匿名さん 2021-08-25 21:44:33 |
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亜口聡来
〉片岡さん
わかった。また、何かあれば言えよ。
(和らいだようにみえる表情と大丈夫と知らせる動作、今度は取り繕っているとは疑わずそのまま受け止めて、長年続いている悪夢であることから、これからは自分も一緒に考える事を告げ。それから少しの間掴まれて皺の寄ったシャツを見て、話すだけで友人が楽になるなら、いつでも聞く姿勢でいようと意思を固め。)
買い物、いいよ。まだ行った事がなかった所だしそこにするか。あと、今日はお前に付き合うから好きな所に行けよ......変な気を使うな。
(ようやく普段通りのテンポで話ができている気がする、場所はどこでもいいから目の前の人物が、落ち着ける場所に、楽しめる場所に連れて行ってやりたい。もしかすると、それは俺がいない方がいいのかもしれないが、一人にするのは不安だという勝手な考えから言いはせず。最後はこちらからお願いするような、弱いトーンで言葉を掛けてから先に椅子から立ち上がり、着替えをしにタンスのある部屋の奥へと向かって。上手くは言い出せなかったが自分の考えは口に出せたしあとは勢いに任せるしかないな、と微かにはやくなった動悸を抑えるよう胸に手を当て、慣れない事はするもんじゃないな、と独り言をきこえないよう言って。)
先週の内に染めに行っとくんだった。
(姿見で服装を確認しながら色落ちした髪を無造作に掻き回し、適当にセットすればマシになる事を祈ろうと、リビングに戻り再び椅子に座る。若干寝不足気味だが、耐えられない程ではないが自然と出て来そうになる欠伸を噛みころしつつ、スマホで行き先の店を検索していき。徒歩では遠い事から、電車か車になるだろうなと予想してどちらで行くか聞こう、と調べ終わってから彼に視線を向けて。)
砂月幽平
〉近衛さん
...近衛くんは、優しいですね。見ず知らずの俺なんかにも、ははは。遠慮なんてしてませんよ、俺がそうしたいって思ったから言ってみただけです。
(逆に、見ず知らずの関係では無くなったら、こんな風に会話をする事も無くなるんだろうと、繰り返して来た過去の出来事と比較してもそれは容易に想像でき、力の抜けたような返事になってしまう。眠いとどうも、いつものようにうまく繕う事が出来なくなるみたいだ、自分をコントロール出来ないくらいなら寝たふりをした方がマシかもしれないと気付き、大きな欠伸をして。)
寂しい、か。どうだろうな...。ああ、白色も夜、見つけやすくていいですね。
(彼のいう寂しい、という感情を抱く事を何年もしていなかったからそれが今抱く感情なのか、それさえもわらなく、自分のこともわからず、他人のこともわからないという自分を直視しては、見たくないというように強く目を瞑り、彼がものを取りに行っている間自分に問いかけるようにひとりつぶやいて。帰ってきた手には言った通りの寝袋があり、緑じゃ無くてよかったのかと思うだけで入っていく様子をぼーっと眺めて。)
分かりますよ、内側から締めるのが結構難しいんですね。なんとか出来ましたよ!ははっ、コレはあったかいいい物を教えてもらいました。なんだか修学旅行を思い出します。あまり深く話したことのないクラスメイトと、初めて隣で眠る、あの緊張感...でも居心地は悪くないような。
(初めて入った寝袋は想像していたよりも密着度も程良く、窮屈過ぎず寝心地は悪くなさそうだ。こちらをのぞく顔に笑顔を返しながら、駅であっただけの彼と一夜をともにする今の境遇を、修学旅行に例えながら話しているうち、言葉の間隔も徐々に開いて次第に重くなる瞼に耐えきれず目を閉じて。)
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