酸味 2021-01-28 11:41:47 ID:5990269b2 |
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>>42 高峰律
「っそんな――君は鼠でもゴミでもないぞ!……あ、あぁ、どうもありがとう」
(『こんな所』にいた彼から発せられた言葉を、このような場所に居るのは自分くらいしかいなかったという卑下の言葉と受け取ったのか、慌てて首を横に振る。続いて彼の口から繋げられた労いの台詞にもやもやとした違和感というか不快感を感じながらも取り敢えず礼を返して。が、自分の言葉に何か言い返したいことがあったのか、 凄腕職人が作った仮面のような顔が笑顔から不快感混じりの表情に変わったかと思うとさも当然のように語り出す相手、突然の反論に少し驚くが大人しく主張に耳を傾ける。神妙な面持ちで聞いていたが、ふっと息を吐くと憐憫の表情を見せて)
「なるほど、他人のモノは自分のモノということか。可哀想に、きっと凄く飢えているのだろうな。その貪婪な根性、どうにか出来ないものか…」
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