▼ 2021-05-08 17:42:32 |
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>花城さん
( 愛くるしい動物と触れ合う機会が久々に訪れすっかり心が癒されていると、先程家政婦と訂正を受けたばかりの女性が出迎えてくれる。「来栖勇心です、突然お邪魔して本っ当にすみません……!」彼の紹介を受けた上でもう一度自ら名乗ると、失礼のないように出来る限り丁寧なお辞儀を一つ。食事の指示を出す声が耳に入れば、道中に言っていた世話になっている人というのは家政婦のことかと今更ながら納得して。「料理なら__、」料理なら自分も手伝いたい、と口から出かけた言葉をすんでのところで呑み込んだのは、雇われている身の彼女の仕事をいきなり奪うような図々しい真似は気が引けたからであって。「いや、なんでもないっす。今晩はお世話になります!」せめて食後の皿洗いぐらいは、叶うなら他の雑務も手伝わせてもらおうと密かに思いつつ、去り際にもう一度家政婦の彼女へと会釈をして、家主である彼の案内に小走りでついて行き )
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