【紛い物とヒロイック】指名・登録制/NBL

【紛い物とヒロイック】指名・登録制/NBL

どこかの兄弟  2021-04-20 18:36:39 
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─────有象無象の雑輩にだって、ヒロインは欲しいだろ?


>僕達が良いって言うまで、喋っちゃだめだよ。







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  • No.61 by ゴルド・バル  2021-05-04 21:11:30 





>>>>59
>>>>フォルカー様


( 「 これは失礼しました……、それもそうですね。では、…こちらに。 」彼の言葉に一度目を瞬くと、改めて己の気遣いの足りなさを自覚しては恥じたように咳払い。もてなすことに向いていないある種の不器用さは隠していたつもりだったのだが、やはりメッキがはがれるのは早いようで。言葉とともに彼に一番近い椅子をひいては”どうぞ ”と示すかのように目線で促して。もしも彼がその席に坐したのならば、その向かいの席を己の指定として座ろうか。実のところ隣席でよいかとは思ったのだが、彼の警戒を完全に解いているわけではないことも理解していた。かといってあまり離れるのも、” 話しやすい場所 ”という希望に沿うことができなくなる。彼の顔の良く見える真正面で「 そうだ、お茶をお出ししなければなりませんね。喉が渇いたでしょう? 」言うが早いか、自身の耳元で二回両手を打ち合わせて。小気味の良い音が響いた瞬間、机には金の縁取りのされた白色のティーカップが二つ、姿を現すだろう。あたたかな琥珀色の液体が揺れるそれは、ほのかな甘みのある匂いを放つはずだが、果たして彼の記憶に該当する香りであるかは定かでない。自身はといえばためらいもなくカップの縁に口をつけ、「 おいしいですよ? 」なんてのんきに微笑んで。「 さて…。落ち着いたなら、貴方が知りたいことを聞かせてください 」ソーサーにカップを戻し、リラックスした態度で向き直って )


(/文字化けしてしまいましたので、訂正させていただきます。)



  • No.62 by クレア・バーキン  2021-05-04 21:12:19 






 >58 / フール


嫌でも大人になるしか無い環境だったのよ。
( 家族と過ごす日々は嫌いでは無かったが、自身を取り巻く環境としては年齢相応以上の思考を求められる場所なのは否定することが出来ず。彼の言葉には何度か瞬きを繰り返した後に何処か遠くを見るような目で、しかし口元には笑みを浮かべながら。「 そこはお風呂も見張らないで欲しいものだけど 」彼の軽口に僅かに視線を逸らし、口にするのは不満では無く先のそれに乗るような一言。僅かばかり満足げな色を忍ばせれば、幾らか年相応な茶目っ気のある悪戯っぽい表情へと変わることだろう。「 本当に、眩しいくらいのいい天気ね 」決してチャペル内も光が差していなかった訳ではないが、矢張り直接陽光の当たる屋外と比べれば多少なりとも明るさに差があるもの。白い石が敷かれ舗装された道だと言ってもいいであろう場だが、慣れない道な事も相まって多少視線は地面へと落ちることが多くなるだろうか。「 今は、って事は増えたり減ったりするってこと? 」発する声に僅かな間ができた事から何かあるのではないか、そう思うものの問い詰める事はせず。彼が言葉を濁した先、何かあるのだとしても自分にとって不都合な事にはならないだろう、そう考えるのは出会ってから僅かな時間であれど接しているうちに芽生え始めた信頼感からか。「 ……そういうものなのね 」まるで何かの童話のよう、そう口にしかけるもこの場所へ来たのだってまるで魔法のような事。そう心の中で自分に言い聞かせれば、納得したようなしていないような、そんな曖昧な反応を見せ。然程歩かないうちに辿り着いた先にある背の高いキャンピングカー。「 もしかしてお迎えに来てくれたの? 」扉を叩く彼の隣に立ち、空いた手をその車体へとそっと触れさせて )




  • No.63 by フール  2021-05-04 21:38:20 




>>>>62
>>>>クレア様


大人になるしかない、か……。
( しばしの逡巡、さて自分でも何を思ったかわからぬままに彼女の頭に手を伸ばし、先ほどとは違いやや雑な手付きで髪をかき回して。彼女が抵抗らしい抵抗をしなければきっと、それは全力で走った子供のようにぐしゃぐしゃと絡まった髪型になるだろう。もちろん嫌がられればやめるつもりで、あまりにも子供じみたいたずらを仕掛けて。「 風呂か。…見張るんじゃなくて、一緒に入るのはどうだ? 」洗ってやるよ、とはいつもの悪趣味に加えた戯れ。軽快な彼女の言葉にやや安心したが故の、そして少し浮かれたが故のやはり余計な一言であった。「 祝福の光は雲をも除ける、なんてな。この天気もお前が来たからではあるんだぜ 」足元の地面は彼女にとって慣れない道であり、やはりテンポよく歩くというわけにはいかないようだ。自然と落とされた速度と歩幅、見下ろす彼女の足取りに合わせて踏み出す足を調整しながら空を見上げ。やはり快晴の空は良い、己には似合わぬものとはいえ、隣に立つ彼女によく映える。「 そうなるな。落ちてきたり、どっか行ったりする……。ま、あんま気にしなくていいぞ。お前だって引っ越しとかするだろ 」たとえは適切でないかもしれないけれど、わかりやすく伝えるならばこうなるだろうかと。どうやら多少なりとも信を得ているのかと推測すれば、追及を逃れたことにやや安堵して息を一つ。「 そういうもんさ 」言いかけた言葉が何であったのかは問わない。それを問うのはやぶで蛇をつつくようなもの…どこかで聞いた言葉が頭を過ぎていく。彼女をここにとどめておくならば、秘密にした方がよいことは片手できかないぐらいに存在するのだ。「 そうかもな。……中に入るか?それとも、もうちょい見て回るか。 」先ほど覚束ない足取りを見せた彼女を思い出し、若干の気遣いから休憩を提案して。ともに触れた車体は日の光を受けて鈍色に輝いている、彼女が車内へ入ることを選ぶなら、ゆっくりと扉が開いてゆくことだろう。 )




  • No.64 by どこかの兄弟  2021-05-09 17:33:08 




【 世界の案内板 】

▼世界と地図     (>01
▼彼らのこと     (>02
▼エンドと注意・登録 (>03) 
▼PFとコピペ    (>04
▼追記        (>21


【主演の皆様】

▼ エマ様      (>06)4/20
▼クレア様      (>13)4/21
▼フォルカー様    (>26)4/26



──君たちってなんでそう面倒くさいんだか。愛想つかされても知らないからね!

(/募集を開始致します。ご興味がありましたら、どうぞ気軽にお立ち寄りください)





  • No.65 by エマ・レイノルズ  2021-05-09 18:31:10 




>51/ゴルド・バル様
お転婆でも、お姫様になれるのね!(自国に君臨する王家の人物は、一人残らずお淑やかで上品、言葉の端々に教養を感じさせる者ばかりだ。自分とはかけ離れた人物像が、憧れのプリンセスになる絶対条件であると幼少期から思い込んでいたため、花籠片手に走り回る町娘こそが姫様だと言われれば、パチンと両掌を合わせてきゃっきゃとはしゃいで。「なら私もバルって呼ぶわ。いーい?」耳馴染みのない彼の名をどう呼ぶべきか決めあぐねていたため、彼からの回答は自身にとって助け舟だったのだが、どうも歯切れが悪い。何か深掘りすべきでない事情でも抱えているのだろうかと自分なりに勘繰ってみたが、この少ない手掛かりだけでは到底真実には辿り着ける訳もなく早々に思考を放棄する。続けて彼の口から語られたのは彼自身の身分についてだったが、どこか核心を避けるような遠回しな物言いに理解が追いつかず小首を傾げ、結局明確に耳に残ったのは最後の一文だけで。「バルったら難しいこと言うのね。従者……ってことは、私のお世話をしてくれるの?」庶民として生活してきた自分に従者など付いたことがなく、いざ彼がそうだと名乗られればどんな態度を取れば良いのか迷ってしまう。それでもやはり彼が王子に見えて仕方がないのは、頭上に煌めく王冠がまさに王族との関わりを象徴しており、素人目ではその実質的価値が高いか低いかなど分からないからであって)

(/お久しぶりです。もし宜しければ前回の続きからお相手いただければと思います…!)



  • No.66 by ゴルド・バル  2021-05-09 18:57:13 





>>>>65
>>>>エマ様

ええ、姫様は姫様でございます。なれるというよりも、そう在るものなのですよ
( 年齢にしては多少幼いような言動、しかしそれは不快でなく、やはり己の目には好ましいとしか映らない。合わせられた両手に何気なく視線を向けては「 でも、動き回るのは程々に。怪我をされてはたまりません 」とそっと指でなぞり。「 どうぞご自由に、姫様から呼ばれる名ならば、どのような形でも 」どうやら自身の頼りない返答は追求の難を逃れたようだ。安堵と己が名を呼ばれた喜びとがないまぜとなったため息をついて、「 貴女のバルでございます。 」一般的には恭しいとされるであろうお辞儀を一つ。もちろんそれは正式な社交で交わされる形式張ったものではなく、ある種のお茶目と取ってもらって構わないのだが、果たしてどうだろうか。「 ええ、もちろん!貴女のお世話は僕が担当します。ですが……何分不慣れなもので。貴女の希望は出来る限り叶えたいのですが、不可能なこともあるかもしれません。それに、先回りの気遣いも不得手でして。こういう場合は、ひとまず貴女を休ませるのが先決なのでしょうか…? 」単純な疑問には、肯定とさらなる問いかけ。委ねた判断を元に自身の行動の指針を決定するつもりで、チャペルの扉と彼女を交互に見比べて )


(/ようこそいらっしゃいました!先日はお相手頂きありがとうございます。素敵な娘様ととても楽しい時間を過ごさせて頂きました。それでは、また何かあれば。※蹴り可)





  • No.67 by エマ・レイノルズ  2021-05-09 19:31:20 




(言動を全肯定されることには慣れておらず、どこか照れ臭い気持ちもありつつやはり悪い気はしない。寧ろ都合の良い夢を見られて、先程から気分が良いのだ。彼のしなやかな指が何気ない所作で己の手に触れると「それじゃ走り回る時は、貴方に心配かけないように、気を付けながら走るわ!」目一杯の配慮と優しさを孕んだ注意を受けて的外れな返事を。名前を呼んだだけなのに仰々しい反応がどこか可笑しくて、けたけたと楽しそうに笑いながら「やーだもう、頭を上げて!そんなに畏まらなくってもいいのに」と、お辞儀をする相手の顔を覗き込む。従者として彼が寄越した提案にはウーンと考え込んで。仕事柄耐性が付いているせいか身体に強い疲労感は感じないが、この世界が夢か幻覚なのだとすれば、精神的に参っているのかもしれない。大人しく休んだ方が良いだろうか、チラリと目の前の相手に目をやるがどうやら選択権は自分にあるようで。「___あっ、そうだ。休む前に、ちょっとだけ外を探検したい!」チャペルの中だけでもこんなに幻想的で素敵な世界なのだから、あちこち見て回りたくなるのも無理はない。先程から己の言動を一切否定しない彼に少々ワガママを言いたくなったのも正直なところで、早く早くと急かすように好奇心に満ちた瞳で見つめ)



  • No.68 by ゴルド・バル  2021-05-09 19:59:16 




>>>>67
>>>>エマ様

そ、そういうことではないのですが。……まあ、気をつけてくださるならば良いのです。……ほんとうに、もし骨を折りでもしたら、僕はどんなに嘆くか知れませんからね。
( 元気いっぱいといった様子で寄越された返事はどこかズレていて、胸の内の心配が少し肥大する。" バル "の心配より自身の体を心配して欲しいのだが、まあ、その分の心配は自分が負担すれば良いかと思い直してコホンと咳払い。「 おや?お辞儀はお気に召しませんでしたか? 」瞳と瞳がかち合って、どうやら彼女の目に不快の色がないらしいことを知ると、下げた頭を元の位置に戻し、からかい気味に頬へ笑みを浮かべ。こちらからの提示を真剣に考え込んでいるらしい彼女の顔を見るともなしに眺めていれば、短い一音とともにどうやら結論に達したらしいことを知る。「 探検?いいですよ、姫様はとてもお元気ですね 」彼女の希望はできる限り叶えたい、そのスタンスは変わっていない。まるで悪戯を思いついたかのようなきらきらとした瞳に少々疑問は感じるものの、与えられたミッションはさして難しいものでもない。「 参りましょうか、姫様。 」差し出した掌に手が重ねられたなら、するりと指をからませるつもりで。 )



  • No.69 by エマ・レイノルズ  2021-05-09 20:37:22 




>68/バル

(自分としては良い子の返事をしたつもりだったのだが、どこか納得しない様子の彼にこちらも小首を傾げる。走り回って怪我をしたなら自業自得なのだが、彼が過保護なほどに心配の意を示してくれることが少し嬉しくもあり。直ぐに頭を上げて悪戯な笑みを浮かべる彼に尊敬の眼差しを向け「ううん、貴方みたいに礼儀正しく振舞える人って憧れなの!」先程の畏まらないでくれとの発言は彼の所作に不快感を覚えたからでは一切なく、勘違いされないよう一生懸命にその旨を伝える。「だけど、私ペコペコされるのって慣れてなくて。バルは気楽にして良いのよ!絵本の中の意地悪な女王様みたいに、言うこと聞きなさい!って怒ったりしないからね」彼の主張が正しければ自分と彼は姫と従者、言わば主従関係であるため彼の言動は至極自然なものであるが、自分自身上下関係のような構図に不慣れなため、相手に気を遣わせてしまっているのではと危惧していることも加えて伝え。「やったぁ、それじゃあ早速出発しましょ!」予想を裏切ることなく自身への肯定を示してくれた相手に抱き着かんばかりの勢いで喜んで、その勢いのまま差し出された掌に躊躇なく己の手を重ねる。指先が絡め取られると手を握り返し、逸る気持ちから小さく引っ張って扉の方へ直進し)



  • No.70 by ゴルド・バル  2021-05-09 21:02:14 




>>>>69
>>>>エマ様

( どうやらいまいち自身の反応はピンときていない様子。だがまあ、それも彼女の魅力の一つといえばそうであろう。純粋な眼差しには少しのたじろぎ、自分が憧れるのはともかくとしてなにせ憧憬や尊敬が自身に向いたことはこれまでないのである。単純な困惑が顔に出たかは定かでないが、うめきにも満たないような声が意図せず漏れ出て。「 そうですか?僕は貴女のほうがよっぽど眩しく見えます 」懸命に意思を伝える様子には、雛鳥を見守るような暖かさと一抹の敬いを。先程の困惑と相まってそれは多少弱々しく聞こえるだろうか。「 虐められるのが好きなわけではありませんが、貴女に限ってはどんな命令でも僕は嬉しいのですが。それこそ、" 言うことを聞きなさい "と怒ってくれても 」彼女が何を望んでいるかはいざ知らず、首を傾げて主張を伝え。むしろ気遣わせて欲しいと、根のところで頑固な心が顔を覗かせる。これが意図するところは何か───、自分でも特に答えが見つからない。「 おっ、…と! 」重ねた手の温もりには、分かっていたにも関わらず一瞬の瞠目。積極的な様子に笑み返し、彼女に遅れを取らないようにと足を踏み出して )


──


(/失礼します!選択肢が発生しました。下記よりお選びください。
▼外は気持ちの良い快晴
▼外は曇りだしてきている
▼外は風が強く吹いている)



  • No.71 by エマ・レイノルズ  2021-05-09 21:39:10 




>70/バル

▼外は曇りだしてきている

(浴びせられたことのない褒め言葉を上手く呑み込めず「眩しい……?バルにはそんな風に見えるの?」と復唱して。確かにこの夢の中では自分はプリンセス、ならばそれ相応に容姿まで変化しているのだろうかと疑い始める。視線を落として見ても身体に馴染んだエプロンドレスは普段通りで、外の探検が終わり次第鏡で顔でも見てみよう、自国の王妃のような見目麗しい姿になっているかもしれないと心に決めて。偉そうに踏ん反り返って従者を顎で使うようなプリンセスにはなりたくなかったが、下手に出る事を当の本人が望んでいるならば致し方ないのだろうか、と桃色の瞳が迷いで揺らぐ。しかしそれも一瞬で、すぐに最善策を思い付いたとばかりに表情を明るくし。何も悪逆非道の女王様を演じる必要はない、ちょっとばかり、否、いつも通り我が儘な娘になれば良いのだと独り合点を。外に行きたいという最初の我が儘ないし命令はあっさりと叶えられそうだ、ならば次は何をお願いしようと考えながらチャペルの扉に手を掛けた。意気揚々と一歩踏み出せば、目に飛び込んで来たチャペルを取り囲む家々をキョロキョロと見上げる。生憎気持ちの良い晴天とは行かなかったが、この世界で初めて空を見た開放感にわあ、と心を躍らせ) お家がたっくさん___ねえねえ、バル!この中にバルの家もあるの?



  • No.72 by ゴルド・バル  2021-05-09 21:55:40 




>>>>71
>>>>エマ様

見えますとも。だって、貴女は僕だけのお姫様ですから。
( 何度目かの恍惚は少し奇しく映るかもしれない。それはとても自分本位で、勝手なものだったから。返答を受けて失礼のない程度にさっと彼女を一瞥、それだけでも自身の胸には歪んだ幸福感がもたらされる。言葉には出さないまでも、感情は瞳へ載せた慕情となって表へと。「 でも、高位貴族の女性らしい装いをご希望でしたら、用意することも可能ですよ? 」見下げた視線の先から、彼女が己の格好を確認していることを黙認して提案を。さて揺らした瞳の色と、くるくると変わってゆく表情をぼんやりと受け止めてはどうやら要望が通ったことを推測する。考えていることを察知することは能わないが、大方大して悪いことは考えていないのだろう。良い意味での無垢さが彼女を取り巻くものであり、自身にとっては都合が良いとも取れるものであった。「 ……ええ、ありますよ。あの樹の下の黒い洋館がそれですね。」彼女が開いたチャペルの扉の向こうには、黒い雲が立ち込めてきているのが見えた。険しくなった眉間のシワ、特有の雨の前の匂いが鼻を突く。歓声を上げた彼女に構わず、「………姫様、雨が降りそうです。やはり探検はやめにして、家で休みましょう。それがいい、お疲れでしょうし。 」先程までとは似つかわしくない態度で繋いだ手をぐいぐいと引っ張っては、強引に導こうとして )




  • No.73 by エマ・レイノルズ  2021-05-09 22:31:44 




>72/バル

(耳障りの良い声で紡がれる言葉たちに少々照れ臭そうに頬を掻きながら、否定するのは野暮だろうと思いお礼の一言と共に素直に受け止める。視線の動きから考えを見透かされたような提案には「え、本当!?綺麗なドレスが着れる?」と、既に頭の中には様々なスタイルのドレスが浮かび上がり、両頬を包み込むようにして手を当てうっとりと恍惚の表情を浮かべる。とは言え外を歩き回るうちにせっかくのお召し物に泥でも付きそうだという懸念と、仕事着でも普段着でもあるこのエプロンドレスは抜群に身体を動かしやすい事から「明日になったらバルが用意してくれたお洋服を着たい!丁度これしか着る服がなかったもの」この夢がいつまで続くのかは不明なものの一向に目を覚ます気配は感じられず、来るかも分からない翌日の約束を強引に取り付けて。「すごーい、大きい家!」樹の下の、黒い洋館。彼の指す方角へ目を凝らすと、言葉通りの対象物が視界へ飛び込んで来た。自身の物とは全く異なる彼の家に瞳を輝かせ、繋がれた片手をぶんぶんと前後に振って。すると突然彼の纏う空気が変わったことに気づく。先程までこちらの提案を否定する素振りは見せなかったが、チャペルの扉を開いてから、彼の表情は頭上の空と同様に曇ってしまった。「どうしたの?きっと大丈夫、雨が降ってもどこかで雨宿りすればいいでしょ!」正直なところ興味本位で提案した探検に強い執着心があるわけではなく、外の空気が吸えただけで充分だったのだが、彼がこちらの我が儘にどこまで応じてくれるのか試してみたくなり。彼の方へ引き寄せられる手に力を込めてささやかな抵抗を見せ、相手の様子をそうっと窺い)



  • No.74 by ゴルド・バル  2021-05-09 22:53:19 




>>>>73
>>>>エマ様

了解しました、僕のお姫様。とびっきり貴女に似合うドレスを用意致しますね。
( 逡巡と期待とを一身に受ければクスクスと笑みながら指を回し。軽快に動き回る彼女を見ていれば、美しいというよりは可愛らしいデザインの方が似合うかもしれないなど、少々浮かれた思考回路でドレスの形を思い浮かべて。「 けれど、そのお洋服もとても似合っていますよ。貴女の可憐さを表しているみたいだ 」未来の約束はもちろん承諾。しかし今彼女の着用している服も、" 彼女 "という存在を表しているようで、自身の目には好ましく映る。臆面もなくその感情を告げれば" ドレスはちゃんと用意しますけどね "とぱちんと片目を閉じて。そうして前へ目を向ければ何ということだろうか、曇りのみならず小雨にも満たないような雫がぱらついているではないか。振り回された腕を抑えるように、繋がれた手のひらへ力を込めて。「 いいえ。僕は貴女を濡れさせたくないんです。雨、水溜り……、 」小さく" おぞましい "と付け足した声は聞こえただろうか。聞こえなかったならば僥倖、もしも聞こえてしまったならばそれは冷たく、そしてひどく怯えた響きを含んでいることが分かるだろう。 )
──ほら、早く。


(/失礼します!選択肢が発生しました。下記よりお選びください

▼ゴルド・バルに従う
▼腕を振りほどいて逃げ出す
▼大声を出す)




  • No.75 by エマ・レイノルズ  2021-05-09 23:22:54 




>74/バル

▼ゴルド・バルに従う

わあい!絶対よ、約束したからね!
(口約束が成立した途端飛び跳ねて喜び、しつこい程に念を押す。どんな装いだろうかと考えたのも束の間、やはり明日の楽しみに取っておこうと、膨らみかけた想像の風船をすぐに割って。その場でクルリと一周回って見せ「私のお気に入りなんだ、褒めてくれてありがとう」洋服の裾が風を受けてふわりと浮かび上がると誇らしげに胸を張る。バルは見る目があるね、などと冗談を口にするほどすっかり心を開いており。彼の言うように微小な雨粒が地面で跳ねるのを見たが、今は売り物の花が敷き詰められた編み籠も手にしておらず、特別濡れて困る代物はない。依然として気乗りしない様子の彼に唇を尖らせて反論しようとしたその時、微かに耳に届いた一言がいやに冷淡に響いたのは気のせいだろうか。反射的にビクリ、と肩を震わせたがそれも一瞬で、自分とは違って彼は余程雨に濡れるのが嫌な質なのだろう、極度の潔癖症だったりするのかと都合の良い解釈に落とし込めば、観念したように繋がれた手の力を緩める。「……なら、探検はまたの機会にする。今度はこの辺りを案内してね、晴れの日ならいいのよね」要望が通らなかったこと、耳に残る彼の呟きがどこか引っ掛かることで途端にしおらしくなった己は、確かめるように問いかけると彼が導こうとする方向へ並んで足を進め)



  • No.76 by ゴルド・バル  2021-05-09 23:42:58 





>>>>75
>>>>エマ様

基本的に約束は違えませんよ。
( 一回転に柔らかく揺れるスカートの裾、思わずめを奪われたそれを誤魔化すように約束の再確認。「 褒める……?率直な感想を述べたまでですよ。……けれど他の方も貴女の愛らしいこの姿を見たと思うと、ちょっと厭ですね 」気を許した彼女の様子に覚えるのは少しの満足感で、ついうっかりと言うはずのなかった独占欲をのぞかせて。そうしてまた向き直った彼女の方は微かに震えた──見間違いにしてははっきりと映りすぎていた。しまった。どうやら警戒させたようだが、力の緩められた手をいいことに釈明は後に回そうと。「 すみません。晴れの日ならいくらでも構いません…… 」奪ってしまった元気に対する罪悪感、しかしそれを上回る己のわがまま。彼女の方を見ないようにして、少しずつ陰りを帯びてきた空の下を早足で歩いて )



────


さて。ここが僕の家です
( 家のもとまで導けば、タイミングを見計らったかのように雨足が強くなっていた。降りしきる雨を意図的に見ないようにしながら、彼女を家へ招き入れる。黒い洋館の壁には、一体どこに根を張ったものか分からぬポピーが歓迎するように咲き乱れており、手近にあった一つを手折っては「 どうぞ 」と差し出して。一般的には重厚と呼ばれる扉を開けば目に入るだろう長い階段と赤い絨毯、吊り下げられたシャンデリアの下を潜って右手の部屋に入れば、そこは一人用の大きな寝具とテーブル、それに椅子二脚が置かれている。「 部屋を用意したんです 」もちろん誰のためかは明白。ベッド横の窓を打つ雨音は微かで、黒を貴重とした家具が音を吸い込んでいるかのような錯覚を起こすかもしれない。シンプルな想定のそれは、いささか簡素がすぎるだろうか。最低限の家具のみが配置されている大きな部屋は、正しくゲストルームといった様子で )




(/ひとまず区切りとして、場面転換させて頂きました。上の文は蹴ってくださって構いません)





  • No.77 by どこかの兄弟  2021-05-09 23:44:50 



( /募集を停止いたします。覗いて下さった方、訪れて下さった方、ありがとうございました。それではまた、チャペルの時計が動いたとき。 )



  • No.78 by どこかの兄弟  2021-05-12 17:41:35 




【 世界の案内板 】

▼世界と地図     (>01
▼彼らのこと     (>02
▼エンドと注意・登録 (>03) 
▼PFとコピペ    (>04
▼追記        (>21


【主演の皆様】

▼ エマ様      (>06)5/9 >76
▼クレア様      (>13)5/4 >63
▼フォルカー様    (>26)5/4 >61



ほら、そこに聖書があるだろう?……覗いてみるかい?



(/募集を開始致します。ご興味がありましたら、気軽にお立ち寄りください)


  • No.79 by オリヴィア・スチュワート  2021-05-12 17:52:17 




◇コピペ用◇
登録: 登録
指名: フールさん
目指すエンド: バッドエンド又はトゥルーエンド

名前: オリヴィア・スチュワート
性別: 女
身長: 160cm
年齢: 20歳
性格: 探究心が強く、好奇心旺盛。また努力家でもあり、どんな困難に直面しても不撓不屈の精神で乗り越える気概を持ち合わせている。根っからのポジティブ思考というわけではなく、悲観的になりその場に立ち止まったままでいても現状は打破できないという考えのもと、前向きに動いている。如何なる時でも誠実であることを重んじて行動する。もともとの性格に加えて、幼少の頃より社交界にいたことから社交性に富んでいる。恋愛面では少々奥手。
容姿: 胸許までの濡羽色の髪を緩く三つ編みにしている。少しだけ目許を隠すように伸びる前髪は、視界を遮らない程度に左右に流されている。猫を彷彿とさせる上がり目で、瞳は髪と同じ色。繊細なレースで彩られた白と赤のワンピースを着ている。
備考: 裕福な家庭の一人娘として愛されて育った、生まれながらのお嬢様。幼少期より贅の限りを尽くした教育を施され、将来は医者を目指している。勉学に励む日々を送っているため恋愛とは縁遠い人生を送ってきた。
ロル:
(そこはちょっとした広間と言っても差し支えないだろう。重厚な木目の天井をポーセリンのシャンデリアが照らす。左右に前後、どこを見てもおよそ壁と呼べる部分は全てが本で埋め尽くされており、荘重な雰囲気に支配されている。5つの誕生日に父から贈られたその部屋を、オリヴィアは“書庫”と呼んでいる。先程まで庭で読み耽ていた医学書を元あるべき棚へと戻すと、次に時計の長針が半周する頃に始まる哲学の授業──オリヴィアには専属の家庭教師たちがついている──に必要な文献を数冊手に取った。そのまま踵を返して扉の方へ。ドアノブに手を掛けた時、背後から物音がした。振り返ると本が一冊、本棚から落ちてしまったようだった。オリヴィアは一瞬目を丸くして、それから扉のすぐ近くにあるサイドテーブルに持っていた本を預けると、落ちてしまった本の元へ歩みを進める。「……あら。また、随分と懐かしいものが」。手に取ってみると、それは幼い頃によく読んでいた童話だった。眠れない夜には、この本を読み聞かせるように駄々をこねて世話役を困らせた記憶がある。随分と日に焼けてしまったコート紙を捲ると、昔日の少女に戻った心地がした。ああ、懐かしい。最初の一節を指でなぞり──その刹那、目を焼くほどの眩しい光に包み込まれ……)


(/まるで御伽噺のような素敵な世界観で、娘やロルの相性が合うようでしたらぜひ参加させて頂きたく存じます。ちなみに娘のワンピースですが、中世の貴族が着るような袖や裾の長いものだと取っていただければ幸いです。)


  • No.80 by クレア・バーキン  2021-05-12 18:14:08 






 >63 / フール


( 頭へと乗った彼の手が再び壊物に触るように、髪を撫で梳くように動くのかと思えば、髪をかき回すような撫で方に驚き僅かに目を見開いて。「 …ちょっと、髪が乱れるでしょ 」咎めるような言葉だが、その声には喜色が混じり言葉とは裏腹に穏やかな表情を浮かべていて。癖毛ながらに整えていた髪がくしゃりと絡み合う事となったが、型にはまらなくてもいいと言われているような気がして。「 それは……もう少し慣れたら、ね 」社交辞令としての賛辞などには慣れてはいるものの、色恋沙汰の彼氏彼女がするような事柄に対しては初。数回瞬きを繰り返した後顔に熱が溜まるのを自覚すれば、それを見られないようにとそっと顔を背け。「 落ちてきたり…?それは引越しとは違うような感じがするけど 」目を丸くさせ、若干歯切れが悪くなるのは自分の認識がおかしいのか、此方の世界がそう言うものなのかはかりかねているため。落ちてくる、と言われて真っ先に想像したのは、空から降ってくるというもので、ふと青空を見上げれば眩しいほどの光に目を細めて。「 少しだけ休憩してからまた案内してもらう、とかはどう? 」実感をしていないだけで少なからず知らない場所に来た疲労感はあるらしい。彼が気遣ってくれているのであろう事は伝わってくるのだが、周囲を見てまわりたいのもまた事実。車体に触れた手を下におろしながら名残惜しそうに辺りを見渡し、そのまま目線はまた彼へと戻してから僅かに眉尻を下げ )


( / いつもお世話になっております。本日もお時間の許す限りお相手をお願いできればと思います。 / 蹴り推奨 )




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