ボクっ娘彼女

お前、実は物凄く頭良いんじゃねえの？それともコスプレに対する熱が凄いだけか…？

(これだけの量の情報を自分に教えるためだけに調べてくるとは凄いなと内心驚きながら相手を見つめたまま話して)

別に良くないよ。平均的だもの。コスプレというより女装に対する熱かな！
（ニコニコと楽しそうにそう話し）

…はぁ、凄いんだかなんなんだか…ほんと変な奴とダチになったもんだ

(やれやれといった感じでため息をつくとさらっと友達と言いながら校外に出ようとして)

へへ、それでも友達だと思ってくれてるんだ？
（友達、と言ったことを聞き逃さず、ニヤリと笑って相手について行き）

あっ……ち、違うっ、誰がお前みたいなやつと…ま、まぁ？俺みたいな奴でもなけりゃお前みたいな変人とはつるまないだろうから感謝しろよな

(顔を赤らめながら否定しつつも、お前と一緒に居てやるのは俺だけだ的なアピールをしながらコスプレショップに向かい)

そんなことないもんね～、友達なんて作ろうと思えば100人なんて余裕だもんね～。
（変人とはつるまない、と聞くと口を尖らせてそう強がって）

へぇ、そりゃ是非とも見てみたいな、頑張れよ
……あー、着いた、ぞ

(小馬鹿にする様に友達100人頑張って(笑)と言うと、ちょうど服屋やコスプレショップの並ぶ通りが見えてきて)

むぅ～、あ、ナース服楽しみだなぁ？
（小馬鹿にする様子を見ると少し拗ねるも、コスプレショップを見るとニヤリと笑ってそう言い）

うっ、こ、こいつ…あーくそ、ムカつく～…！

(さっきの仕返しとばかりにこちらを見て笑う相手に若干イラッとしながらもナース服を着るため店に入り)

ふふ、さぁ、お目当てのナース服は何処かな？
（相手の様子を見て笑うと楽しそうにナース服を探し始め）

あぁ、ちくしょう、さっさと着て終わらせよ…

(半ば諦めたように相手の様子を見ていて)

あった！あったよそーちゃん！
（そう言って持ってきたのは昨日のメイド服程ひらひらとはしていないものの、やはり異常に丈が短いナース服で）

んなっ…やっぱりそういう服なんですね分かりました

(なんなら昨日より丈が短いような服に驚くが、諦めて早く渡せとばかりに手を差し出し)

うんうん、何事も諦めが肝心だよ。
（相手の様子を満足そうに見てナース服を渡し）

何事も諦めねえ方が重要だこの馬鹿、明日は着ないからな

(相手の方を見てそう言い放つと、試着室に入り渋々着ていく)

あれ、もしかして無理矢理着させられる方がお好み？
（明日は着ないと言われると試着室に入った相手にそう声を掛け）

なわけねえだろ、チッ…着てやったよほら。

(恥ずかしそうに顔を背けながら試着室から出てきて)

うん！やっぱり可愛いね！似合ってるよ！
（そう言うとすかさずスマホで写真を撮って）

ちょ、や、やめろ…ま、マジで……

(写真を撮られるとみるみる顔が赤くなっていき再び試着室に戻ろうとして)

あー！待って待って！あと10枚撮らせて！
（試着室に戻ろうとする相手をグイッと引っ張って）