匿名さん 2021-08-25 21:44:33 |
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亜口聡来
〉片岡さん
家事しにくる以外でも来ても良い、それくらいには世話になってるから。あ、いや何でもない。
(彼がこの家に来る理由は自分の世話を焼きたいからだと聞いた事がある。世話を焼かれる側がどういう気持ちかまでは気にしていないのだろうが、返報性の原理がどうしても働いて。自分の中で譲歩した事をさり気無く伝えてみて、先程のベットの件を許してくれた彼なら断る事はそうないんじゃないかと期待して。家事をやってくれて、用事もないのに家に来てくれる。伝えた後に気付いたが通い妻として扱いたいと言っているようなものではないかと内心焦っていて。)
ただい、ま。敷いたのか。
(彼に触れられた事を今日以上に強く意識した事はなかった、勘違いだとずっと見て見ぬ振りをし続けていた気持ちが再び熱をもって心に火を灯す。小さい火であるが、中々しぶとく消えることは無く自分が彼を特別な視点から見ていた事を改めて自覚して。押し売りではなかったのが幸しそれ程時間も取られなかった。以前口酸っぱく必ず鍵を閉めるように彼から言われた事がきっかけで、今では鍵を閉める習慣がついた。今日も忘れずに施錠してから部屋に戻る。すると先程はなかった布団が敷かれており声が喉の奥に詰まりながら話し掛けて)今回のゲームは保留だな。
砂月幽平
〉近衛さん
はい、あはは!今超恥ずかしーです。
(何かを悟ったように振る舞われた事で、また失敗してしまったんだと思い込んで。口元を覆う様に両手を当てわざとらしいポーズを取り自然に表情を隠す。こんな状況で笑顔なんて作れる訳が無かった。)
ええ!やりましょやりましょ!ってええ???俺とですか?はい、近衛さんと年は離れているけれど友達になれたらいいですね。
(その場凌ぎの嘘で薄い関係を保ってきた事が足を引っ張ってしまいノリノリでOKを出していて。条件反射だったと説明すればきっと傷付けてしまうだろう。嫌な訳じゃないのに、どうして素直に受け止められないのかと考えて。彼といると一人の時間が減るという利点はあるが、必ず何処かでボロが出てしまいそれは自分にとってはリスクが大きすぎる。失敗したらきっと彼を失うんだろう?どうせお別れするなら深く知らない方が傷が浅くて済む。心で葛藤を繰り返し、けれど一人では埋められない気持ちも確かにあって最後には了承していた。)
なるほど、近衛さんにとって大切な物だけが詰まった家ってことですねぇ。宝箱みたいでいいじゃないですか!俺も見習わないといけませんね。あと、いつ座りましょうか。
(彼とは対照的な散らかり放題の部屋を思い浮かべる、そこは紛れもなく自分の部屋だ。あの部屋だけ時間が止まっていると帰るたびに思う、大嫌いな家。彼の家が宝箱なら自分のはゴミ箱だなと自嘲気味な事を思って。彼が部屋に戻ってきてからずっと立ち話をしていた事が気になっていて質問する。長いはしないがもう少しだけ宝箱の中にいたいと思った。)
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