どこへ行くのか/〆

それはそうさ。言ったとして君が許可をくれるはずがない、寧ろ警戒されてしまう。それを考えれば黙ってそっと仕掛けるのが一番ということになるからね
(シレッとそんなことを言って)
というわけで、これからもよろしく頼むよ、ルキ
(何を頼むというのか←)

(/アニメグッズ…今だと鬼滅の刃等でしょうか？一度集め始めると切がなくなるくらいありますね、アニメグッズは)

何も頼まれてあげません！！
(腕を組んで頬を膨らませもういいから行きましょ！と歩きだし。)


(/鬼滅は集めてないんですけど、銀魂とかめちゃくちゃ最近ハマったのは炎炎の消防隊です)

ハハハ、分かったよ。それじゃ行こうか
(そう言って一緒に歩き出しその村を出ていって)
さて、次はどこへ行こうか…ルキはどこへ行きたい？
(道を歩きながら地図を広げて)

(/銀魂面白いですよね、自分もたまに見てました。炎炎ノ消防隊は見てないですけど、同じ作者のソウルイーターは見てた記憶があります、ジェネレーションギャップを感じますね…←)

そうですねぇ…ちゃんとした宿のあるところがいいです。
(三秒ほど考えていたって真面目な顔でゆっくり眠りたいです、と真剣に答えて。)


(/銀魂最高です(*´ω｀*)炎炎はほんとに最近見始めたんですけど、ハマりそうです(笑))

そういえばしばらくちゃんとした部屋で休んでないな……都市の方へ行けば大きな宿屋で休めるんだろうけど、ここから近くって言うと……
(地図を見ながら歩いていく。森や農村などが沢山ある結構な田舎であるが、果たして…)
お、ここ……ちょっと遠いけどカジノ街があるみたいだね。ここなら少し急げば明日にもつけるし、良い泊まる場所もあるんじゃないかな。ただまぁ、あんまりガラの良い場所では無いだろうね…どうかな？
(都市で大っぴらにやれないような賭け事をやれる場所を、国の管轄から遠い田舎に作っているらしく。それだけに色々珍しいものが見れるだろうけど、その分治安もあまり良くはなさそうで…)

(/戦う消防士っていう話は新鮮ですよね。僧侶みたいな子が可愛いかったと記憶してます←)

うーん、まあ多少の妥協はしょうがないですよね。
なにかあったらロニさん助けてくれますよね？
(少しは迷ったものの、か弱い乙女ですよ？と微笑みの圧をかけ)


(/新鮮でした！僧侶は多分アイリスかな？でもみんなかわいかったです)

…当然さ、もし君に危害を加えようとする奴が居れば僕が許さない。君のことは必ず守ってみせるよ
(一瞬でキリッと真剣な表情になれば、ルキの肩を掴んでジッとその顔を見つめて)
……なんてね。ちょっとクサかったかな？まぁ余程のことが無い限り、そんな面倒事に巻き込まれたりはしないよ
(パッと手を離せばいつものくだけた表情に戻り)

(/まぁ個人的な好みも含めてですね。確かにみんな可愛くてキャラデザはやっぱり流石だなと思いました)

…ひぇ？！…ホントにずるいです…
(適当な返事が返ってくると踏んでいたので一瞬真面目な顔をされて変な声が出てしまい、一言呟き、結局またいつもの顔に戻るのでそりゃあ冗談か、と無意識に肩を落とし。)


(/漫画とかのキャラデザってホント凄いですよね、みんなかわいくて作者天才かと。)

ズルくは無いと思うけどな…だって、嘘は言ってないからね。本気だよ、僕は
(フッと軽く笑いながらポンとルキの頭を撫でて)
さ、早く行こう。もたもたしてると明後日になってしまうからね
(そういうとカジノ街へ向かってあるきだして)

(/或いは皆カッコよかったりしますよね。自分はヘルシングとか最遊記のキャラデザ好きです)

ずるいって言うのはこっちの話なので忘れてください…
(そう言って何度調子を狂わされたことかと心の中で呟き、ふと子ども扱いされている気がして、もやもやとして、はにかんで。)
そうですね、行きますか。

(/今調べたらかっこいいですね、ヘルシング！私もああいう独特な絵好きですよ～)

(そして翌日、目的地だったカジノ街に辿り着いて。そこにある眩い光は人の欲望を掻き立てて、そこから生まれる影はその全てを吸い取るような闇を感じさせる…そんな場所。入るには何か身分証明のような物が必要だったため、ロニは腰の本を警備員に見せて門を通過して)
まさかまたこれが役に立つなんてな…持っておくものだね。あ、ルキ、はぐれないよう気をつけるんだよ
(本を腰に戻しながら、人混みで離れてしまわないようルキの手を握ろうとして。もしはぐれてしまえば、こういう街故に誰に絡まれるか分かったものではなく…)

(/あとはフェアリーテイルとかも好きでした)

(本？そんなのが身分証明に…？)
あ…はい…えっ？
(ロニの手を見て、一瞬ためらったものの、もうどうにでもなれ精神でぎゅっと握り返し、力を籠めすぎてしまったかと一度手を離しかけ。)


(/フェアリーテイル懐かしいですね、好きなアーティストが一度エンディング詠ってたのでそこの話だけ見てました。今見たらハマっちゃいそうです。)

あっ…
(手の力を弱めた瞬間スルッとお互いの手が離れて、その瞬間後ろから来る人の波に体を押されてしまい戻ろうにも細身の自分では人混みを掻き分けることは出来ず。ようやく少し間が空いたかと思えばそこは元の位置からは遠く離れてしまっていて)
マズイな、これは…ルキ、ルキー！
(名前を呼びながら人混みの中を探し始めて)

(/ロルが進めにくかったら言ってくださいね)

ロ、ロニさーん！
(手を離してしまったせいで遠くへ言いてしまったロニの声を頼りに、その声が聞こえた方へ必死に応えるも、人ごみの中で聞こえているかわからず。)
歩かないと…あ、ごめんなさ…
(すいません、通して、と人ごみの中に声をかけても、待ちゆく人々には届きそうもなく、歩いている途中で、なんだかやばそうな、体格のいいおじさんにぶつかり、尻餅をついてしまい、ニヤニヤした顔のおじさんに状況の把握もできぬまま抱えられて路地へ連れていかれ。)
な、何？！


(/いえ、全然大丈夫です！むしろこちらが進めにくかったら言ってください！)

くっ、ルキ……このままじゃ……
(歯噛みしながら人混みを掻き分けるのをやめれば、スゥッと息を吸って)
神経を集中させるんだ…風の魔力の…動く先……ルキの声を……
(自分に言い聞かせるようにそう呟きながら人混みの中からルキのいる方向を探しだして。迷わずその方向へと走り出して)
ちょっと退いてて貰うよ…ふっ！
(重圧魔法の応用、縦から上にではなく、横方向に広げるように放てば人の体が押されてそこに隙間が生まれて)
ルキ、大丈夫か！
(路地に連れ込まれる寸前、ルキを連れ去ろうとしている男に後ろから杖で殴りかかりルキを解放して。珍しくというか、焦りの見える必死な表情で)

(/コチラが少し強引に進めてしまってるかなと思いましたので…大丈夫なら良かったです。こちらも大丈夫ですよ)

ロニ…さん？
(硬くつむっていた眼を開けると、見たことない顔のロニがいて、安堵や恐怖が混じって涙をこらえるように唇をかんで、ロニを見つめ…)



(/むしろどんどん展開して行ってくれるのでやりやすいです！)

…ルキ、怖かったね……すまない、君を危険な目には合わせないって言ったのに
(その顔を見てはいたたまれなくなり、背に手を回しぎゅっとルキの体を抱きしめて。そしてルキを襲った男に冷たい視線を向ければ小さく呪文を呟き。唱え終わった瞬間、男はまるで魂が抜けたような虚ろな目をして雑踏の中に消えていって)
ルキ、もう大丈夫だよ……次は絶対に離さないから、安心して
(そして笑顔をルキに向ければ一度体を離し、今度はしっかりとその手を握ってはぐれないようにして宿屋へ向かっていって)

……うん…。
(今度こそ、ぎゅっと手を握って、もう片方の手であふれる涙を一生懸命ぬぐい。)
ロニさ…、ごめん、なさい…、私…、
(ところどころしゃくりあげ、途切れながらに謝罪を告げ。)

ルキ……君は僕にとってただ一人の、特別で、大切な人なんだ…良いんだよ、謝らなくて。僕は君が無事ならそれで良いんだからさ
(ポンポンとルキの頭を撫でて…宿屋に付けば二人一緒の部屋を取り、そこへ向かっていって)
ほら、折角良い部屋に来たんだ。元気を出して…ね？楽しまなきゃ損じゃないか
(優しく笑いかけながら)

…楽しむ？
(ロニの笑顔と言葉で安心し、涙で潤んだままの目で顔を見つめ、上記を問い。)