匿名さん 2021-08-25 21:44:33 |
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片岡
亜口さん→
朝食、作ってくれたんだな。悪い、ありがとう。
えっ…、あー、そんなに?結構ぐっすり寝たんだけどな。いや、…顔洗ってくる
(殆ど完成しているコーヒーとトーストを見れば、申し訳無さそうな、それでいて何処か嬉しそうな声色で、感謝と謝罪を言った。
指摘されれば、夢の事を思い出し若干ぎこちない返答をするも、これ以上心配をかけるわけにも行かないので、彼の言葉に甘えて洗面所に向かう。
鏡で見てみれば、確かに彼の言うとおり酷い顔をしていた。)
………早く忘れたいのに…まだ付いてくるのか。
(誰に言うでもなく、そう呟いた言葉が小さく洗面所に響いた。目の前の自分は苛立ちを含ませたかのような表情でこちらを睨んでいる。ふと、我に返りこの感情はいけない、と水を顔に押し付ければ、段々と眠気も苛立ちも冷めていく。そして、自分の姿を整えようと、洗面所に置いてある道具で無駄に生えていたひげを剃ったりと整えていく。最後まで整え、よし、完璧、と満足して呟いた瞬間、台所の方から大きな音がした。何かあったのか、と慌てて台所まで駆けつけてみると呆然としている彼が居た。)
おい、どうした?大丈夫か?
……怪我、してるじゃねぇか。とりあえず…絆創膏持ってくるから待ってろ、動いたら駄目だからな?
(シンクに落ちて広がっていく血を見て、彼がの指に赤い線が入っていることに気がつく。どうやら包丁で切ってしまったみたいだ。眉間にシワを寄せたままの彼に、とりあえず止血だけでもしようと、取ったテッシュを折りたたみ指で親指の付け根の傷口を圧迫する。血が止まれば絆創膏を貼ろうと、とりあえず彼を座らせるために背中をゆっくり通しながら椅子へと移動させる。やはり、台所は彼に立たせてはいけない、と改めて己の失敗を反省した。)
近衛
砂月さん→
ま、そうだよなぁ。不治の病に侵された状態とかで飲んでもまったく意味無さそうだもんな!
…こ!いびと、って面白いな!あー、多分そう、かも?いや、今まで居たことねぇから
そう言う砂月は?
(恋人、と言う言葉に過剰に反応してしまったと自覚した瞬間、なんだかもやもやした気持ちが現れ、…悟られてるかも知れないが、語尾を強めて誤魔化そうとする。
自然の流れで、彼のことを聞いてみれば。彼に恋人はいるのだろうか、なんて巡らせてみる。目の前の彼は、やっぱりどこか表情に曇りがある気がした。その理由が分からなくて、知りたくて焦れったい気持ちになったが、ストレートに聞いてみる勇気もない。自分の気のせいかもしれないから)
蚊はまだ許容範囲内だな、でもキライだぜ。アイツらオレばっかり狙ってきやがる。おかげで薬が手放せない。オレが大嫌いなのはもっとでっかい奴だな、蜘蛛とか。
……!!その呼び方滅茶苦茶いいな!これからもそれで頼む!
…………わざとやってんのか?
(近衛くん、そう呼ばれれば今までとは違った響きに新鮮さを感じ嬉しそうに、数度頷く。
虫は嫌いだ。フォルム的に格好いいと思える奴は居るが、潰したとしたら殺したとしたら、その中から何が出てくるのだろうかと思うと、怖くて潰せない。殺せないことが、怖いのかもしれない。
本に沸いた芋虫を想像してしまって、すごく不快そうに表情を歪めた。明らかにわざとらしく言い出す彼に抗議するかのように睨みを飛ばす。)
オレも。怪人とかがすげーかっこよかった事だけしか覚えてねぇ。
へぇー……親ってやっぱ面倒な生き物だよな?そう思わねぇ?
うへぇ…砂月、止めろよ…。オレのこと嫌いだからそんな風に言うのか?
(自分の世代のライダーは何だったろうかと思いを巡らす。昔は皆を助けるヒーローに憧れもしていたが、今ではその憧れていた気持ちも馬鹿馬鹿しいな、とすら思い始めている。
虫の大群。ゾワゾワと体に寒気が走るような気がして、止めてくれと食い気味にSTOPをかけた。)
眠れねぇんだよ、砂月もそんな時あるだろ?
うお、滅茶苦茶大人っぽいな!オレも連れてってほしいぜ。じゃあ、酒とかは飲める口?
……え?……あははっ、んだよソレ!んー、そうかもな!いつの間にかこうなってたし、…うん、オレもそう言われても違和感ねぇかも!
(自分の場合はもう昼夜逆転仕切っているので、殆ど元の生活に戻るのはあきらめかけているが、彼ともし朝に会うようなことがあれば、戻してもいいかもしれないと想うぐらいには彼の存在は大きくなっていた。
彼が行っていると言うバーに興味をそそられた。自分とは無縁の場所だし、第一こんな格好の奴が行ったとしても浮くだけだ。せめて、バーがどんな雰囲気だったかだけでも聞いてみようと、好奇心を出して。
彼の言葉に棘を感じた、気がする。自分のこの格好を馬鹿にされたかも、なんて被害妄想も甚だしい感想をいだきながら、戯けたように返した。
まさか本当に彼に嫌われてしまったんだろうか、と若干の焦りを抱きながら、不安そうな瞳で彼の様子を伺ってみる。)
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