漫談家 2020-11-26 23:01:47 |
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>秋錦君
──存外に、否、見掛けに違わず手強いな。舌先三寸のまやかしなんぞより気味が悪い。良い語り手だ。もう少し聞かせてくれないか、新春の言祝にも飽いていた所でね。( 流れるような言葉を心地良く聞き届け、呆気なく指を離すも視線はひたとサングラスの奥を捉えたままで )……それで、半人半魚の死に損ないは何の因果で此処まで泳いで来たんだい。無慾にして絢爛豪華な金魚鉢、君にとっては最も水の合わない場所じゃないのかな?( 足の間で指を組み、背もたれに身を預けた拝聴の姿勢を取りつつ愉快な客人の正体を明かさんと愉しげに問いを重ねて )
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