僕達はバディ（〆）

ありがとうございます。

（スタジオで女性誌の撮影。白いスーツを着てカメラの前でポーズを撮っている相手を見ながらボーッとテーブルで?づえをついていて。昨日は結局、喫茶店で大騒ぎになっちまったな…と思いながら少し反省モードでいると、スタッフから「じゃあタイガーさんお願いしまーす！」と声がかかり）…あ、はーい…（撮影って気分じゃねえなあと思いつつバーナビーの隣に立ち。「えっと、もう少し寄ってくださーい」と指示がはいるも聞いておらず）バニー昨日のケガ大丈夫か？ガラスで…結構深かっただろ（心配そうに覗き込む。「あのー、もっと寄っていただけますー？」）

虎徹さん、仕事中ですよ。集中して下さい(自分から相手に近より)

ん？お、おぅ（近い…と思いつつ、意識しないようカメラに視線を向け）

虎徹さん、表情が固まってますよ。ほら、リラックス(相手肩をポンポンと叩いて)

苦手なんだよ、こういうの…（ニカッと笑顔を作るが、カメラマンに「うーん、セクシーな男性特集なんですけどねえ」と首を傾げられてしまい）

虎徹さん、頑張って下さいよ。これじゃ時間がいくらあっても終わらないですよ。(無駄にイケメンオーラ)

頑張れったって…（キリッとしてみたりニヤッとしてみたり、もはやセクシーがゲシュタルト崩壊）……これヒーロー関係あんのかよぉ…

一応お仕事ですよ。(爽やかに笑い)

（カメラマンが溜め息をつき、休憩を提案し）…だっ…！ごめんバニー…セクシーな表情って言われたってわかんねえよぉ…

虎徹さん、教えてあげましょうか？(ため息をつき)

ぐっ…（悔しそうな顔をするが、これ以上現場に迷惑をかけるわけにもいかず）……教エテクダサイ…。

分かりました。(相手に近より唇にキス)

…っ！？っ、なにっ…（意図に気付きカメラを構えるカメラマンと、自分用に素早くスマホで撮影を始める女性スタッフたち）

教えて欲しいんですよね？今の顔とてもセクシーですよ(ニヤリと笑い)本当ならあまり他には見せたくないんですが仕事が終わらないのも困りますからね。

（パシャパシャとシャッター音が響き、タイガーとバーナビーってやっぱりそういう関係だったんだああとスタッフ全員が心の中で叫んでいて）…ばっ、ばっかやろ…！こんなんダメに決まってんだr（「はいオッケーでーす！完璧です最高ですごちそうさまでしたー！」ワッと拍手が起き）

良かったですね。これで終われましたよ(ニヤリと笑い)

（文句を言うに言えず赤くなったまま周りに挨拶し、相手の腕を引っ張り、逃げるようにスタジオを出てからクルッと振り向き）……ぜっっってぇおかしいと思われたぜ！？なにあいつらキッ…キス…してんの、って！！

それじゃ、ずっとスタジオに缶詰めになりたかったですか？

それはっ…！い、嫌だけどよ…（もとはと言えば自分のせいなのを思い出し、しゅんと落ち込み）