着ぐるみパンダさん 2022-02-12 16:39:37 |
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(見えないながらも心配し手探りで近付きた少女の温かい手がそっと額に置かれる
その額は先程まで触れられていた体温より明らかに高い。そして肩で大きく息をしていた。)
っ、、はぁはぁ。帰れ……。
触るな…俺みたいな中途半端なやつどうせ他人も仲間も家族も……
うっ…はぁ、はぁ…、裏切るじゃないか……!
(少女に宛てたつもりの言葉の後半は魘されるように叫ぶ。
これ以上の優しさや温もりも拒否するかのように、少女が早く帰るように。
霞んだ視界で少女を見ると深い海の色をした目が大きく見開かれているのが見え、その目に思わず吸い込まれるかのように手を伸ばし、先程出来た傷のある頬に手を伸ばし、ぐっと引き寄せる)
美味そうな血だな…はぁはぁ……。お前を今、この場で食べたら少しは魔力も安定するかもな?
(そう脅すが微かに手は震え、鋭い爪を立てることはしなかった。この少女の近くに居てはいけない。その一心で脅した。それに人間を喰う気になんて1度もなったことはないがそうでもしないとこの純粋な目は騙せないと思った。)
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