ヴィランの私とヒーローの君（〆）

(そうなの？！結構攻めのイメージなんだけどなぁ。そう！あの暴君、俺様気質が堪らん…！！

そんな事無いよおおお！滅茶苦茶な時多いってか滅茶苦茶でしか無い…！ううん、大丈夫っ！先に回した方が猫さん楽かなーって思って勝手にしちゃってるだけで;開始ロル回したい時は言ってね？！んふふふー、七都は結構オシャレに気を遣うタイプだから、頑張ってるw)

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───あ…。

……ば…、っ………。何…っ、……は…？脳、無…？

（走る足を止め再びのんびりと歩き始める中手持ち無沙汰な両手後ろへ回し左右の指を絡め握りつつ再び溜息が零れ、ふと前から見覚えのある姿を見付け少しずつその人物が近付いて来れば走り込みに専念する良く見知った相手の姿に歩く足を止めその場で立ち尽くし眉を下げ複雑な表情で相手の走る姿を見つめるもその顔を見られまいと後ろに回した手を解き被る帽子の鍔に右手添え下にズラし深く被りながら止めてしまった足を進ませ、相手と擦れ違い様にふわりと香るニトログリセリンの香りに頬を仄かに赤く染めピタリと又足を止め走る背中へ振り返り呼び止め様と口を開いた瞬間背後から凄まじい地響きと風に驚きゆっくりと己の背後へ振り返れば己を無感情の儘見下ろす脳無の姿に戸惑い）