誰かの残した手記 2020-12-07 02:07:08 ID:9c1004cee |
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【BAR・アシュリー(店内)/ダグラス、ジム】
>>エメリア・ヴォルド/シン・キスク
ダグラス「フッ…やっぱり元ご同業か、――その小僧を化け物の群れから救ったって言うんなら腕は確からしいな?この際頼りにさせて貰うぞ。何せ人が幾らいても手が足りん上に子供までいるんだからな。」
ジム「警官、なんて言うか類は友を呼ぶってことかねぇ…とりあえず宜しく頼むよ、エメリアにシン。」
(腕が立ち、非常事態にも慣れた動きが出来る現役の警官、それも場数はこなしているであろう警部補クラスのベテランが居るのは心強い事に変わりは無く、シンの方も荒事に対して割と適性があるというか修羅場は潜って来た様な様子だと壮年の私立探偵は外見上の認識を覚える、一方で、地下鉄職員の方は、此処へ唐突に飛ばされる前の生物災害騒ぎの際、最期に共に行動していたあの楽天家だが腕利きのラクーン市警の巡査を思い浮かべて…その警官が無事である事を内心で祈りながら今日は警官に縁のある日だな、とも思い)
>>大和守安定、 五虎退
ダグラス「そのカタナは飾りじゃ無いって訳だな――自分の身は自分で守れるならそれに越した事はない。――坊主は随分と寂しがってた様だから一緒に居てやると良い。」
ジム「ゴコタイは相当、アンタも含めた御仲間の事を心配してたからね。ヤスサダ」
(次に見たまんまサムライな美丈夫――軍服の少年が言っていた“仲間”の一人らしき彼、身のこなしから明らかに素人では無いらしいのは確かだが…一体どういう人物なのか、職業柄気にはなる、しかし今はそれどころでは無いので私立探偵は余計な詮索は避ける事にした。一方の地下鉄職員はとりあえず心細そうにしていた軍服の少年が多少は元気が出た事に内心安堵している。)
―――
>>BAR・アシュリー(店内)ALL
ダグラス「――皆が此処へ来る途中、何かしら目ぼしい建物や施設を見かけたりしたか?…いや、探索するにしても外がこんな状態じゃ闇雲に動き回るのは得策じゃ無い。――調べたい場所や気になる場所があったなら意見が聞きたいと思ってな。」
(そもそもこの土地の地図すら無いし、何より酒場に来る前までは化け物からの逃避行で精一杯だった為、かなりあやふやな状況だ。それゆえ提案や意見があるのなら聞いて置きたいと私立探偵は思った次第である。)
【図書館廃墟(屋内2F)/ゴードン・ヒラツカ、зомби×5】
ヒラツカ「(心※一度階下か上階へ向かうべきなのですが、あの方々は丁度階段の踊場付近に固まってしまっていて下手に近付けませんね…これは厄介な。)」
(本棚の影から様子を伺う壮年の民俗学者の視線の先には、やはり先ほどと同じ様にうわ言や呻き声を上げながらうろつくзомбиだらけである。――それらの内、数体は、上階から下ってくる誰かの気配に感付いたらしく動きを見せる。)
>>蛍丸
『Дай паёк, жрать хочется. Охота жрать, дай паёк, а?(配給をください、食べたいです。食べて、配給をして、え?)』
DOGON!
DOGON!
(薄暗がりから見る限りでは、下りて来た誰かは小学生位の背丈に、外套付きの独特の造りをした日本の古式軍服を着こなした灰色掛かった髪をした少年、そしてその背には何故か自身の背丈以上の長さをした一振りの大太刀を背負っている。――зомби達は水平二連式散弾銃を持った一人が発砲、碌に狙いも付けないが、バラけた散弾が少年に撃ち込まれる。同時に手に角材と金槌を持った二体がヨロヨロとした足取りで近付いていく。無論、相手を殺してその肉を食べる為である。)
>>クリス・K・竜崎
『 Сол.. Солдат..Солдат..Сол..Вперёд.(ソル..ソルジャー..ソルジャー..ソル..どうぞ。)』
DODADADADADADADADADADADADADADA!
(もう一方のAK-47を手にしたзомбиは階下から上がってくる誰かに条件反射的な動きで無造作に引き金を引く当然生ける死体故にまともに狙ってはいないが、下手な防弾装備では防げない7.62×39mm中口径ライフル弾の雨が撃ち込まれていく。)
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