鼠 2020-12-01 18:00:54 |
通報 |
▽ 世界観
__2067年8月。総理大臣射殺事件。 それは、「 日本革命 」と名付けた政府の新政策発表のため、国会議事堂前で総理大臣が国民へ声明を出している時だった。銃声と共に姿を消した総理。そして、国民が手にする全情報ツールが真っ黒に…
『 これは、日本国に向けた宣戦布告だ。
我らが求めるものは、咲き人( サキビト )の解放。要求に応えないと言うならば、次はお前らだ。 』
画面に映し出されたのは、猫の仮面と加工された声だった。
『 咲き人がどんな邪悪なものか、わからないらしいなあ。小僧どもが。 あれを世に放ちでもしたら、この国は崩れ落ちるぞ。 』
画面を見ながら笑みを溢す者。『 あんなのは人間じゃない。全て抹殺だ。 』 立ち上がり闇へと消えて行く。
『 いいか、どんなことがあっても咲き人を解放させてはならない。守る。 』
その者は拳を握り、カプセルの前に座る。
これは、[ 解放 ]を求める者と、[ 抹消 ]を望む者と、[ 守護 ]を決めた者の戦いだ。
トピック検索 |