ヴィランの私とヒーローの君（〆）

（ひょっこり背後が失礼します！
文化祭ネタを後々ぶっ込んでも大丈夫ですか？）

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うん、だってこれ通気性も良さそうだし。あはは、ハイハイ。私が勧めたんじゃ無くて、ついでに買うんだよねー。分かってるって。ほら、待ってるからお会計して来たら？まだ見るなら着いてく。

（自分の意思で買う事を主張する姿に目蓋細めてけたけたと笑い声零し相手の背後に回ると両手でその広い背中を軽く押しつつ未だ見たい物があるのならばと一度その手を引っ込めると後ろから身を乗り出し顔を覗かせ）

じゃあ気を付ける事！約束だからね！そこら辺で個性バンバン使われると大変だし。
Σなっ…まだ警戒してんの？！いい加減警戒心無くしてよ！ホントに何もしないし！そりゃ…元々連合に居たから、警戒するの分かるけどさぁ。
──？…え、…ええ？！ま、迷子…。ちょ、ばく…！ああ…どうしよ…爆豪の連絡先知らないしなー…。でも子供ほっとけないし…。あー、泣かないでー。お父さんとお母さん一緒に探そ！ねっ！…っしょ…うっ…子供って重…！

（互いを包む険悪な雰囲気に皆が此方へ視線向ける中突き刺さる様なその視線に僅かに狼狽えると自分が連合に居た事小声で話ながら触れた事を謝罪しようと顔を上げるが相手と目線が合う事無く会計を済ませた後一人で歩いて行ってしまう背中を眺め少しだけ距離を置いてその後ろを着いて行きつつ何か良い店は無いかと辺りを見渡して居ると履くスカートが何者かに掴まれ後ろを振り返れば誰も居ない事に首を傾げさせるが掴まれている感覚は未だあるのかゆっくりと頭を下げれば泣きそうな顔で己のスカートを掴む子供の姿に驚き相手が歩いて行ってしまった方向とその子供交互に見遣り相手を呼ぼうと息を吸い込むが見えなくなってしまった背中に落胆しその場にしゃがみ込んで子供の頭を撫でたならその子供を抱き上げ）