加木 七都 2021-05-13 17:45:56 |
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もう、ちょい…ッ──え…?流石にこれ、ゲームオーバー…?
……いや…諦めるとか…嫌なの…自分が、一番…分かってる…って…。
(少しずつ棒を短く持ち緑谷へ伸ばして行く最中突如聞こえる凄まじい音と爆風に此方へ飛んで来る硝子の破片に頬や腕が切れると薄ら滲む鮮血が体操着にジワジワと染み渡り崩れる建物と己と同じ様に怪我を負ってしまった緑谷を交互に見遣り棒を土の上に突き刺し人一人が入れる程の隙間が出来た事に瞬時に身を入り込ませ彼の後頭部に片手添えて胸に顔埋めさせ其の儘抱き締め降り注ぐ瓦礫から身を呈して守る中少し大きめの瓦礫が?にゴンッと当たったのか「い"っ…」と小さな声零し途絶えそうになる意識何とか保ちつつ、暫くすると崩壊が止まる事に伏せた目蓋開き抱き締める腕を解き彼の体見渡し硝子の破片で切れてしまった腕に着るTシャツの裾を手で力任せに引きちぎって腹が丸見えになる事に「ぼ、僕よりも加木さんの方が…!頭から血が…!」と狼狽える緑谷を落ち着かせ一番傷の深い腕に強めに結んだ後?から垂れ流れる鮮血が白い土を汚す事に溜息吐き出し苦痛の表情一切出さず満面の笑顔で小首捻らせ)
応急処置だから、後で…保健室行ってね。…守れなくて、御免。
──それより…早くココから出よう。こんなに瓦礫がひしめき合ってたら酸素も余り無いし…。…ねっ!緑谷君!
(一方外ではシン、と静まり返った館内に唯風が吹き抜けて居て相手が放った爆撃で崩壊した建物付近へ向けてその風が吹くと立ち込めていた砂煙が晴れれば己が使っていた棒だけがそこには突き刺さっており、救助された皆がモニタールームでその光景を観ては「オールマイト!流石にこれやり過ぎや…!なっちゃん、死/んでまう…!」と試験の中止を求める声が上がるが其れが否定されたと同時に己と緑谷が居た場所の瓦礫の山が僅かに動き皆が固唾を呑んでモニターを食い入る様に見上げ、その瞬間瓦礫が一気に透明化してその中から緑谷を背負ってボロボロの状態で出て来れば個性を酷使し過ぎた所為か「う"…」と唸り声零し込み上げる吐気我慢出来ず嘔吐するも、そっと彼の体を近くの瓦礫の傍に下ろし凭れさせ手渡されたバンダナ受け取りそれを首から下げたと同時に試験終了のブザーの音に電池が切れた様に体が斜めに傾く際「加木さん…!!」と叫ぶ緑谷の声と此方を見て叫ぶもう一つの声が微かに聞こえたのか漸く誰なのかが分かったのか口許に笑み浮かべ)
──は、っ…、…な…んだ…、ヴィラン、役…、勝…己…じゃん…、……はは…、は……。そりゃ…レベルが…ちが─…
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流石過ぎてもうwwww
オロオロかわよ…っ!///www
一応上記みたいな感じに救出させて貰ったよぉ!!
そして試験ヴィラン役お疲れ様でした!何とか…何とか頑張って全員救助完了だぜ!!ヽ(*´∀`)ノ
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