◆　　金魚鉢　　◆　BML　/　無登録　

>夜城さん

…愛嬌云々の争奪戦に血ィ見るの嫌なんやけど。此処そんなに血の気多い人居るん？三好、喜んで辞退させて貰います。あらあ、夜城さんの初めて頂いてもうたわ。今度は食わしてね。( 思わぬ発言に身震いする素振り見せればくるりと掌返し / 嬉しげに破顔して細めた双眸で相手見詰め ) そんなら良かったわ。撫で甲斐のある背丈が伸びるのは残念やけど。えー、俺は夜城さんの手料理が食べたい。その口振りやと、この御屋敷は餌付けしてくれはるお人が多いって聞こえるわ。…ほんま？( まるで楽園を発見したように目を輝かせて再度問うて ) 妖な訳あるかいな、産まれてこの方人間やらせてもろてます。そんなに見ィひんでや、穴空いちゃうやろ。( 眉間に皺を寄せ軽いツッコミ / まじまじと感じる視線から逃れる様に両の掌で顔を覆って )


>由良さん

なん、……返す言葉も無いわ。兄やんお口が達者でいらっしゃる。でもそないな事言い始めたら此処に居る全員奇行に走ってますわ。身も蓋もあらへん。うっわ、言葉の重みが違う。由良さんが言うとアダルティや。( 喉元詰まり反射的に眉を顰めて漸く吐き出したのは溜め息で / 短くなった煙草を灰皿へ押し付けながら耳を傾け ) 由良さんも最近の人なんや、意外。ほんなら自分にぴったりな場所見付けてもうたなあ。暇人の相手は暇人しか勤まらへんし、由良の兄やんにはお世話になる気ィしますわ。( まるで他人事の様な台詞に小さく笑い / 名指しで戯れを紡げば口角上げて )


>榊さん

吃驚する程自然な流れで馬鹿にされてへん？ファミレスくらい入れるわ、兄やんの助けは要らん。それと箱入り息子ちゃうからな。平凡な家庭の出や。( 揶揄されてしまえば目を瞬かせ次に吹き出し / 肩を揺らし笑い声漏らしながら否定の旨を息も絶え絶えに伝え ) 寝惚け眼だったから三好くんの事なんか覚えてへん、は通じんからな榊さん。会いに行きますよ。こんな男前に色っぽーい台詞言われて、頷かない輩は居らへんがな。( 溜め息混じり肩を竦めて )