいながらローレルも他のトレーナーの事を気に入って欲しくないとこちらも少し独占欲出して)

はーい、わかってます、私が一緒に夢を見るのはあなただけだよ。…あ、コーヒーとケーキが来たみたい…いい香り、早速いただいちゃおっか？
(自分と同じように独占欲を出してきた相手にクスッと笑って、少しだけ軽い調子で、それでいて相手以外のトレーナーのことなんて最初から眼中にないということを示すように情熱的な言葉を口にして。それから程なくして二人が注文したものがテーブルへと届き、エスプレッソから立ち上る香りに頬を緩めると向かいの相手にそう問いかけて)

そうだね、それじゃあ頂きます……うん、スッキリとして雑味が無くて美味しいね。エスプレッソって確か他のみたいにドリップじゃなくて圧力かけて抽出するんだよね？
(エスプレッソが入ったカップを手に取り1口飲めば、エスプレッソらしい濃い味が口に広がるのを楽しみ、そのままローレルの方を見ながらエスプレッソはほかのコーヒーと作り方が違うんだよねと確認して)

あっ、ちょっと待って……って、え？本当？……うっ……やっぱりすごく濃くて苦い…もしかして、元々濃いめのコーヒーが好きだったりするのかな？本場フランスのエスプレッソはじっくり抽出された濃くて強烈な味が特徴だから、一般的にはお砂糖を沢山入れて飲みやすくして飲むのがフランス流なんだよ
(真っ先にカップを手に取り口に運ぶのを制止する間もなく、エスプレッソを飲んだ感想を相手が口にするのを聞けば、その反応に違和感覚えて自身もそのままエスプレッソを口に含むが強烈な苦味に表情を軽くしかめて、それが確かに自分の知る本格的なフランス風のエスプレッソだということを確認すると、だとするとその反応は相手の好みの問題なのかもしれないという結論に至り、一般的とされる飲み方の説明交えつつ小首傾げて質問して)

あー…トレーナー目指してた時にずっとブラックコーヒー飲みながら勉強してたから舌がおかしくなってるのかも。でもローレルが教えてくれた飲み方もしてみたいな。砂糖どれくらい入れればいいか分からないからローレルやってくれるかな？
(少し考えながら、こんなこと言えばローレルに怒られるかもと思いつつもあまり良くないことをしていたと苦笑いしながら話すも、ローレルが教えてくれたのならそっちの方が魅力的だなと感じ、自分のコーヒーカップをローレルの方に寄せて砂糖を入れて欲しいとお願いして)

もう、確かに勉強は大事だけど、キチンと身体を休めて備えるのも大事なんだからね…って、今更言っても仕方ないんだけど、私のトレーナーになったらそういう無茶は厳禁だよ。お互いにね……はい、どうぞ。ブラックコーヒーが好きなあなたから見たらお砂糖が多く見えると思うけど、少し入れ過ぎなぐらいが美味しいんだ。百聞は一見にしかず、お試しあれだよ
(勉強のお供にブラックコーヒーと聞いて、きっと勉強のために結構な無茶もしてきたのだろうなと推測して、昔から自らの足のせいでもどかしい思いをしてきたからこその指摘をしては、今後はお互いに無茶をしないことを約束させようとしつつ、相手のカップに角砂糖を2個入れてそれをティースプーンでかき混ぜると、入れ過ぎなぐらいが丁度いいと補足しては甘みを追加したエスプレッソの入ったカップを差し出して)