酸味 2021-01-28 11:41:47 ID:5990269b2 |
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>57 【小見坂 楓】
………ああ、そう。
(所詮理想論、夢物語、そう思っているのは事実だ。でも、自分も、深壊人になる前は__と考えようとして辞めた。希望を見ている人間を見ると頭が痛くなってくる。結局、希望を抱いた所で上手くいかないのだ、世界は上手くいかない。どれだけ努力したとて、どれだけ献身的に真面目になったとて。昔を思い出すのは_執着するのはもう辞めた筈なのにと思いながら、相手の言葉を半分聞き流すような形で素っ気なく返す。自分のオーラを弾かれればそれを瞬時に自分の首元へ巻き付けるように戻して。)
さあね…、死ぬほど現実が嫌なら30分後に勝手に死ぬんじゃない?
まあ、だからと言って幻想から強制的に離されても苦しいだろうけどね。
彼女、相当現実が嫌みたいだから。
(30分のリミットが今幻想を見ている彼女の暴走限界かそれとも命の限界かを訊かれれば、それも曖昧に返して。実際、自分の幻想から目覚めた時に死んでいる者はほぼいない。周りから暴走を止められているときに大きな深手を負わされれば別だが。しかし、その後、現実と幻想との乖離に耐え切れず、壊人になったり自殺したりするものは幾多も見てきた。だから、死なないかと言われれば本当にわからない。そう思いながら相手がまた分身すればやれやれ面倒な相手だな、と思う。どちらかが偽物なのだろうとは思いつつも、見分ける事すらも面倒だ。左右から繰り出された攻撃をさっとしゃがんで避ける。その際に、自身の髪の毛の先が切れれば、切れた方の槍が本物かと瞬時に判断すればそちらの方向に固く鋭い自身のオーラを伸ばして腹の辺りを切り裂こうとして)
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