誰かの残した手記 2020-12-07 02:07:08 ID:9c1004cee |
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>>大和守安定
エメリア
「…?他にも人がいたのか。…シン!そこはもういい、着いて来い!」
(デザートイーグルでの掃射の手は止めぬまま「異形」の足音とは明らかに違う異質な走る足音に耳を澄ませ、素早く目線を周囲に回すと青い着物の少年の姿を目線の端に捉えて銃の掃射音に紛れるように静かな声で呟くとまた目線を目の前の「異形」へと戻し、器用なことに銃口を向けながらステップを踏むように後退してその少年のことを追い)
シン
「え、ちょ…待ってくれよ、エメリアさん!」
(彼女から与えられた唐突な指令に反応できず一瞬困惑したように動きを止めるが霧の奥にうっすらと見えていた彼女の影が次第に遠ざかるのを見ると後を追うように「異形」の残骸を残したままその場を退避し、旗を揺らしながら彼女を追って霧の中を駆け抜けて)
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