匿名さん 2020-08-29 21:09:48 |
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ったく本当に…
( いつ何時も油断ならないな…ともちろん本気で怒るはずもないが、悪戯を仕掛けて来た相手を軽く睨み。まだ若干冷えている頬を温めながらムスッとした表情でいると、相手も必死に温めており。その行動が何故か面白く、ついふふっと笑みが溢れる。彼が女の子と付き合ったことがないというのは、中々に衝撃の事実だ。可愛い子が好きなあの彼が。眉唾物だというように訝しげな表情で相手を見つめるも、冗談を言っているわけではなさそうだ。それだけ例の彼女一筋だったという事だろう、と合点がいく。「僕は1人いたわ。」とマウントを取って揶揄った後、「お前なら上手くいくだろ。」と根拠のない自信を植え付けようとして。 何処からか安心する声が聞こえると、そこに惹きつけられるように目の前が白くなっていく。ハッと目を覚ますと、そこには心配そうな様子の友人が。漸く先程の悪夢から解放されたかと思うと、安堵や悲哀の気持ちが一気に押し寄せ、無意識に涙が零れ落ちる。)
ありがと…嫌な夢見たわ…
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