刑事A 2022-01-18 14:27:13 |
|
通報 |
( ___翌日、約束通り相手が処方されている薬全てと、少しでも別の所に気持ちが向くと良いと考えた末の小説を数冊持って面会に来たのだが。そこで係の男に告げられたのは、如何なる理由があっても薬は全て持ち込み禁止である事と、今朝になって急遽面会は許可出来なくなったと言う事。昨日は普通に会えて、更には相手は逮捕をされた訳でも起訴された訳でも無い、あくまでも勾留段階で何故面会が出来ないのかと詰め寄り、食い下がったのだが男は“NO”の一点張り。結局1時間以上の押し問答の末、半ば強引に建物外へと連れ出されタクシーに押し込まれ。薬を渡せないとなれば、相手があの部屋でそれを手に入れる方法は無い。つまり服用出来ない状態でたった1人、悪夢や発作に耐えなければいけないと言う事だ。絶望的過ぎる状況に、タクシーの中で溢れる涙を堪える事は出来なかったが、何も諦めるつもりは毛頭無い。___相手から声を掛けられた男は足を止め、直ぐに今朝の騒動の事かと頷いた。『午前中に来てはいたが、そもそも面会自体が許可されなくなった。今後貴方が話せるのは弁護士のみと言う事だ。』そうして相手がまだ知らされていなかった決定事項を淡々と告げ、まだ何かあるか、と言う様に片眉を上げて見せ )
| トピック検索 |