ヴィランの私とヒーローの君（〆）

止めろと言われて止めるバカは居ませーん。それに、意地悪する勝己が悪いんだから。

Σんぐ…！言ったね？絶対仕返ししてやる…。勝己が参ったって言う迄執拗にしてやるから！

（相手の手が己の鼻を摘み離せと言わんばかりに頭を引かせ無理矢理手を離させると摘まれていた鼻先擦りつつ威圧する様にして放たれる言葉に右の眉吊り上げ身を僅かに乗り出しながら不敵に微笑めば顔を再びステージの方へ向け子供達が大きな声を上げ高々と手を挙げる光景眺め呆れ顔で手を挙げても無駄だと言われるもやって見なきゃ分からないと言う精神で腕を高く挙げ）

そんなのやってみなきゃ分かんないじゃん。もしかしたら呼ばれるかも知れないし？
はーい、私行きたい！はいはーい！

──！！
ほら、ね！何事もチャレンジ精神ってやつよ。勝己、荷物お願いね？行ってきまーす！

……Σわっ…、ぷ…！ふふふ…イルカくんは悪戯っ子だねえ。
ありがとう、短かったけど楽しかったよ！

（手を挙げた事に驚きを隠せない相手を尻目に周りの子供達に負けない位の大きな声上げ挙げた手を左右に揺らし主張すると飼育員が観客席を見渡し『じゃぁー…そこのデニムのスカート履いてるお姉さん！ステージにどうぞ！』と呼ばれた事に喜び一体何をするのか検討も付かない好奇心に胸躍らせ自分自身の膝上に置いていたトートバッグを相手の膝上へ置き立ち上がったなら観客達から拍手を受ける中ステージへと足早に向かい飼育員から色々と聞かれる事に対して笑顔で答えて行けば水面から遊ばないのかと言いたそうにイルカが顔を出す姿に目尻垂れ下げ飼育員の指示に従い腕を挙げれば綺麗にイルカが飛び上がり空中で2回転した後水飛沫上げプールの中に戻って行く姿見詰め更に好奇心に満ち溢れた表情で手渡された魚をその場にしゃがみ込んでイルカに食べさせると別の飼育員から手渡されたレインコートを着て不思議そうに首を傾げさせた瞬間己へとイルカが尾鰭を使って水を勢い良くぶっ掛けられ咄嗟に顔を背けレインコートのお陰で洋服は濡れなかったものの足元がびっしょりと濡れてしまうが全く気にした様子無くまるでその光景に笑う様に大きな口を開けて鳴く声に笑い声零しつつ『では最後に握手とほっぺにキスで終わりにします！』と言う飼育員の声に着るレインコートを脱いで手渡してくれた飼育員へ返し、右手イルカへ差し出し胸鰭を優しく握って握手を交したなら笛の音と共に己の右頬に口をぷにゅと押し当てた事に微笑みしゃがみ込ませた身体立ち上がらせ『七都ちゃん、ありがとうございました！イルカ達も楽しかったみたいです！』と言う言葉と共に再び拍手を浴び気恥しそうにはにかめば急ぎ足でステージから相手の待つ観客席へ戻り席に座って未だ興奮冷めやらぬ状態で笑い、相手の膝上に置いたトートバッグをお礼と共に取って中からハンカチ取り出し濡れた足元拭い）

楽しかったー！ね、見た？すっごい水掛けられたんだけど！ほら、足元びしょ濡れ！

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（睡眠不足は体調不良に繋がるからね！眠気ヤバかったりしたら遠慮無く寝ちゃって大丈夫だよ！

意地悪な顔してるのめっちゃ想像してしまったらもう…ヤバい…胸がきゅうううんってなった…///

おーっ！
内緒とな…！！ぐぬうう//気になるけど…楽しみにしとく…！！Σいかん、私が悶える…鼻血が出てしまうやつやあああ////ﾊｽﾊｽﾊｽ）