梨花 2021-03-18 09:01:48 |
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優稀「っ…(顔を俯く)」
陽斗「………」
夏希「え…な、何?どうしたの?何か気に触ること言っちゃったかな?」
陽斗「いや、別にお前は悪くねぇよ…ただちょっとな…」
冬弥「…レオンの身に、何かあったのか?」
ヘルガ「いや、やらなくていい。あれなら...私の射程内だ。(そう言って一瞬にして結界を広げると近くにあった公園のベンチに触れてひったくり犯の持っているバッグと入れ替える。するとひったくり犯はあまりの重みに引っ繰り返りそれを近くにあった太めの木の枝と入れ替えて捕らえる。)」
ビビバスKAITO「え…?」
音羽「それって…」
陽斗「…そのまんまの意味だ。レオンは…死んだんだよ」
ビビバスMEIKO「(カフェオレを入れる手を止める)…レオン君が…死んだ…?」
杏「死んだって…は?レオンが?」
彰人「あいつが死んだって…寿命はまだ2ヶ月も先の筈だろ!!!」
優稀「…殺されたんだよ…心臓を、破壊されて…」
彰人「心臓を…破壊された…?」
ビビバスレン「なんだよ、殺されたって…意味、わかんないよ…!」
ビビバスリン「け、けど、レオン君は夏希ちゃんの事を生き返らせたんだよ?だ、大丈夫だよ!きっと、レオン君も生き返って───」
陽斗「それならもう生き返っててもおかしくねぇだろ。そもそも、蘇生魔術は禁忌にも等しい魔術だ。知ってる奴も限られてる」
杏「てことは…もう、レオンは…生き返らないってこと…?」
謙「…穏やかじゃねぇ話だな…」
優稀「それ…と…トーカちゃん…なんだけど…トーカちゃんは、スカーレットとの戦いで…両目の視力を、失ったって…」
杏「!…え…トーカが…?」
恕足「…さて、辰致さん。僕はそろそろ失礼しますね。皆様とも会えましたし、後は戒さんに挨拶するのみですから~(先ほど置いた荷物を持ち直し)そうそう、僕が居ないときは彼を呼んでくださいね~。名前さえ出さなければ何時でも何処でも駆けつけますから……それでは桐花さんとケイさんも、どうかお元気で~。またすぐに会えると思いますが~」
伊豆「あ…(相手が一瞬にして捕まえてしまったのを見ると、絵を描く手を思わず止めてしまい)…うん。そうだったね、ありがとう。昔の癖がまだ抜けてないんだ…」
恕足「ふふ、辰致さんこそ。それでは、また会いましょう(一礼してから病室から出ていき)……さて、少し休めるところを探しましょうか。何だか体が重くなってきました…」
音羽「ちょっと待って、じゃあスカーレットは…」
優稀「完全ではないけど、スカーレットの事は止められた。でも…トーカ…ちゃんは…(拳をにぎりしめる)」
謙「…そうか…あいつ、戦ったんだな…」
優稀「ごめん…私がもっと、強かったら…!私がみんなを守れるぐらい、強かったら…!」
夏希「なんで優稀ちゃんが謝るの?優稀ちゃんが殺したわけじゃ───」
優稀「殺したんだよっ!!!!!!私が!!!!!!!」
夏希「!」
杏「優稀…?」
優稀「私は、二人のことを守れなかった。ブレイダーは、守る事が使命なのに…私は、守ることができなかった。犠牲を出さないために、ブレイダーになったのに…私が、殺したも同然なんだよ。守れなかったってことは、そういう事なんだよ」
陽斗「優稀、お前…」
彰人「…おい、お前優稀っつったよな。一体何様のつもりなんだよ。どの面下げてそんな偉そうな事が言えんだよ」
優稀「え…?」
彰人「この世界に舞い降りた救世主様気取りか?あ?全部守らないと救世主様としてプライドが損なわれんのか?ふざけんなよ、ブレイダーだかなんだか知らねぇがてめぇが言ってることは勝手なエゴなんだよ。じゃあなにか、お前は戦争も犯罪も全部止められるほどの力があるってのかよ。だったらその力を今すぐ使えよ。全知全能の救世主様なら出来んだろうがよ」
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