はみ出し者達と。（異能力／戦闘／初心者、途中参加歓迎）

ここがどんな場所かとか、そんなことはどうでも良い。
どうでも良いから……アタシの退屈を、ただ埋めてくれ。

「弱いヤツは嫌いだ、口だけデカいヤツもな」
「独りで居るのは退屈で、そして苦しかった、所詮はアタシも孤独には耐えきれないくらいに弱かったってだけの話さ」

名前：テレサ・ヴェアヴォルフ
性別：女
年齢：25歳
身長／体重：179.9cm/72.8㎏
所属：ナチュラル
好き：酒、煙草、強者、賭け事
嫌い：孤独、弱者、退屈

性格：
口数少なく淡々とした様子で振舞う側面と闘志と激情を剥き出しにして振舞う側面の二面性を持つ。
気紛れで自分が言ったことすらすぐに忘れる、明確に信念と呼べるものも持っていない。
己の精神的な欠落を埋めようと、酒と煙草は欠かすことが無い。

容姿：
ところどころが外側へと跳ねた白に近いグレーの髪を腰辺りまで伸ばしており、頭部には同色の狼耳がある。
褐色の肌に細く鋭いつり目、瞳の色はアメジスト、左眼の下には一筋の裂傷と雑な縫い痕。
女性の平均を大きく越えた背丈、胸はそれなりに豊満で、筋骨隆々とまではいかないまでもしっかりと身体を覆う筋肉がその体格をより堂々としたものに見せる。
上半身は黒いタンクトップ、男物の軍服と外套を肩掛けで羽織り、下半身は泥と血がこびりついた迷彩柄のカーゴパンツ。

能力：『禁忌の群狼』
狼を模した姿の乳白色に揺らめくエネルギーを100体分使役している。
その全てはテレサとの感覚共有が可能であり、また、テレサに似た人型に変化することも出来る（あくまで形状が似るのみであり、外見は乳白色のエネルギーのまま）。
テレサとこの『群狼』は、1体が受けたダメージを全員で分割して請け負うという特性を有しており、それがテレサ自身の異常なタフネスを実現させている。

備考：
とある世界のとある国が人体実験によって生み出した『人狼』と呼ばれる存在。
軍事目的で生まれた彼女は夜目が効き、4tトラックを蹴り飛ばす程の異常な筋力と人間のそれを大きく超える自然治癒力、鋭い聴覚、嗅覚等怪物と呼んで差し支えない力を有する。
肉体的能力に関しては完璧な成功例と見られていたものの、粗暴で上官にも逆らいがちな性格面を憂慮し冷遇されていた。
しかし、自分よりも力に劣る者達に支配され縛られることに不満を募らせた彼女は、ある日自分よりも弱い軍や研究施設の人間、果ては同じ実験によって生み出された己の『同朋達』すらも皆殺しにして施設から逃亡。
追っ手を殺し、かけられた懸賞金目当てに襲って来る者達を殺し、そんな自分に哀れみを向けようとする弱き者達を衝動のまま殺し尽くし目につく命ある存在を片端から殺し続けた。
狂暴で凶悪な人狼の噂は世界中を駆け、次第に全ての人々が彼女から逃げる様になっていく。
結果、彼女の周囲には誰もいなくなった。
ようやく手に入れた自由は、しかし今までのどんな出来事よりも退屈で、孤独の寒気は逃走と闘争の熱狂の中に居た己の心を冷やし尽くした。
そんな己の心の弱さにもむかっ腹がたち、その怒りと衝動は、とうとう彼女の身を『崖から叩き落す』に至る。

落下の衝撃も痛みも無く、ふと目が覚めたのは『閉鎖世界』と呼ばれる場所。
周囲に居たのは、奇妙にも己に付き従い思うがままに動く乳白色の獣の群れだった。