>恋くん すっごく楽しかった!( 少しでも高揚感が伝わってほしくて、うんうんと頷く。社交辞令であろうと嬉しくなってしまうくらいには、彼のことが好きでたまらない。「仕事用。プライベートで名刺なんて持ってないよ」ゆるゆると首を横に振ってから、名刺を仕舞い込み。「……これ、夢?」愛らしい仕草、自分の名前を呼んでくれる声。思わずぽかんとして呟いては、頭を抱えて )