泡沫の逢瀬。(　指名制 ／ 無登録　)

＞シキさん

（その扉を潜り抜けようと思ったのは、ほんの好奇心が疼いただけで別にゲームや漫画にありがちな異世界に辿り着くなんて思ってもみなかった。扉を潜り抜けた先に広がったのは、いつもの見慣れた景色というわけではなく、どこかの地下街ということは景色から見て取れたがどう考えも此方の世界とは異なる様相に困惑したように、己が潜り抜けた扉の存在を確認しようと後ろを向けばそこにはまるで扉など最初からなかったように道が続いているだけで、頭の中は様々な疑問が占めるなか此方に近づく足音に気付くのが遅れ、唐突に声を掛けられて驚きからびくりと体を震わせながら声の方へと体ごと向けると、見知らぬ男性が立っておりなんて返事を返していいものか戸惑いつつも危害を加えるつもりは毛頭ないため、怪しい者ではないと弁明するため恐らく初対面同士であろうことから警戒心を抱かれぬようにと身振り手振りを混ぜながら相手に訴えかけて）
…あ、あの！決して怪しい者ではないので…！っていっても説得力がないかもしれませんけど…！