君の青春を、（ 指名制 / NL ）

　>>> 君　( >>161 )


　うん、約束しましたので。…… どうしたの。具合でも──、もしかして。( 彼の様子、顔を逸らすそれだけを見れば変わらないが、言葉といい何か違和感を感じ。自分の経験と重ねて尋ねかけたところで邪魔するように浮かんで来る可能性。昇降口での、やり取りの終盤。──自分だけ調子を良くしていただけで、あの溜息での返事はもしや不快感の表れだったのでは。確定していないのに、今にも穴に入りたい気持ちが押し寄せて来るが、言葉に出さないようぐっと堪える。非常に一度言いづらそうに間をあけ、思わせぶりとも取れる態度で、彼の気も知らずに尋ねて。　　　)
　…… 昇降口での会話の、最後の方さ。嫌だった？