▼ 2021-05-08 17:42:32 |
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>花城さん
( 彼が発する言葉はどれも誠意を持って素直に受け止め。言わば人生の先輩からのどこか含みのある助言も、数年後いざ自分が社会に出るという時に、きっと思い出すことだろう。気付けば彼の前に置かれたラーメン鉢は一足先に空になっており慌てて麺を啜るが、カウンターに置かれた一万円札が視界に入った途端、割り箸を持つ手が止まって。「待ってください!」これは彼はとって本当にお礼になったのだろうか。どこまでも男らしい彼の振る舞いに憧れる気持ちと、自分自身の情けなさがチリチリと胸を焦がし、余りに呆気ない去り方に少々動揺して。せめて最後にもう一度礼を言おうと、既に出入り口の暖簾に手を掛けた、今日出会ったばかりの男の後ろ姿を呼び止めて「……あの、本当にありがとうございました!俺、社会に出たら、花城さんみたいな優しい大人になります。その時は、また一緒にラーメン食ってください!」下手をすれば命の恩人だったかもしれない彼に目一杯の笑顔でそう告げると、深々とお辞儀をして見送って )
(/こんばんは、本日はお相手いただきありがとうございます!場面も切りが良いので一度ここで別れて後日また再会する形が自然かと思うのですが、いかがでしょうか。)
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