前園学園（ 3L / 人数制限無 ）　　

>>91
椛


先生方も忙しいでしょうし、ノートを運ぶだけだもの。真面目というほどじゃないわ。

(真面目、と評されればそんな自覚は全くなかったのかきょとんと不思議そうな表情を浮かべたあとにゆるりと首を振ってはにかみ。手伝ったらご褒美だってお菓子を貰えることもあるのよ、と悪戯っぽくひとつ付け加えてはノートで口元をそっと隠しながら別に善意だけでやっているわけじゃないのよ。と。大変かそうではないかという意味では大変ではないが、稀に気が乗らない時もある。そういう時はぬらりくらりとかわせば良いのだ。またサンドイッチに手を伸ばした彼に目を向ければ 「 いっぱい食べるのね、お腹すいちゃったの… 」 と、思わず左記を問いかけて。男の子って食べ盛りなのねとどこか他人事ように考えては何か自分も食べ物を持っていたっけ、と思案して。数秒後、やっぱり何も持ってないやと思い出せばごめんね、と心の中で謝罪をし。 )




>>92
澪奈さん


うふふ、残念ながら人間なの。天使様だったら大変ね。

( こちらを真っ直ぐに見てぽつり、と呟かれた言葉に思わずうふうふと笑ってしまえば、ゆるりと首を横に振りながら上記を答えて。最も天使だったら割と見てはいけないものを見えているということなので早急に救急車を呼ばねばならない自体である。よく家族(主に父や兄)からそんな風に評されることもあるので、特に驚くことも照れることもなくそれを流したものの、自分に返されようとしたカーディガンを、そっとカーディガンを握る彼女の手ごとやんわりと押し返し。「 そんな格好してたらすれ違う人達がみんなびっくりしちゃうわ。ね、？ 」と、もし気を遣って返そうとしているのであれば周囲の為に羽織っていて、と付け足して。にこり、と微笑みながら首を傾げれば、保健室に行こうと彼女の手をそっととって歩き出し。 )




>>93
灯せんせい


高校生なんて時間が有り余っているものですよ。

( 部活動やらアルバイトやら、そういった活動をしているならまた話は別だが、自分に至ってはそんなことが無いので暇なのだと。自宅に帰ったって道場の生徒たちの差し入れくらいしかすることが無いし、お菓子だって作り飽きてしまった。要するに優雨は割と暇人なのである。暫くし、目的地の準備室へと到着すれば何ともないような仕草で、だがしかし明らかにはちゃめちゃに重そうなダンボールを降ろして。扉を開け、また「よいしょ、」と軽い言葉と共にダンボールを持ち上げれば適当な机の方へ歩き、同じく適当に置いておけと言われたので「 適当に置いておいてくれればいいそうです、ここまでお手伝いしてくださってありがとうございました。 」と、朗らかに笑ってダンボールを机の上に置いて。さすがに少し腕が痺れたのか何度か軽く手をぱっぱ、と払うように動かしては一息ついて。 )




>>96
相良せんせい


──────あら。大正解。

( 滅多に行かない屋上。先程まで授業をしていた教師が急遽子どもを迎えに行かなければならなくなり、教室に帰るついでに回り道をして彼に伝言を頼まれたので、きっと屋上にいるという教師の言葉通り訪れた……のだが、まさか本当にいるとは思わずに、ぱちりと目を丸くして。 「 数学の××先生、お子さんが体調不良のため早退されたんです。先生の担当授業がない6限目、1-Aの自習監督してほしい、とのことでしたのでお伝えに来ました。 」にこり、と花が綻ぶような笑顔を浮かべながら左記を伝えては、ふと彼の煙草が目に入り。数人は多いけれど美味しいのかしら、シャボン玉だと代わりにならないのかしら、だなんてくだらないことをぼんやり考えながらうねりながら空に消えていく煙を思わず目で追ってしまい。 )