刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
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( 久しぶりに帰った相手の家は、主人が留守にしていた為ひんやりとしてはいたものの、長い時間を過ごす羽目になった無機質な拘置所の何倍も温かく穏やかな空気が流れているように感じた。ソファに腰を下ろし深く息を吐き出して、相手の問いに顔を上げる。魅力的な提案ではあったが、相手の身体にもかなりの負担が掛かっているのは間違いない。「有難いが、…お前も無理はするな。少し休んだ方が良い。」と告げて。先ほど薬を打たれた時に感じた身体の芯から震えるような“寒さ”、拘置所内で1人薬も飲めず過ごした感じた中で感じた“寒さ”、其れらから遠い所に居て安心したいという無意識な行動か、ソファの背もたれに掛かっていた毛布を近くに引き寄せて。 )
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