あー……悪い、俺の聞き方が悪かった。 (帰ってきた返答は予想通り……否定された。やはり此処は回りくどく話を進めるより、単刀直入に聞くべきだったと決まりが悪そうに後頭部を掻いて謝って。ここで話を変えられる訳にはいかない、改めて彼女と向き合うと、今度は躊躇うことなく本題を切り出して) あろー。って、お前……灰鈴のことだろ。