冒険の書３ 【 RPG ／ 日常 】

>43 魔王様　

ジジイだなんて乱暴な言葉は使いませんわ、正しくはお爺様です。あーあどうしてなのかしら、誰もが羨む最強の魔界の主、もしくは世界破滅の切り札と恐れられるお方が実力を出し惜しみするだなんて。(大袈裟ににっこり笑い大差ない訂正を求め、伊達眼鏡を外し困り果て)魔王様がそう仰るのならわたくしは勇者様と御一行に最強の装備を与えます。初期装備だからと甘くみていてはいつか憂き目にあいますよ？(わざと小憎らしい仕草で顔を覗き込み)

>44 勇者様

残念ながらそれが事実ですものね。結婚して引退されても構いません、でも新しい勇者様を育成していただかないとお仲間が困りますわ。(和かに愚痴を聞き流すスキルを有効活用しつつ現実を突きつけ)勇者様ともあろうお方が口にする台詞ではございませんわ、ほらテキストに伏せ字が入りました。あら綺麗だなんて嬉しいです。起こしませんよ、寝ても放置して帰宅しますからね。(憂鬱が憂鬱で返ってきた結果余計憂鬱になり真顔に変化、頬を一度撫でて爽やかに発言)ふ、ふふ。ああああ様はご存知ではありませんの？わたくしが世間様から「ムカつく」だの「媚びている」だのと言われていることを！いつまでも魔王と勇者は決着をつけずにのんびりしている世界では殊更わたくしは役立たずモブに成り下がるのです！

>46 司祭様　

わたくしの前で畏る必要はありません、実力も人望もある貴方に畏まられてしまうと…かえって罪悪感をおぼえずにはいられないわ。(姫らしい毅然とした態度から一変して落ち込み)それにしても司祭様は姿形も清らかでいらっしゃるのね、勇者御一行の中で素晴らしい働きをしているとのこと聞き及んでおります。長けているかは是非確かめて下さいませ…そうそう！何かリクエストがあれば仰って。(優しい一言で自信が揺らいだのを誤魔化すために提案)