胡蝶の夢

…おっきな金額出した人のものになる(向けられる視線から嘲笑の聞こえるような感覚にまた顔を伏せようとした瞬間に聞こえてきた更なる上積みに別の方向へと視線を向けて。此方へ向けて歩み寄ってくる相手から告げられるどちらの下が良いか。そして遅れてやってくる相手を睨む太った男が近くまで。相手に使われるか、太った男に使われるか、元より決定権が自分にあるとは考えていなかった。ただ、金を積み他に出せない金を提示した人が品物を得る場がここであるからこそ相手の方を見ながら相手のものになるとぶっきらぼうに紡げば司会は「ただの訳有り商品のお前に選択肢はないと言っただろう！」と拳を振り上げ此方に振るうのが視界端に見え)

(/そうですね……此方としては外すパターンもありだとは思いますが……ただ、二度と外せない主の命令に絶対服従する首輪というパターンも美味しいんですよね……非常に悩ましいですが、初めのうちは2度と取り外しは出来ないものの、しばらく零君が夢叶と過ごしてる内に何でも言うことを聞きすぎる夢叶に違和感を感じて、あり得ない命令を聞くか試すもアッサリ従おうとするのをみて慌てて制止を呼び掛け、無理やり首輪を外す(破損させる等して)……というのは如何でしょうか？)