前園学園（ 3L / 人数制限無 ）　　

>>116 瀬良さん


あ、瀬良先生。__はい、ちょっと掃除してたんです。

(腰を上げかけて不意に視界に入ってきたよく知る教師の姿に眉を下げて笑う。「俺、あんまり器用じゃないからすごい時間かかっちゃって。掃除ってひとりだとやること多くて大変ですよね。」と何の悪意もなくぽつりと零し、そのまま自分の靴へと視線を向ける。愛用している運動靴には掃き掃除の際に付着した茶色い土の汚れが目立ち、その汚れを落とそうと再度階段に腰かける。そしてふと目の前の彼の顔を見上げ、「先生は何してたんですか？」と尋ねる。)




>>118 水瀬さん


や、とんでもない__です。

(この夕時の時間帯、しかも外階段なんかで人に出くわすなどと思っておらず、純粋に驚いた顔を見せる。色素の薄い髪や瞳を見て、なんとなく自分と同じような環境での出生なのだろうか、とぼんやり考える。普段はそんなこと考えないのだが、いまの千速はとても疲れているのである。本人は自覚していないが。突然投げかけられた掃除したということを讃えてくれるような彼女の発言にまんざらでもなさそうに笑顔を浮かべながら上記を述べ。「みんな忙しいみたいで掃除する人俺しかいなかったからやってるだけで。」と付け足し、困り眉になって微笑む。そういえばこんな時間に人と出くわすなんて思ってなかったな、と思い、ふっと糸目を彼女に向け直すと「こんな時間に外階段にいる人なんて珍しいですね。」と呟く。)




>>120 相良さん

__相良先生。ありがとうございます、全然余裕ですよ。

(ふと自分の目線の高さに合わせられたその顔を見て見知った顔の教師であることに気付き上記を呟く。彼から向けられたその純粋な気遣いに有難いし嬉しいと思いつつも掃除を頼んできたクラスメイトからは仕事を押し付けたことを教師に言わないように、と口封じされていたことを思い出し、「まあ掃除の残りも本当にあとちょっとですしね。」と2割ほどだけ残った落ち葉を眺めながら言う。そして彼の持っている煙草に徐に目をやり、「先生も休憩中ですか？煙草、いいですね。」と笑う。千速の言う「煙草、いいですね。」は尊敬の意味であり、煙草を吸っている男性を無条件にかっこいいと思うのが千速なのである。)