亡命者 2021-03-30 02:11:55 |
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「夏は蒸すから嫌い。あと日に焼けるし蝉うるさい」
「かき氷?いーわ。甘いの無理だし」
「……これで……終わりに、しよ……?」
【名前】古賀 瑞樹( こが みずき )
【性別/年齢/身長】女/18歳/159cm
【性格】基本的に物事に対する関心が薄く消極的。「だるい、めんどくさい、興味ない」が口癖で、怠惰に生きている。無愛想で突っ慳貪な言動が目立つが、素直になれない寂しがり屋でもあり、不器用なところがある。
【容姿】セミロングで紫がかった茶髪。猫のような円いつり目は、眠いのか覇気がないのか、いつも瞼を重そうにしている。瞳の色はダークブラウン。嬉しいや楽しいといった感情よりも、腹を立てたり面倒くさいといった感情の方が顔や態度に出やすく、本人も隠す気がないためあからさま。
【備考】幼い頃から、いつも二言目には文句を垂れつつも幼馴染に付いて回っており、進学先も幼馴染に合わせ、それに伴い田舎を離れ一人暮らしを始めた。夏休みの間だけ帰省するのも幼馴染に連れられてのこと。甘いものが苦手。
【指名/年齢】ラストデイ/享年17・ループ下18歳
【関係性】幼馴染
【開始文】
[ 8月24日 / 昼 ]
夏は嫌いだ。体を焦がす勢いで眩しく照りつける太陽に、湿気を孕んだぬるい風、耳障りな蝉の声。汗に滲んだ服がべったりと肌にまとわりつくあの感覚が大嫌い。古賀瑞樹は暑さに赤らんだ顔を顰めながら、陽炎に揺らぐアスファルトを重い足取りで歩いていた。辺りは見渡す限り田畑や山々の緑に囲まれ、広い間隔を開けてぽつぽつと家が建っている。人とはすれ違わない。年に一度、夏休みの間だけこの田舎町に帰省する。理由はない。強いて言えば、幼馴染に連れられてといったところだろうか。今年はその幼馴染の一周忌に合わせて戻ってきたのだが。去年起きた通り魔事件。八月の末、不運にも幼馴染は事件に巻き込まれ亡くなった。あれから一年が経つが未だに信じられない。隣にはもう誰もいないというのに、つい癖で彼女の分を空けて道の端を歩いてしまう。額に浮かびあがった汗の玉が頬を伝う。
ちりん、ちりん。ふと、どこからともなく風鈴の音が聞こえた。太陽から避けるように俯けていた顔を上げると、いつの間にか目的地である幼馴染の家の近くまで来ていたらしい。ちりん、ちりん。目を疑った。燃え盛るような赤い髪、白いワンピースにデニム姿、手首には三本のミサンガをした少女が立っている。見間違えるはずもない、それは紛れもない幼馴染の姿だった。
「……は?」
非現実的もいいところ。目の前の奇妙な光景に思わず素っ頓狂な声が出た。
ああ、暑さで頭でもやられてしまったに違いない。こんな都合のいい幻覚まで見せてしまうなんて。本当に夏ってやつは大嫌いだ。
(/ご回答頂きありがとうございます。ラストデイさんですが、享年17、ループ下では+1歳して同学年になるようにしました。通り魔事件の犯人は捕まっている設定でしょうか?また、今回は小説ロルとなりましたがPFやロルなど相性が合わないと感じられた場合、遠慮なく仰って下さい。)
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