【紛い物とヒロイック】指名・登録制/NBL

【紛い物とヒロイック】指名・登録制/NBL

どこかの兄弟  2021-04-20 18:36:39 
通報




─────有象無象の雑輩にだって、ヒロインは欲しいだろ?


>僕達が良いって言うまで、喋っちゃだめだよ。







コメントを投稿する

  • No.41 by どこかの兄弟  2021-04-30 18:52:15 




【 世界の案内板 】

▼世界と地図     (>01
▼彼らのこと     (>02
▼エンドと注意・登録 (>03) 
▼PFとコピペ    (>04
▼追記        (>21


【主演の皆様】

▼ エマ様      (>06)4/20
▼クレア様      (>13)4/21
▼フォルカー様    (>26)4/26


彼らは僕に感謝するべきだよね。全く、僕がどうやって君を見つけているのか、考えもしないんだから。

(/募集を開始致します。ご興味がありましたら、どうぞ気軽にお立ち寄りください)



  • No.42 by フォルカー・バルデンヴィッヒ  2021-04-30 19:22:59 




>39)ゴルド様


結婚って、そんなの……──ッ!
(俄かには信じ難い──否、彼の唇が発するその何れもが自身の常識の外側にあるものなのだけれど、それ以上に受け入れるには到底度し難い単語が紡ぎ出されれば未だ未成年、それも楽器の演奏ばかりにかまけていた所為で初恋すら経験していない自分とはあまりにも程遠いそれに呆然としていたその刹那、不意に此方へ伸ばされた掌が頭上に載せられた挙句優しい手付きで撫で付けられると驚愕に大きく目を見開き瞠目して。両親の期待は常に兄にばかり向けられ、そんな兄はヴァイオリンを奏でることにしか興味がなくて、己に必要以上の関心と情念を抱く者はこれまで一人として存在しなかった。だというのに、よもや初対面の人間にそれを為されて──フォルカーはどう振る舞うのが正解なのか、そして自分がどうしたいのかが理解出来ず、「……なんで、こんなことするんだよ」振り払うことなく顔を伏せ、弱々しい声音でそう問い掛けることしか出来なかった。──やがて、差し出された嫋やかな手指。それを確と目に止めると利き手を持ち上げるも幾らか躊躇い、大いに逡巡して、「その……本当に、守ってくれるんだろうな?」先程の彼の発言を引き合いに問い質す。信用していいのか警戒する気持ちと、今この場に於いて頼れるのは彼しか居ないが故に信頼を寄せたい気持ちとの板挟みに揺れ動く葛藤が、その声と遠慮がちに掌へと指先を乗せる所作に如実に現れていて。)



(/こんばんは。先日は暖かいお言葉と共に参加許可をくださりありがとうございました。拙文ではございますが、今宵もどうぞ宜しくお願い致します。/蹴り推奨)



  • No.43 by ゴルド・バル  2021-04-30 20:16:50 



>>42
>>フォルカー様

おや?結婚をご存知ありませんか──、割とどの世界にも、共通の概念と思ったのですが。それならば、こう言い換えましょう。一生の番となる行為なのだ、と。
( 少々意地の悪い答を用意したのは誰が為か。言うまでもないこと、自分の都合の良いように事を運ぶため。間違っても愚鈍とは言えないが、周章狼狽といった様子の少年の思考を誘導するには適しているかと目論んでいるのも事実。つまるところ打算と目的によって動いているのが眼前の髪を撫でる手であるのだが、なるほど、彼の様子を見るに、某かの心の琴線に触れたようであった。「 ……どうか、しまし…… 」見開かれた目に問いかけを重ねようとした刹那、少年期らしく潤いを含んだ弱く悲しい声が、自身の行動に対しての解を求めていることを捉えた。" なんで "───理由としては数あれど、そのどれも、" 到底彼の心を納得させられるものではない "としか思えず。「 ……。僕は貴方を大切に思っています。大切なものは大事にするべきです。その為の努力は惜しまないつもりですよ……。今はね、貴方を大事におもてなしするための準備として、少しでも安心してもらいたいんです 」はぐらかしを含んだ言葉を投げかけながら、目線を合わせて片目を瞑る。言わずもがな、お茶目さの演出として。「 ええ勿論、僕が貴方を守らないで、何が婚約者と名乗れましょう。 」控えめに触れ合った指先の温もりを確認しては、任せろ、というように高らかな宣言を。するりと絡ませるようにして掌を絡ませれば、もう片方の腕を腰に回してエスコートの体制を取る。「 出口までご案内しますよ 」出口はここからでも瞭然として確認できるため、本来案内の必要などないのだが、この機会を逃してはなるまいとするように光指すそちらに向けて一歩踏み出し )



  • No.44 by フォルカー・バルデンヴィッヒ  2021-04-30 20:57:00 




>43 / ゴルド様


……出会ったばっかりの相手にそんなこと言うなんて、やっぱり変わってるな。
(言葉を選んでくれているのだろう、暫しの沈黙の後、耳朶に触れたのは何処までも優しく包み込むような穏やかな声だった。見上げた視線の先でお茶目にもウィンクをして見せる相手の気遣いは彼自身の発言を裏付けるかのようで、頑なな心を解きほぐすそれに口先からはそんな悪態めいたものが零れ落ちるもかんばせには無意識に細やかな微笑みさえ浮かんでいて。「そういうことは、本当に大切な人に言ってあげなよ。貴方なら引く手数多でしょ」冗談めかして告げた言葉は、半ば本気でもあった。見目麗しい彼の容姿も紳士的な立ち居振る舞いも、男女問わず見る者を魅了して止まないだろう。そんな彼に自分が相応しいとは、やはりフォルカーは思えなかった──の、だが。「あ……あの、さ。そんなことまで、しなくていいよ。僕、ちゃんと歩けるから」彼と自身の五指が絡まったと思った次の瞬間、しなやかな片腕をも腰に回されてしまうと自然と近まる距離感にどくんと一つ心臓を高鳴らせ、彼が進む歩幅に合わせて自らも出口に向かって足を運びつつ、戸惑いを隠しきれない様子で大仰にも思えるその所作について言及する。少なくとも、フォルカーの記憶には未だかつてこのような扱いをされた覚えなどなかったのだ。)



  • No.45 by ゴルド・バル  2021-04-30 21:25:02 




>>>>44
>>>フォルカー様

( 諸々の所業を含めて、自身は到底微笑みを向けられるに値しないと考えていたとはいえ、やはり待ち焦がれた" 彼 "から笑み返されるのは無上の喜びであった。小憎らしい非難も彼の前では、一種それを引き立たせる彩りでしかない。「 僕は……変わっていますか?焦がれに焦がれた待ち人がやっと来てくれたんです、あまり不思議な心の動きではないと思いますよ 」───さて、どうやら自身にとっての" 大切な人 "から、少年は自分を除外したようだった。少年の皮肉よりも引っ掛かったのは自己を軽んじた言葉、例えそれが無意識であるにせよ、本気の感情を躱されるのは不服である。それの意味するところは、少年よりも幼い自己中心的な思考による感情論。背丈に見合わぬ執着と情をちらりと見せながら、もう一度己が待つものは誰だったかを強調して。「 ─────ん? 」訴えは一文字で一蹴した。彼がどのような羞恥に苛まれようと、己にとっては関係のないこと、否、望むところなのである。決して急かさぬように、しかし手放すつもりはないと言うかのごとく腰に回した手の力を強めて。踏みしめた地面が十三を数えない内に出口の扉の一線を跨ぎ )


(/失礼します!選択肢が発生致しました。下記よりお選びください。

▼ゴルド・バルの家へ
▼チャペル周囲の散歩
▼逃げ出す)





  • No.46 by エマ・レイノルズ  2021-04-30 22:01:26 




>7

(気を失ってから、どれほど時間が経ったのかは分からない。一瞬だったような気もするし、随分長い間意識を手放していたような気もする。ともあれ、鐘の音が鼓膜を揺らし重い瞼を持ち上げるなりコーラルピンクの瞳に飛び込んできた光景に、驚く余裕もなかった。ラッパを奏でる天使の像に、眩い光を反射する壮麗なステンドグラス。背後に聞こえる薄い紙が捲れるような音も、全てが意識の外で鳴っているようだ。広大なチャペルの空間に圧倒されているうちに、見覚えのない、ブロンドヘアの男性が目の前に現れた。「……だぁれ?」暫くぶりに声を発したのか、呟きに似た問いかけは少し掠れていた。眼前に跪き手を差し出す彼は何とも幻想的、それていて親しげで、私ははなからこの世界の住人、更に言えばプリンセスだったのだろうかと間抜けな錯覚さえ起こしそうになる。まるで夢の世界のような美しい景色と男性に魅力され言葉を失っているうち、合点がいったようにパチンと両手を合わせる。まるで夢のような、ゆめ、ユメ___「そう!夢!私ったら朝からあちこち走り回って疲れちゃったんだ!」両手で頬を包んでキャッキャとはしゃぎながら、一息に続ける。「じゃなきゃおかしいもの。私が"姫"だなんて」事実として否定はするものの、ずっと憧れていたプリンセスの気分を一時でも味わえ、満更でもない様子で頬を緩めて。それに本当に夢の中なら、好き勝手したところで誰にも怒られないだろう。満を持した表情で、いかにも"王子"らしいその人物の手を取って) はじめまして、私はエマ。あなたのお名前は?

(/お久しぶりです、先日は大変短い時間でしたがお相手いただきありがとうございました!もし宜しければ続きからお話していただければと思います。)



  • No.47 by フォルカー・バルデンヴィッヒ  2021-04-30 22:34:29 



>45 / ゴルド様


そう……、なのかな。僕には解らない。大人の感情なのかもしれないね。
(あくまでもフォルカーのことを待ち人だと主張してみせる青年の有無を言わさぬ強情さには最早反論を挟む余地などなく、理解を放棄するという子どもながら安易な選択を取ることにすれば自身とは程遠い" 誰かに焦がれる "という気持ちについて素直に首を傾げるけれどこれ以上執拗に追及することはせず、ただそれが己の胸に湧き出ずるのはまだ先になりそうだと解釈を示すに止めて。しかし、「えっ、と……聞こえなかった?僕はね、自分の足でちゃんと歩けるんだよ。目だってしっかり見えるし、耳もちゃんと聞こえる」言葉にすらなっていない一音の下に一蹴されてしまうと柔らかい態度とは裏腹な強引さを垣間見せられた気がして、けれども此処で引き下がる訳にはいかないと次第に赤く染まり上がっていく頬を自覚しつつもう一度、今度は先よりも声量を上げ語気を強めて主張していく。もしかすると彼は己の年齢や身体能力について誤解をしているのかもしれない、だから大袈裟にエスコートをされているのだと考えながら二人でチャペルの敷居を跨ぐ。外からの眩しい陽気に一瞬双眸を細くして、やがて目が明るさに慣れてきたところで周囲を見渡すと見慣れぬ景色に瞼をぱちぱちと開閉させる。「それで、ゴルドの家はどっちなの?」一先ず、この気恥ずかしい密着状態から解放されるには一刻も早く目的地に到着する必要がありそうだ。その一心で素朴な疑問を投げ掛けて。)


  • No.48 by ゴルド・バル  2021-04-30 22:37:42 




>>>>46
>>>>エマ様

……、姫様
( 寝起きの艶を含んだ声に近いような、かさりとした響きが鼓膜を打ち、ただでさえ甘ったるく緩んだ目尻が更に弛緩する。彼女の声を逃すまいとしてか、全く自身の耳はこれ以上ないくらいに音を拾おうとしていたのだ。未だ夢見心地の様子のお姫様、これが夢ではなく確かな現し世と言えど、姫であることを受け入れてくれるならば幸いと言えよう。軽やかに両手を合わせて独り言、「 ……疲れていらっしゃるのですね。それは大変、すぐにお休みになられますか? 」邪気のない様子には小首を傾げて労りの言葉をかける。年頃の娘らしい華やかさを手折ってはならない───などという気遣いではなく、単に彼女の体調を案じたがためであって。「 姫様、姫様が姫様であることは、何にも可笑しくありませんよ。その証拠にほら……貴女はここに降り立った 」取られた手を軽く一度握り合わせては膝を曲げ、全くブレることなく背を伸ばし。彼女を見下ろす体勢から表情を隈なく見つめ、やはり恍惚とした顔を維持しながら数度頷く。「 エマ様、僕の名前はゴルド・バルです。どうぞお好きなようにお呼びください 」貴女の忠実なしもべでございます、と、大真面目に言い切って )



(/お久しぶりでございます、またこちらを訪れて下さってとても嬉しいです!お相手させて頂けること、心より幸せに思います。それでは、次の機会まで、宜しくお願い致します。※蹴り可)



  • No.49 by ゴルド・バル  2021-04-30 22:54:23 




>>>>47
>>>>フォルカー様

( 譲歩をさせてしまった。その事実に対する多少の良心の咎めはあれど、しかしながらこちらの主張は譲れるものではなく、また彼の言う様な見解を持ってくれているならば好都合でもあった。端的に言えば自分は、ずるい大人であるのだろう───、少年の考えを捻じ曲げようとし、誑かそうとしているのだから。「 大人の感情……、そうですね。フォルカーも、大人になれば分かるかも 」大人にする気はあるのかと聞かれれば、今の自分では否を唱えるだろう。純真な情を持ち合わせている彼の心に響く" なにか "を、まだ見つけていないのである。つまりは我儘、それに盲目的な慕情による意地の張り通しで。「 ええ、貴方が健康で健全な体を持っていることは分かりましたとも。けれど僕は、貴方が心配でならないんです。ですからこれは貴方を助けているというよりも、僕が安心したい……というだけのこと。受け入れてくださいませんか…? 」しっかりと主張を聞き届けた上で、自身の我をやんわりと押し付けて。隣の体温を愛おしいと噛み締めながら、揺らす風にともに目を細め。「 " 今日は "あの樹の下にあるみたいです……、すぐ近くですから" 大丈夫 "ですね 」場所はどこかと尋ねる声には、いくらか曖昧な含みを孕んだ解答を。流石に外でのエスコートは歩きにくいかもしれないと、ようやっと腰の手を外しては、先導をするように彼の前に立ち )




  • No.50 by エマ・レイノルズ  2021-04-30 23:01:53 




>48/ゴルド・バル様

___ううん!走りっぱなしなのはいつものこと、っていうか。
(己の体調を気遣う言葉に咄嗟に首を横に振るが、すぐにありがとうと礼を述べて。目の前の彼はエマが姫であることを否定しないどころか、むしろその不可思議な事実をこの空間に持ち込んで来たのは彼の方だった。その上証拠などと言われれば、ただの単純な町娘ならその気になってしまうではないか。彼が膝を伸ばし立ち上がると形勢逆転、今度はこちらが見下ろされる形になる。程良い身長差に心地良さすら覚えながら、この夢が覚めてしまわないうちに隅から隅まで堪能しなければと焦る気持ちが己の積極性を駆り立てて。「ゴルド・バル……あなたはゴルド・バル、ね。」耳に慣れないその名前を頭に刻み込もうと復唱し「あなたのお友達はあなたのこと、なんて呼ぶの?私も同じように呼びたいな、親しみを込めて。」にっこりと絵に描いたように口角を上げてそう言う。しかし次に彼の口から流れるように聞こえた単語に一抹の違和感を覚えて「しもべなんて、おかしなこと言うのね。あなたの方がずーっと、王族に相応しいように見えるけど。」彼の爪先から頭まで一通り見回してから、こくりと頷いてそう述べ)



  • No.51 by ゴルド・バル  2021-04-30 23:21:22 




>>>>50
>>>>エマ様


成程。お転婆な姫様……" それでこそ "、姫様ですね。
( 素直で率直な気性らしい彼女の言動は、対峙する者に素朴な好感を覚えさせるものであった。加えて自身にとっては、明朗なその心根こそ芯を捉えるものであって。即座に礼を述べられたことには多少" 驚いた "ものの、懐かしげに綻ばせた頬からは喜色が多分に感じられる。「 そうですよ、姫様。取るに足らぬ者の名ではありますがね 」己の名を繰り返す鈴の音の如き清廉な声、堪能するのはこちらだとばかりの満足を滲ませて。加えてこちらに向けられた興味には面食らったように眉尻を上げて「 お友達?……、お友達と呼べる者は……。 」そこまで言いかけて、ハッと気付いたように手で口を覆い。「 ……バル、ですかね。 」歯切れの悪い返答はしかし、短く放るような響きがあった。それはささやかな抵抗のように感じられるかもしれないが──詮無いことである。「 それは、僕の在り方がそうであるからですね。僕は確かに王の地にいるけれど、彼らの血を引いてはいません 。ですからやはり、貴女の従者で間違いないのですよ 」問いかけには禅問答のような……いやそれよりももっと俗な、謎掛けを重ねたような返答を口にする最中、揺らした瞳を隠すかのように、頭上の王冠を直すフリをして。 )



  • No.52 by フォルカー・バルデンヴィッヒ  2021-04-30 23:39:40 




>49 / ゴルド様


ん……、そっか。わかった。ゴルドの好きなようにして。
(自身の主張に理解を示しながらもなお譲れないものがあるらしい彼の唇からやんわりと、しかし確かに頑とした言葉が紡ぎ出されれば一度深く呼吸をして乱れる心を落ち着かせてから小さく頷いてみせる。青年がその行動の心理について詳らかに説明をしてくれるのは己と真摯に向き合ってくれているからなのだと、今はそう信じることにしたのだ。「でも、程々にして欲しいかも。じゃないと、──」しかし、続く言葉は噤む他なかった。果たして自分が何を告げようとしているのか明確に把握出来ていない上、何を口にしようともそれはきっと更なる羞恥心を煽るものにしかならないような気がして。「……" 今日は "?いつもは、違うところに住んでるとか……?」返ってきたのは少し要領を得ない曖昧な答えで、まるで自宅が複数あるかのような発言に疑問を抱いてしまうけれど、その可能性もないとは言い切れない。だって今手を繋いでいる青年は、如何にも王子様というような風貌なのだから。)



  • No.53 by ゴルド・バル  2021-05-01 00:15:25 




>>>>52
>>>>フォルカー様

……聡明なお姫様。年に似合わぬ賢さですね、貴方は
( 先刻も告げただろうか、彼は凡そ同じ歳の子では及びもつかないくらいに達観していた。自分がそう思うだけかもしれないいが、何にせよ己は何も知らない。彼が心を落ち着けるために行った深呼吸すらも、どこで会得したものか分かりはしないのだ。「 ……。はい、分かりましたとも、僕の姫様 」程度の減少を願った言葉はしかし、きっと己と似たりよったりの理由なのだろうと当たりをつけて。真実がどう有れど、今はただ彼の言葉が明確に形成されるのを待つばかり。そしてそれは自身にも言えることであった、ただし蜜月を作るためには内に秘めておくべきと考えているのもまた真実で。「 家は気まぐれですからね。日によって場所が違うんです、そう困りはしませんよ 」彼が己を見上げて問うのは家屋の在処、移動する家などという日常が受け入れられるかは定かでない。まあ己が普通に暮らしているのだから、さしあたっての面倒はないだろう……。 )



───────


さあ、お掛けください。
( 全体的な印象は恐らく、" 黒 "であろうか。所々に金の意匠があしらわれており、それは角々とした建築とは違い完璧な円が重なり合っている抽象画に近いアクセントであった。視線を落とせば両脇には小さな花壇と立て看板。今日花壇に咲いている花は赤と白のシクラメン、正しくはシクラメンに近い艶やかな花になる。金に輝くドアノブを開けば階段まで続く赤いカーペットが目に入るだろうが───応接間まで導いた彼に、最早それは関係のないことであろう。彼をすっぽりと覆いこんでしまう程の大きさの椅子がおよそ二十脚、それらが囲んでいる彫り細工の長机。敷物は深い赤で、埃一つ落ちていない。どこにでも好きな場所に、などど微笑んでいれば彼は困らないだろう───と検討外れな算段をしつつ、自身は彼の座るのを見届けるために立ったままで )




( 一先ず区切りとして、場面回収させて頂きました。上の文は蹴ってくださって構いません )



  • No.54 by どこかの兄弟  2021-05-01 00:33:44 




( /募集を停止いたします。覗いて下さった方、訪れて下さった方、ありがとうございました。それではまた、チャペルに鳥が訪れたとき。 )


  • No.55 by どこかの兄弟  2021-05-04 17:04:56 




【 世界の案内板 】

▼世界と地図     (>01
▼彼らのこと     (>02
▼エンドと注意・登録 (>03) 
▼PFとコピペ    (>04
▼追記        (>21


【主演の皆様】

▼ エマ様      (>06)4/20
▼クレア様      (>13)4/21
▼フォルカー様    (>26)4/26



君も災難だね──、僕らなんかに捕まっちゃってさ。

(/募集を開始致します。ご興味がありましたら、どうぞ気軽にお立ち寄りください)



  • No.56 by クレア・バーキン  2021-05-04 19:33:39 






 >36 / フール


……そう、なら良かった。
( 髪を撫でる手に緩く表情を緩め、その手に軽く擦り寄るようにして。「 大丈夫よ、少なくともフールは " 私 " を見てくれてるでしょ 」もし自身を通して違う誰かを見ているのだとしても、家柄だけしか見ていない人よりかは幾分もマシ。そんなことを告げる気はさらさら無いが何かしらが伝わってしまうやも知れない。無論そんな事を気にする余裕も無いのだが。「 もしもの話よ、フールだってずっと私に付きっきりって訳にはいかないでしょ? 」表情だけで心外さが伝わってくる彼の様子に小さく噴き出して。特段何も気にせずに告げたものだが果たしてどう伝わっているだろうか。「 ふふ、エスコートお願いね 」彼に連れられるようにしてチャペルの外へと。眩しいくらいの陽光に何度か瞬きを繰り返した後、視界に広がる外の世界に気を取られていればチャペルの扉が閉まったことに気づく事は無く。右の方面へと足を踏み出したと思えば直ぐにゆったりと止めた歩みに僅かに遅れながらも足を止めて。「 あいつら…ってことは、フール以外にも何人かいるの?…と言うか、家が気分屋って… 」彼にとっては雑談の延長線なのだろう、変わった様子は見られないものの自分にとっては不可思議な事で。家が気分屋で位置が変わっているなんて、そんな生きているような事なんて有り得る訳がない。そう続けようとしたが此処は自分の住んでいた世界とは違うのだろう、端から否定するのも何か違う。そう思い至れば隣を歩く彼の横顔を見上げるだけにとどめて )


( / お世話になっております、本日もお時間の許す限りお相手をしていただければと思います。どうぞよろしくお願い致します! / 蹴り推奨 )




  • No.57 by フール  2021-05-04 20:22:00 





>>>>57
>>>>クレア様

( 今日だけでいったいどれくらいの温度を受け取ることができただろう。頬からかすかに感じる熱への動揺は一瞬、飄々とした調子を崩されれば見えてくる本音はいかほどか。「 ……お前は、ずいぶんと大人だな 」問いかけにもちろん、と返すには、未だ自信が足りず。代わりの言葉として選んだのは、いささか諦観を含んだ彼女の様子への言及であった。それじは労わるようでいて、その実はぐらかしをうまく包んだものでしかなく。かと言ってすべてが保身からくるものでもなかった。自己保身以外に何があるかといえば、やはり相対する” 彼女 ”への、尽きぬ興味と胸を打つ何かで。「 四六時中見張ってるかもしんねーぞ。トイレ以外はずっとな 」どうやら彼女の言葉はお茶目な冗談と取ってよかったようだ。しかし元来素直に引き下がれない性格が己を構成するものであり、もはや癖といってもよいような余計な一言を付け足して。「 任せろ。いい天気だな 」エスコートなど慣れていないけれども、道案内なら得意分野だ。奇怪なこの世界ですらも、自分は道に迷ったことなどないのである。迷わせることなら───いや、とそこで思考をとめて。「 そうだ。今は俺含めて四人。そのうち会うことがあるかもしれんが…うん、特に危険なことはねえだろ 」上目に見上げられるその顔に不安は感じられないが、ここで無用な心配を煽るのも意図するところではない。危険を伝えるのは遭遇した時でよい、いや、己が守れば良いだけの話と、方針を固める。「 あんまり一か所にとどまっとくのも飽きるんだろうよ。それに今日はお前が来たからなあ、張り切ってんだろうな 」十数歩歩けば所々に土が跳ねたキャンピングカーが見えるだろうか。それはキャンピングカーというよりも二階建てのバスの大きさに近く、背後の木々を覆い隠しており。「 ほら、待ちきれなくて来ちまったみたいだ。これは俺の暮らしてる場所でな 」小道の横にするりと姿を現したそれに近寄っては、紹介するようにコンコンと扉を叩いて )






  • No.58 by フール  2021-05-04 20:26:10 




>>>>57
>>>>クレア様

( 今日だけでいったいどれくらいの温度を受け取ることができただろう。頬からかすかに感じる熱への動揺は一瞬、飄々とした調子を崩されれば見えてくる本音はいかほどか。「 ……お前は、ずいぶんと大人だな 」問いかけにもちろん、と返すには、未だ自信が足りず。代わりの言葉として選んだのは、いささか諦観を含んだ彼女の様子への言及であった。それは労わるようでいて、その実はぐらかしをうまく包んだものでしかなく。かと言ってすべてが保身からくるものでもなかった。自己保身以外に何があるかといえば、やはり相対する” 彼女 ”への、尽きぬ興味と胸を打つ何か。「 四六時中見張ってるかもしんねーぞ。トイレ以外はずっとな 」どうやら彼女の言葉はお茶目な冗談と取ってよかったようだ。しかし元来素直に引き下がれない性格が己を構成するものであり、もはや癖といってもよいような余計な一言を付け足して。「 任せろ。いい天気だな 」エスコートなど慣れていないけれども、道案内なら得意分野だ。奇怪なこの世界ですらも、自分は道に迷ったことなどないのである。迷わせることなら───いや、とそこで思考をとめ。「 そうだ。今は俺含めて四人。そのうち会うことがあるかもしれんが…うん、特に危険なことはねえだろ 」上目に見上げられるその顔に不安は感じられないが、ここで無用な心配を煽るのも意図するところではない。危険を伝えるのは遭遇した時でよい、いや、己が守れば良いだけの話と、方針を固める。「 あんまり一か所にとどまっとくのも飽きるんだろうよ。それに今日はお前が来たからなあ、張り切ってんだろうな 」十数歩歩けば所々に土が跳ねたキャンピングカーが見えるだろうか。それはキャンピングカーというよりも二階建てのバスの大きさに近く、背後の木々を覆い隠しており。「 ほら、待ちきれなくて来ちまったみたいだ。これは俺の暮らしてる場所でな 」小道の横にするりと姿を現したそれに近寄っては、紹介するようにコンコンと扉を叩いて )



(/少々誤字がありましたので、訂正させていただきます。)





  • No.59 by フォルカー  2021-05-04 20:28:29 




>53 / ゴルド・バル様


(見慣れぬ黒い建造物を前にして、フォルカーは素直に感嘆の吐息を零した。およそ現実ではあり得ないような曲線を描くそれは少なくとも自身の屋敷にはなく、そして近隣にもこのような建物は存在していなかった。いっそ芸術品めいた其処の出入口の左右を彩るのは色鮮やかなシクラメンの花。しかし花壇に目を奪われたのはほんの束の間で、黒い建物の主であろう青年が金のドアノブを捻り扉を開けた先に広がる真紅のカーペットやその他の意匠、調度品などに目を奪われつつも連れられるままにやって来た応接間らしき部屋はとても広く、小柄な己など容易に埋もれてしまいそうな大きな椅子がずらりと並ぶ異様な光景に目を瞬かせて愕然としていたのだが、そこに耳朶に触れた彼の言葉に「好きなところにって……、何処に?出来れば、君と話しやすい場所がいいんだけど」包み隠さず困惑を露わにした。会話を交わす際に顔が見えないという事態は、今の不安定な精神状態では可能な限り避けたいところ。そういった意味も込めて自らの意思を告げて。)


(/先日はお相手をありがとうございました。今夜も、何卒宜しくお願い致します。/蹴り可)


  • No.60 by ゴルド・バル  2021-05-04 21:08:16 





>>>>59
>>>>フォルカー様


( 「 これは失礼しました……、それもそうですね。では、…こちらに。 」彼の言葉に一度目を瞬くと、改めて己の気遣いの足りなさを自覚しては恥じたように咳払い。もてなすことに向いていないある種の不器用さは隠していたつもりだったのだが、やはりメッキが?がれるのは早いようで。言葉とともに彼に一番近い椅子をひいては” どうぞ ”と示すかのように目線で促して。もしも彼がその席に坐したのならば、その向かいの席を己の指定として座ろうか。実のところ隣席でよいかとは思ったのだが、彼の警戒を完全に解いているわけではないことも理解していた。かといってあまり離れるのも、” 話しやすい場所 ”という希望に沿うことができなくなる。彼の顔の良く見える真正面で「 そうだ、お茶をお出ししなければなりませんね。喉が渇いたでしょう? 」言うが早いか、自身の耳元で二回両手を打ち合わせて。小気味の良い音が響いた瞬間、机には金の縁取りのされた白色のティーカップが二つ、姿を現すだろう。あたたかな琥珀色の液体が揺れるそれは、ほのかな甘みのある匂いを放つはずだが、果たして彼の記憶に該当する香りであるかは定かでない。自身はといえばためらいもなくカップの縁に口をつけ、「 おいしいですよ? 」なんてのんきに微笑んで。「 さて…。落ち着いたなら、貴方が知りたいことを聞かせてください 」ソーサーにカップを戻し、リラックスした態度で向き直って )




[PR]リアルタイムでチャットするなら老舗で安心チャットのチャベリ!
ニックネーム: 又は匿名を選択:

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字 下げ
利用規約 掲示板マナー
※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※必ず利用規約を熟読し、同意した上でご投稿ください
※顔文字など、全角の漢字・ひらがな・カタカナ含まない文章は投稿できません。
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください

[お勧め]初心者さん向けトピック  [ヒント]友達の作り方  [募集]セイチャットを広めよう

他のトピックを探す:オリジナルキャラなりきりチャット







トピック検索


【 トピックの作成はこちらから 】

カテゴリ


トピック名


ニックネーム

(ニックネームはリストから選択もできます: )

トピック本文

トリップ:

※任意 半角英数8-16文字

※トリップに特定の文字列を入力することで、自分だけのIDが表示されます
※メールアドレスや電話番号などの個人情報や、メル友の募集、出会い目的の投稿はご遠慮ください
利用規約   掲示板マナー





管理人室


キーワードでトピックを探す
初心者 / 小学生 / 中学生 / 高校生 / 部活 / 音楽 / 恋愛 / 小説 / しりとり / 旧セイチャット・旧セイクラブ

「これらのキーワードで検索した結果に、自分が新しく作ったトピックを表示したい」というご要望がありましたら、管理人まで、自分のトピック名と表示させたいキーワード名をご連絡ください。

最近見たトピック