ヴィランの私とヒーローの君（〆）

んおわ…｡──へへへ､有難う｡参加してくれる事同意してくれて｡

(入学祝いのパーティーに行くと告げる相手の言葉に瞳を輝かせ嬉しそうに御礼を告げようとした矢先己の頭を掴み外方向かせられるとその意味を理解しているのか肩を竦めて笑い声零し)

え､いや…歩けるし大丈夫……っ…─､はは…拒否権無しか｡御免ね､気遣いしてくれてさ｡
でも…流石に勝己も疲れてるんじゃ…｡………別に怪我位平気だし､気にしてないのに｡…じゃぁー…まぁ…お言葉に甘えて今日は勝己に美味しいの作ってもらおっかな｡
私､アレ食べたい｡オムライス！

(二人揃って廊下に出て暫くしてから己に背を向け目の前で屈む相手の行動と言葉に驚きと恥じらい芽生えブンブンと勢い良く頭を左右に振るも中々背に乗らない事に痺れを切らした相手の手によってその背中に引き寄せられ其の儘ひょいと軽々と己の体を背負い両腕で確りと体が落ちない様に支えられる中何処か嬉しそうに目蓋細め肩に顎を乗せながら首を傾けさせつつ申し訳なさそうにする相手の首筋に顔を埋めれば少し考えた末に食べたい物のリクエスト告げた後他愛の無い話に声色弾ませ家路に向かい)

--------------- ｷﾘﾄﾘ ---------------

─き､……コホン…､今日は私の合格祝いって事で集まってくれて…色々準備してくれて､本当に有難う…！何だかこう言うの慣れてなくて恥ずかしいけど…嬉しい…！///
コレからはクラスメイトとして宜しくお願いします！

それじゃぁ───､かんぱーい…！！

(あれから数日が経過し合格祝いのパーティーが開催される日程になるとA組の皆と獣加がエントランスの広々とした場所に集まっており芦戸から斜めに掛けられた"アンタが主役！"と書かれたタスキが動く度に揺れる中皆が己に注目しており恥ずかしそうに頬を仄かに赤く染めジュースが注がれた紙コップを持つ手が震えるのか両手でそれを持ち僅かに声裏返ってしまうと咳払いした後開催してくれた喜び述べれば両手で持つ紙コップ片手で持ち直しその腕を高々と挙げた瞬間皆が一斉に｢かんぱーい！！」と揃えて声上げ一気に室内が活気に溢れればその場にあるソファーに腰を下ろしジュースを飲んで)

(芦戸)
ねぇねぇ！お茶子ちゃんから聞いたんだけどさぁ､…試験のヴィラン役､爆豪だったってホントなの？！しかも結構良い勝負してたって！

(耳郎)
あ､それウチも気になる｡あの爆豪と互角にやり合えるのって､緑谷とー…轟位じゃない？

それは本当｡事前に校長から聞かされない儘､しかも変声機やら使って勝己って事悟られない様にする徹底ぶり！私も勝己だったって知った時は驚いたもん｡
…え？あははっ｡互角､って程でも無いよ｡流石に積んで来た経験が違うし､勝己が優勢だったもん｡…ね？勝己｡

(テーブルを挟んだ目の前にあるソファーに座る芦戸と耳郎からの質問にクスクスと笑って互角では無かった事否定すると己の隣に座って不機嫌そうな様子見せる相手へ顔を向ければ小首傾けさせ)

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いやいや！全然大丈夫！寧ろ私の方も来れない時チラホラあってゴメンね…！(￣▽￣;)
ドキドキしてくれて本当に良かった！私もドキドキワクワクしながら試験編回してたし､滅茶苦茶楽しめた…！

そうやね！そうしようっ！
って事で早速芦戸ちゃんと耳郎ちゃん出させて貰ったw