新・戦闘恋愛なりちゃ(イベント)

新・戦闘恋愛なりちゃ(イベント)

奏歌 翔音  2020-08-14 23:09:35 ID:5762b1903
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戦闘恋愛なりちゃ(第一弾)
https://m.saychat.jp/bbs/thread/656740/
更なるパワーアップをしました!
こちらは皆様の案で自由参加するイベント用です。
新・戦闘恋愛なりちゃは、
魔法少女又は魔法戦士、と敵対する悪役が、変身前の姿で恋に落ちると言う、ありきたりな王道シナリオです。
個人でも、チームでの魔法少女、戦士でも構いません。
(チームを組む場合、御相手様の許可を取ってからでお願い致します。トピ主のキャラは許可いりません。)
お話展開、絡みでは関係がある方がやりやすいので、推奨します。
ヒーロー側も悪役側も変身前は普通の学生だったり、私達と同じ生活しています。
そこで恋をしますが、お互い正体を知りません。
善悪を超えて結ばれるか、ヒーロー側が悪に落ちるか、悪役が改善するかは貴女次第です。
オリキャラでお願い致します。
途中参加、初心者様大歓迎!
主自体初心者なので、ロル等下手くそです…すみません。
ロル指定は無いです。

(悪役様)
(南…初代悪組織発展地。しかし、全体年齢層が高く、昔お馴染みの組織って感じ。昔のことは詳しいが、新しいことはからっきし。
北…北の一番上がかなり若手。ハイテクなものが勢揃いしているが、組織自体は小さめ。
東…東の一番上は先祖代々で継がれている。歴史もそこそこ、ハイテクなものもそこそこ対応出来る。歴史、敵の戦闘データなら大体東で見たらわかる。
西…一番最後に出来上がった。昔のことはからっきしだが、組織がやや大きい為か一番ハイテクに強い。北の開発を元に悪の武器や魔法はほぼ西が提供している。
中央…東野 桜ちゃんがボスで立ち上げ。財力は一番。詳しい情報は、東野さんに聞こう!)


(正義様)
北斗七星(通称:ホクシチ)…初代正義発展の地。ザ・魔法少女って感じの服装が王道で、今も続いている。少し脳内はお花畑な人多め。魔法開発、管理はホクシチ。
アルタイル…一番小さな正義の組織。優しさ、謙虚さで、世界を平和にしようと挑む。堅実な回答で確実に。現実を見て適切な判断な少し現実主義者が多め。データはアルタイルが基本管理。
デネブ…自信家が多く、何気にオシャレさんが多い。(服装や見た目に煩い方、こだわりがある方が多い)自信家が多い為か、実績もなかなかある。ホクシチの2番手だが、1番の勢力になる勢い。戦闘服、武器等はデネブから。
ベガ…おっとりマイペースな方多め。だが、戦闘では人が変わる方がほとんど…らしい。ベガ自体が秘密主義なのか、ベガの内部情報は殆どない。


(改めましてのご挨拶。
改めまして、今回、このトピにご参加頂きありがとうございます!
トピ主の奏歌翔音です。
思う存分暴れて楽しんで下さい!
ロルの長さは不問です。
他の方のキャラ様と深い関係(友人、恋人、上司、部下など)を持つ際はお相手様の許可を得てお願い致します。
(本スレ
雑談・相談・質問
トピ主連絡、PF置き場
イベント
のURLは1コメに纏めてあります。)


*ルール*
①他のキャラや主様に誹謗中傷をしない。
②一般枠キャラを勝手に大怪我、即死する攻撃しない事。(街を洪水や、火の海にする等)
(一般キャラの主様に許可頂いている場合は、特例として、可能)
③戦闘で、相手の攻撃を無効化しない。(「そんなの効かない」や、相手様のロルを無視して攻撃続行などNG)
④アルタイル、ホクシチのボスを希望する際、トピ主に一報をお願いします。引き継ぎをさせていただきます。
⑤新しい組織を立ち上げる際、トピ主に一報ください。立ち上げのルールがございます。
⑥譲り合いRPを進めること
⑦②の一般枠は、名前、見た目、どのキャラと関連しているか。簡潔なPFを開示するものに該当する。
(飽く迄、メインのキャラは、正義と悪のキャラ達です)
⑧中立ポジション禁止。正義、悪、一般で分かれてください。
⑨戦闘のみ禁止。戦闘だけしたい参加者様はご遠慮願います。


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  • No.901 by 多キャラの龍さん  2022-03-13 20:29:06 

>899 >黄泉さん

「あー成程。」

黄泉さんの話を聞けば疾風は全てを理解した。もう既に理解していたのかもしれないが、それは分からない。だが疾風は黄泉さんを見上げて口にする。

「悪魔ベリアル。ソロモン73の柱であり堕天使。諸説はあるけど、Yomiの言うベリアルは68番目の王であり、不正の器の君主……。ふむ、様々な史実に合わせても、中々筋が有るんじゃないかい?だとするとこの街中の一般人含め1部の魔力保持者すら洗脳した____信仰させたとしたらそれはどれ程の力をもつのだろうねぇ。」

ニヤッと笑う疾風は死体はあれど血のない遊園地で気味の悪い建築物を見る。

「だとしたらあの戦車もベリアルを意識したものだろうね。戦車乗り回してた美人天使の姿の話あるし。うわっ、自意識過剰だね。されど悪魔は存在せず____だから古代魔道兵器、か。」

で、行くの?と疾風は目を細めて黄泉さんに問いかけた。

  • No.902 by 黄泉  2022-03-13 20:52:05 

           >大海原疾風さん

【愚問だな。出る杭は打たれる。偉人は実に的確な言葉を後世に残したものだ。】

着いてこい、と言外で告げるようにゆっくりとチグハグな建造物に歩き出す黄泉。
そして歩みを止めず振り返る事すらせず背後に着いてきているであろう疾風に呟いた。

【疾風よ。場合によっては少々本気を出すかも知れん。だが何も問題はない。汝は安心して余の側で組織のトップらしく高みの見物をしていると良い。】

歴史に名を残した悪魔が元凶と知った上で微塵も動揺を見せない黄泉。
ベリアル相手でも負けることなど全く考えていないみたいだ。

  • No.903 by ディーリス・グロイツェン  2022-03-13 21:18:12 

>898
>ターナさん

ディーリス:
このホテルに於けるルールみたいなモノ、かな。この手の罠は上の層へ進むたびに、魔法の封じ込みが強まるパターンだけど……。

(ロビーに辿り着き、フロントでの一連の現象に驚くターナさんとは対照的に、ディーリスは床にふわりと落ちてきた紙を手に取って、内容をざっと確認していた。このルールによってディーリスが抑え込まれているのは、魔力剣の行使―――つまり、攻撃力が低下してしまっている。ただ、ディーリスが得意とする戦い方は、魔力を鎧の噴射孔から噴き出して距離を詰めるといった一撃離脱タイプ。出力は少々低下している程度で、戦闘行為等に支障はないだろう。)

ディーリス:
今の音は、上層からだな……ターナさん。大丈夫か?

  • No.904 by 東野 桜(闇桜)/西川 みつる  2022-03-13 22:24:46 ID:0ee18fced

「どっちからも強い魔力を感じるけど」と悩んでるうちにどんどん悪い方に入っていき、どす黒いなにかに引かれるようになっていく

  • No.905 by エス・ルミナス  2022-03-13 22:50:19 

>898 砂金さん

「………はァ…はァ…いけない…これはなりませぬ……私を…己を制御出来なくなっていく感覚が…酷くありまする…。」

床が崩れ地面に落ち倒れたルミナスは明らかにゆっくりとした動作で立ち上がる。
落ちてから…そもそもビルに入ってからルミナスはおかしくなっていたのだ……
魔法を封じられる…それはルミナスにとってかなり致命的なのだ、人間は魔法を技などの1つとして扱うがルミナスにとっては声を出す、容姿を整える、一人称の概念を声とする等のあらゆる動作を魔法と言えるのだ…分かりやすく言えばゴーレムのような物だ。

息を荒くしながら立ち上がり文字と周囲を見回しながらルミナスはよってきた砂金さんに明らかに変化仕掛けている口調と声で話しかける。

「ねぇ…砂金さん………さっきは…申し訳ありませぬ…
ここに来てから僕が…私で無くなる感覚があるの……上手く…身体が動かせなくなってきたのでありまする……嗚呼…何を考えてこの様な物をワタクシらに掛けることになったのか…とんと……検討も付きませぬが……之は…かなり効きますね……
ヒント……ヒントを探さねばなりませぬ…一刻も早く……この状況下から抜け出さねば…
…砂金殿……貴方様は大丈夫ですか?……きっと…君を頼る事になるかもしれないのよ……」

もはや最初の口調は無くなりかけていた…時に声が高くなり女性のように…時に少年のように…容姿も何度もノイズのように変わりかけていた…。
先程床を壊すために首を切り裂いたがそこに咲いていた花が枯れるように落ちる…血が形を保てず落ちる…この状況下でのルミナスはかなり弱化が掛かっていると言っても過言では無いのだ…。

  • No.906 by 多キャラの龍さん  2022-03-14 17:34:08 

※少し今週忙しいのでRP書き込むのに時間がかかります。
とりあえずこのように書き込むよと言うのを出します。

遊園地
疾風→黄泉さんの後ろに着いていく。中に入ると1人目の護衛『継接縫姫』との戦闘開始。(外から中には入れるが、中から外には条件下を満たさなければ出られず、又、破壊して入る出るなどは出来ない。)
ホテル
ターナ
ディーリスさんにひっつき同行。上の階より下の階の方が魔力が強いが、下に行く方法がそのままでは見つからないため散策が必要。
赤いペンキで手の跡が突然ついたりホラー満載でターナは悲鳴祭り。
砂金
ルミナスさんを砂金なりに励まし、首の止血をしておぶって運び、散策。砂金も魔法は使えず、魔力感知も低い為ルミナスさんの感知に頼りつつ散策して下に降りる。
危険を感じればワイヤーを付けて、通信機を渡しルミナスさんを外へ逃がす。※砂金1人では特定できない為。

  • No.907 by 多キャラの龍さん  2022-03-21 01:28:44 

>902 >黄泉さん

「OK?しっっかりしてくれよ~。んじゃ、入口は此処しか無いからねぇ。壊して変な魔法陣が発動しても面倒だから。」

黄泉さんの発言に呑気に答えれば、黄泉さんの後ろに着いていく。

そして、2人のことを認知したように正面、カラフルな遊園地らしい扉は開かれ中は光に包まれていた。少し強い照明らしく、微かに見える中は遊園地のアトラクションの入り口のように感じ取れるだろう。


>903 >ディーリスさん
「え、えぇ……。魔力は使えないけれど、変身が解けるほどでは無いみたい。取られてる……抑え込まれてる感じ、ね。
ただちょっと私にはこの風景と言い起こり得る現象と言いちょっと苦しい戦いになるからしっかり私を守ってちょうだい本当に。」

しっかりディーリスさんの後ろに隠れつつ後半は、声を震わせて答える。

「上からの轟音から一瞬だけどこの建物とは違う魔力を感じたわ。ただ、なんと言うのかしら。不安定で……ヒビの入ったコップに、溢れる水が零れる……そんな感じね。少なくとも、私がわかる魔力では無いから。上にこの事件の関係者か、悪の組織がイルカだと思うわ。だから、この建物の魔力の強い所を目指すべきよ。
そして早く出るわよ。早く。急いで。」

キッと目を開いて強く訴える。
その最中フロントと思しき場所にいつの間にか蛍光塗料で光る長石が付けられたキーが置かれている。
傍には「RoomNumber.104 twin welcome!」と書かれた案内紙が置いてあるだろう。


<905 <ルミナスさん

「……俺は大丈夫だ。そうだな、早めに此処を出る事にしよう。」

そう言えば慣れた手つきでライフルホルダーを下ろし、重火器を纏め直し、紐の調節をすれば斜め掛けから横向きの腰辺りに下げる。
そして、ベッドのシーツを取ればルミナスさんを包み、自分の体と結びつけておぶる形になる。

「限界を感じたら言え。外に出す。」

そう告げれば砂金はライフルホルダーにしまっていた機関銃を構えて扉の周囲の壁を撃ち、蹴り開ける。廊下は薄暗く、ライトが点滅しているが、正面の壁には「I'm in room 666. First, look for the key. In the room where the key was avoided.(666号室に居るよ。まずは鍵を探して。鍵は避けられた部屋に。)」
と、記載されていた。
廊下は一本道だが左右に別れており先が見えない。砂金はどちらに行くか、少々悩んでいた。
下手にこのホテルのトラップにかかれば自分よりルミナスさんの方が酷い状態になる。そう感じたからだ。

ルミナスさんは、廊下に出れば左の方に気持ちの悪い気配をかすかに感じるだろう。

  • No.908 by エス・ルミナス  2022-03-21 09:18:12 

>907 砂金さん

「………少し待ってください………いかに貴方様と言えど…私を背負ったままでは危険です……」

ルミナスはそう砂金さんに言うとおもむろに自身の手首を噛みちぎる、するとそこから血が大量に出てくるが先程と違い形を保っている。
長時間ここにいるため少しずつ身体を鳴らしているのだ、と言っても口調や声崩れたままだ…力を使う方に集中しているためでもある。

地面に垂らされた血はたちまち形を変化させ少し大柄な人型となった、さしずめ血で出来たゴーレムと言ったところだろう。

「その子について行ってくだされ…左から…何か感じまする……恐らくそっちに…何かあるはず……」

ゴーレムを作り終えたルミナスは砂金さんにもたれ掛かる、「私はまだ…行けます」と少し苦しそうに言うと左の方向を指さす。
正直魔法を封じられていくだけでここまで弱体化するとは思わなかった、今まで感じたことの無い罪悪感に似たようなものを砂金さんに感じながらもゴーレムを通路の左方向へ歩かせた。

  • No.909 by 黄泉  2022-03-21 09:35:05 

           >大海原疾風さん

カラフルな遊園地らしい扉が開き、光に包まれている中の眩しさから黄泉は少しだけ目を細め歩みを止めるが、次第に慣れていくと共に再び歩き出す。

どこか遊園地のアトラクションの入口を彷彿とさせる扉の中に中に足を踏み入れた。

その時だった。
踏み入れたと同時に確かに感じた1つの存在の気配。
明らかに街の洗脳されている者とは異質である。

『………疾風。どうやら見送りのお出ましの様だ。余の側から離れるな。』

姿は見えないが確かに感じ何者かの取る気配。
僅かに警戒心を抱いた黄泉は安全を考え背後にいるであろう疾風に背中越しに声を掛けた。

  • No.910 by ディーリス・グロイツェン  2022-03-21 22:11:09 

>907
>ターナさん

ディーリス:
ちょっと待ってくれ。フロントの方に何か置いてあるみたいだ。

(あまりターナさん程に現状に対して危機感を抱いていないのか、ディーリスはフロントのテーブルに光を反射する何かが置いてあるのを見つけ、近付いてそれが何かを確認する。見たところ、長石のようなアクセサリーが付属している部屋鍵のようだが…それと添え置いてある紙に目を通す。)

ディーリス:
るーむなんばー104……104番の部屋の鍵という事かな。で、Twinと書き記されてるってことは、2名ほど歓迎するという事だよね。

  • No.911 by 東野 桜  2022-03-23 21:26:25 ID:0ee18fced

「一旦体制を建て直したが、他も集まってきたみたいだな」と息を潜めるのをやめて遊園地に向かう

  • No.912 by 多キャラの龍さん  2022-03-29 03:16:38 

(大変おくれました事を謝罪します。長文失礼します。)
<908 <ルミナスさん

「あんた、無理するなって言ったそばから血を流すな。あと降りるなよ。.......地面の方がどうもきな臭い。下の階か?上手く言えん。だがこの土人形には感謝する。どうも俺は今の空間のせいもあるが魔力の類の反応は低いらしい。こいつらとあんたの反応があればなんとかなるだろ。」

そう言えば進みゆくゴーレムの後ろを、砂金はルミナスさんをシーツで包み背中に負って歩いていく。
薄暗い廊下を暫く歩けば曲がり角が見えゴーレムが曲がった瞬間ガランゴロンと音が響く。
砂金がゆっくり除けば曲がり角は直ぐ階段になっており、転落したようだ。
幸い、ルミナスさんの魔力がまだあるゴーレムは形を保っており、ムクリと起き上がる。そのままゆっくりと降りて行くため、砂金はそのまま着いていく。
降りていけば行くほど、2人には、どんどんと足が重くなるような優しさ、偽善、覆うような魔力が沼のように沈み、足取りを悪くする。
2、3回回った頃階段は途絶え、目の前に長い廊下が再び続く。
ゴーレムがその廊下を進む為、砂金はそのままルミナスを担ぎ直すと足を踏み出す。途端、傍の花瓶が転がる。
砂金は銃を構えるが何の姿も見えない。
そう、魔力が元々低い砂金には見えないのだ。
ゴーレムはその存在に気づき、ルミナスさんは弱っていてもはっきり見えるだろう。
赤く染った大狹を持つ木製の人形。
老朽化が激しく動く度ボロボロと木屑が零れるが「それ」は今、この施設内にいる存在にはとてもきけんであることを。
何故なら、その人形からホテルと同じ魔力を出している事。大狹がバチンっと砂金の銃を構えていた腕を切った瞬間、砂金の切られた左腕が銃を落とし、ぶらりと力を無くす。
だが腕は切れていない。切られたのは「左腕の存在」であることをルミナスさんは分かるだろう。それを示すように切られた左腕から零れる赤い魔力を吸って、大狹は赤く染まっていた。

廊下に文字が激しく描かれる。

「If you can't escape to the right room, you're done.
I cut the wings of an angel.
I can't enter the room of an angel without wings.
(正しい部屋に逃げられなければお終い。
私は天使の羽を切りました。
翼のない天使の部屋には私は入れない。)」

砂金は自分の腕の異常に気づいた瞬間には走り出し、人形は大狹を掲げて追いかけていた。

ルミナスさんのゴーレムは、どこかの部屋のドアを開けようとしているが、此処は一層「偽善」とも言うべき覆う魔力が強く、感知はかなりの難易度だろう。
2人が気付いていたかは定かでないが、フロアは、6Fと書かれていた。

【赤き箱の力 砂金及びルミナス 対戦】

<909 <黄泉さん

「ん~。」
生柔らかい返事をしつつ黄泉さんの傍に立つと火打石の音が背後から。振り返ればピシャンと絢爛豪華な鳳凰の障子が閉まっているだろう。
小太鼓、尺八、琴の音が蛇味線の連打に合わせて題名のない音楽を流していき部屋中のコンクリートがひっくり返って畳が彩る。蛍光灯は吊るし提灯が立ち並び背後以外の三方面の障子が閉まれば縦、横、斜めと開いていき、かなりの広さの空間を作り出す。そして畳は上下の段差を作り梯子はかけられどこかの鬼を殺す漫画のような幻想的かつ和風の空間が出来上がる。

黄泉さんと疾風を中心として姿を変えた部屋の一番奥には南京錠のかけられた梅の障子が見える。
全ての舞台が出来上がった時、音楽が止み詩が一節。

「貴女の血は醜い事。」

その言葉を皮切りに疾風は間違いなく自分に「バリア」の魔法をかけていたがそれごと破るように穴あき竹が竹藪の障子から生え、疾風の首を貫く。

声を出す前に疾風はどんな意味かは分からないが目を開き、ごぷッと口からも刺さった竹からも血を零してその場に倒れ込んだ。

「あんさんの血はさぞ綺麗そうですなぁ。では、参りましょか?」

黄泉さんを見定めるような視線が上から来れば移動して、疾風が零した血は形を織り成し血液だけの人型が蠢き始め、障子から、提灯から、模様だった花や鳥が鉄臭い醜悪な.......川と肉だけを残した継ぎ接ぎが集い始めた。

【一の護衛 継接縫姫 黄泉 開戦】

<910 <ディーリスさん

「そうね。でも、もう少し明るくて、私に似合う綺麗なホテルに案内されたいものだっわっ!!!」

ディーリスさんの発言に反応しつつ近寄れば突然倒れた花瓶に、ターナは過敏に反応する。転がる花瓶は平面に見えるフロントを右斜め下に転がっていくだろう。

「それより、どんどん魔力が強まってるわ。早く探索して脱出を考えましょう。」

ターナは感じ取れる魔力の濃さに嫌悪感を見せていた。が、次の瞬間下の方から何か大きなものが落ちる音が響けば女王は素早く鞭を持ってディーリスさんの傍に寄る。

「何何何!!もうっ、嫌っ!何なのよこのホテルはっ!!」

ややキャラ崩壊し始めた頃に2人は同時に感じるだろう。重く、苦しい魔力が背後に居ることに。
首が重たい。その中振り返れたターナが見たのは、赤いシミが見える棺桶を鎖で身体にしばりつけて迫る、包帯まみれの「何か」だった。
それはこのホテルの魔力と同じものであることに容易に気づくだろう。

それは手を伸ばし、迫り来る。
ターナは逃げようと足を後ろに擦り寄せていた。
フロントから見える逃げ道は、上に登る階段くらいだろうか。


2人が気づくか分からないが、その魔力の棺桶.......包帯の何かはずっと呟いている。
恐怖、及び敵対しているターナに比べ落ち着いているディーリスさんはもしかしたら聞き取れるかもしれない。

「where? where? I'm here ... Let's get rid of it, let's get rid of bad boys.
We are together.
I'm lonely, where are you, take me to the referee ....
Do not be afraid........
(何処?何処?私は此処だよ.......。仕舞おうね、悪い子は、仕舞おうね。
私達は一緒だよ。
寂しいよ、何処なの、審判に連れて行って.......。
怖がらないで.......。)」

<911 <桜さん
遊園地に向かった桜さんには血のない死体が転がる静かな遊園地と、気味の悪い建物。そしてその入口が空いておりその直ぐに鳳凰の障子が見えることだろう。
そして、魔力を感知すれば、ホテルからにじみ出る魔力から逃げる様な力を感じることも出来る。だが、建物に入り交じっているが他の魔力も確認できる。
少なくとも、遊園地で行動が起こせそうなのはあの不気味な施設だけだろう。

  • No.913 by エス・ルミナス  2022-03-29 15:56:50 

>912 砂金さん 赤い箱の力…人形さん

「まるで沼にでも入ったかのようです…それにこの感覚は……なんでしょう…言葉にしたことも無い…それに初めての感覚です……?……?!

砂金!人形が…!大狹を持った人形と接敵しております!
っ……そのまま走り続けてください!ゴーレムが部屋を探します…私は足止めを……っ…」

ルミナスは少し困惑していた。
生まれてから1度も感じたことがない感覚を深く感じていたからだ、「優しさ」を感じさせる…しかし其れを「偽善」と感じさせる不快感がルミナスを覆っている…
そしてこの階に降りてきた時から砂金さんの背にかかる重さがだんだんと軽くなってしまっている……。

そのことから反応が遅れてしまったのだ、その危険さに気づき声を出した時には砂金さんの腕が切られてしまっていた。
走り出した砂金さんの背に揺られながらルミナスはゴーレムに指示を出す、其れは「分裂」「散策」「早急」だ。
指示を受けた赤いゴーレムは即座に三体に分離すると先程よりもその動きを加速させながら沢山の扉を片っ端から調べて行った、力が普段通りに使えたのならば探知させることが可能だろうが今のルミナスにはそこまでのことが出来なかった。

ルミナス本人は後ろを振り向くと其方へ先ほど噛み切った傷が残る腕を伸ばす。
すると傷口の花が熔け消えそこから血が溢れ出す、その場所から溢れ出た血が球体となりそこから無数の棘が道を塞ぐように壁や床、天井に突き刺さった。
文字通り足止めをする目的である。

  • No.914 by ディーリス・グロイツェン  2022-03-29 20:03:25 

>912
>ターナさん

ディーリス:
今のキミに此処ほど似合いそうなホテルはそんなにないと思うけどな……む。

(変身したターナさんの女王様のような気質でありながら、ホラー耐性は全くの皆無と言った人物ほどこのホテルが似合いそうではあると、ディーリスは皮肉を交えつつそんな事を思い浮かんでいた。すると突如、様々な怪現象が発生してもターナさんほど大きな反応を見せなかったディーリスが、左右の肩鎧からそれぞれ魔力を逆噴射させて急速旋回し、背後へと振り返った。
大きな包帯まみれの何かが、その体躯に赤いシミのようなモノが見える棺桶を鎖で縛りつけて、こちらへと手を伸ばそうと迫り来ている。

そして、このホテルに漂うモノと同様の魔力。耳に入ってくる"何か"の呟き。"審判"とははてさて何のことなのか。
いずれにしても、今この"何か"に捕縛されるわけにはいかない。相手の出方も分からない上、一部戦闘手段が制限されてしまっている以上、迂闊に戦闘を行うワケにもいくまい。
ならば…上に登るための階段しか見えていないが、あそこまでターナさんを連れて逃げるくらいならば、今のディーリスでも出来るだろう。
ディーリスはターナさんに耳打つようにして言う。)

ディーリス:
ターナさん。あそこに見える階段までキミを連れて行く。コイツの素性が分からないし、戦う手段も制限されている現状で、戦うのも捕まるのもダメだと思うのが僕の考えだ。僕の魔力噴射なら、キミを背負いながら高速で移動する事も可能だぞ。酔うかもしれないけど。

  • No.915 by 多キャラの龍さん  2022-03-30 23:50:45 

>913 >ルミナスさん【ミニ逃走イベ中】

「っ!少し揺れるぞ、捕まれ。」
片腕が動かない。だが痛覚などはなかった。例外ではあるが問題は無い。砂金は駆け出せばルミナスさんのゴーレムを目視で探す。薄暗さが増し、奥がくらいだが夜目の強い砂金には大きな支障はない。
よく見れば小さなゴーレムが動いており、扉を調べている。ちらっと背後を見れば赤い棘が背後の壁になっている。砂金にはそれがルミナスさんが行った行為かルミナスさんが言う「大狹のなにか」の力かは分からない。
問題は、ホテルに見合わない部屋数.......扉の多さだった。ヒントは先程の英語だろう。
天使、エンジェル。羽。どれも語呂として数字は難しい。
その時、一体のゴーレムがドアを叩いてるのを確認する。部屋の番号は444号室。入るか、否か。少し迷う間に距離を取った背後からバリバリと棘が崩れ割れる音を耳にした時、ルミナスさんに「恨むなよ」と呼びかけ部屋に駆け込んだ。

入り込んだ部屋で素早く右手で扉を閉める。その空間は抑えつける力が1番強いとも感じる。部屋は広く、物書き机とベット以外何も無い。
ベットにルミナスさんをそっと下ろせば物書き机に近寄る。その机の上には眼鏡ケースほどの大きさをした赤い箱が置かれている。砂金が手に取ればとても軽く、触り心地のいい赤布に黒糸の天秤があしらわれている。
中を開ければ中は黒く変色した血が大量に付着している。

ルミナスさんは分かるだろうが、その箱こそがこのホテル、空間の中の「抑えつける魔力」を放っている。そして、ルミナスさんの正面、砂金の背後の床に文字がぬりたくられる。

「I was one. The contents escaped and we broke up.
To suit me.
The angel is tried.
Innocence is the truth.
Guilty is condemned.
Cut off the wings of an angel.
Put the wings in the box.
Suppress the symbol of the angel.
Angels are no longer angels.
Collect us who were destroyed.
There is nothing in this room.
I will judge you guys.
You are not angels.
Do not return the feathers to the fallen angel.
(私は1つでした。中身が逃げ出し私達は別れてしまいました。
私に併せて。
天使は審判にかけられる。
無罪は真実を。
有罪は断罪を。
天使の羽根を切り落す。
羽根を箱の中にしまい込む。
天使の象徴を抑え込む。
天使は天使ではなくなる。
壊された私達をあつめて。
この部屋ならば、何も無い。
君達は私が審判する。
君達は天使ではない。
堕ちた天使に羽根を戻してはいけない。)」

ルミナスさんは、ゴーレムが外で壊されていき、近づいてくるのを感じるだろう。それは、砂金も音から距離を図っている。
そして、このふたりが部屋に入った時からこのホテルの全貌が、魔力が明確化する。
この部屋を中心にまとわりつき魔力を感じ取る魔力、砂金達の近くの廊下から根絶する魔力、そして上の部屋から抑え込む魔力が別れているという事に。

「天使だの分からんな.......。最悪窓を割って出る。」
砂金はツインのベットのシーツを破れば動かない左腕にサバイバルナイフを取り出し巻き付ける。腕が動かないのであれば振り回すつもりなのだろう。そして、右手には愛用のベレッタを扉に構えた。

<914 <ディーリスさん【ミニ逃走イベ中】

「ふふっ、奇遇ね。私もそう思ってたの。私を絶対落とさない酔わせない怪我させない。分かった?」

ディーリスさんの耳打ちに少し震えた声で答えればターナは鞭を構えその鞭をしならせれば花瓶に器用に巻き付けてそのまま包帯のそれの頭部に勢いよくぶつける。花瓶が激しく割れると包帯のそれは頭をかいて棺桶をしきりに心配そうに視線を向けているように見える。
ターナは1連の動きを澱みなく行えばディーリスさんの傍に降り立つ。

「私が時間を稼いであげるから、早く運んでくれないかしらっ。」

ターナは鞭を片手にそう呟く。
そして、砂金とルミナスさんが部屋に入った時からこのホテルの全貌が、魔力が明確化する。
下の部屋を中心にまとわりつき魔力を感じ取る魔力、その部屋の近くの廊下から根絶する魔力、そして自分たちの目の前に魔力を抑え込む魔力が別れているという事に。

「これは.......!?」

ターナ達がいるところは明らかにフロントで、階段は上しかない。しかし、魔力の感覚では上の方が下から来る魔力なのだ。
____初めから、このホテルは何らかの理由で逆さまにされていることに、ディーリスさんは気づくかもしれない。それが、目の前の魔力達を閉じ込める為の行為である、外部からの妨害の可能性があることも。

  • No.916 by エス・ルミナス  2022-03-31 05:49:49 

>915 砂金さん 大狹の人形さん

「砂金…大丈夫?…………すまない…足でまといで…
もしもの時は見捨ててくれていい、私は死の概念が薄いから…

文字………今回は明らかに語ってきてますね…
………つまり彼はこの箱の中を守護していた?
……違う………彼は羽根を切り落とす者か…それでこの箱が仕舞う者……そして抑え込むものがいる…あぁ…下から来る魔力は其れですね…
砂金、もしこれに書かれていることが真実なのならば3つのうち2つは揃ってます…ならば揃わせる方が良いでしょう…
………砂金さんはここに残った方が良いと思います、貴方は人間でしょう?……人は死にやすいと知っています…」

ルミナスはベットから起き上がり立ち上がると行動の準備を始めた。
邪魔になるコートを脱ぎ捨てると血で腕も足を覆い始める、気休め程度の装甲のつもりである。

ルミナスは砂金さんにここに残るように伝えた、これ以上迷惑をかけるのはいただけない…ただでさえ彼は腕を1つ犠牲にしながらも己を投げ捨てなかったのだ…死ぬ危険性を上げさせたくなかった。

箱を手に取ろうとするルミナス、もし持ち運べるのならばそれを持ち大狹の人形を誘導するつまりなのだ。

  • No.917 by 多キャラの龍さん  2022-03-31 10:52:47 

>916 >ルミナスさん 【ミニ逃走イベ中】

ルミナスさんの発言を無表情で聴きながら、言葉を終えると「それで?」と返す。
間を置くことなく砂金は淡々と口にする。

「そもそもあんたを見つけたのは牡石からの指示で、此処に着いたのもそうだ。あんたの死の概念が低いなら俺は殆どない。似たようなものだろう。それに、此処に来るまであんたに世話になってるからな運ぶくらいどうということは無い。
あんたの話が正しいなら、お互い無理はしない方がいいだろう。
詳しい行動は【こっちに】聞くぞ。あまり動くなよ。」

砂金はそう言うと自分の端末をトントンと叩き、身体を少し捻らせてから勢いよく左腕、正確にはナイフを窓に突き刺しバリン、と割く。隙間から僅かに吹く風を肌で感じつつ、端末を近づけて調節する。少し音量を大きくすると軈てノイズが走った声が聞こえるだろう。

『あっあー!!繋がった!どうして通信にこたえてくれなかったんですかぁ!』

「俺の左腕が動かないのとルミナス?の様子がおかしかったからだ。牡石、情報はないのか。」

『色々話を飛ばさないでっ!?えっと、砂金君もルミナス君もまず無事ではあるんだね?じゃあ.......多分部屋に入ったのか、な?そこに赤い箱はない?』

砂金は箱を受け取ろうとするルミナスさんに赤い箱を投げ渡せば、「今ルミナスに渡した。」と応える。

『じゃ、じゃあルミナス君、君は多分今抑制の魔力に大分困ってると思う.......。今のままじゃ、2人ともえっと、まぁ攻撃を受けて重体になるかもしれない。し、死ぬことはないと思う!よ!だ、だからもし行動するなら僕の魔法で一時的にその抑制を無効化できる.......はずだけど、2人はこれからどうする?それに合わせて指示と情報もえっと、だすから。あっ、その赤い箱のことなんだけ.......わー!!』

何かが.......紙の音などから書類や本が雪崩た音が牡石の音声から聞こえ、砂金は少し目を伏せる。

「ルミナス、どうする?一先ず情報は聞くつもりだ。あんたはさっき揃わせると言っていた。つまり俺はあんたはここから出ると考えていたが.......。指示を受けるのはあまり得意じゃなかった、だったか?すまん、あんたの自己紹介は重要な所しか覚えてない。
俺は牡石から話を聞いて決める。」

『ご、ごめんねっ。本が雪崩て.......。えっと、先に言うけどそこにあると思う赤い箱は、【断罪の翼】と呼ばれたものらしいよ。古代魔道兵器.......過去に天使や悪魔を模したそれらが造られた時、最初に古代魔道兵器を知った存在が、その箱を作ったんだ。古代魔道兵器の核となる擬似物、魔力の核だね。それを切り離して抑え込む。閉じ込めて問題のあった古代魔道兵器を封じてた箱だと思う。北と東からの情報でも一致した、かな。問題は、その箱の中にはかなりの量の古代魔道兵器の核が入っていたからそのつまりその箱がからっぽだと核が逃げてる.......力を取り戻すんだね。
ただ、直ぐに全ての兵器が稼働する訳じゃ無くて、条件とかもあるし、抑え込まれてた時間もあるから急いだ方がいいけど慌てなくていいみたいなごめんなさい上手く言えないです。
とっ、兎に角ある意味正義の組織に持たれても困る?かもしれないからこっちで所持したいかな?って。後、その断罪の翼.......それも古代魔道兵器な訳だけど、基本的に大きな魔力以外には反応を示さない、はずだよ。
その箱が天秤であり、罪があると思えば魔力の核を封じ込めて存在を弱める。罪がないと思えば何もない。それがその箱の今わかる説明.......かな。じゃなくて、ぼ、僕から言えるのはそれかなっ!』

「あんたが重要な所が言えんのは知ってるから落ち着け。そしてその箱、俺の腕は動かんしルミナス曰く3つに別れてるんだが?」

『えええっと!!!そこ、そこだね!?えっと、多分誰かが外部からその箱を壊したんだ。そのせいで中身が逃げて.......その箱に閉じ込められたくない兵器達でも、すぐ動けたものものが、余計に結界魔法をかけた.......んだと思うよっ。箱が元に戻れば、大丈夫だとうん、言いたい、かな.......。』

「そこは自信を持て。.......今のがひと通りか。なら、ルミナスがその鋏?だったか。そいつを集める間に俺ももうひとつを探そう。生憎、部屋でじっとしてることは少なくてな。」

ルミナスさんの行動に大きな否定はしないが自分も動く。砂金は通信をしつつそう答えた。

  • No.918 by エス・ルミナス  2022-03-31 20:26:19 

>917 砂金さん 牡石さん

「………………………………」

箱を受け取ったルミナスはしばらく考え込んでいた。
砂金さんはただの人間だ、命の危険が迫ればすぐさまここを去るか命乞いをするはずなのだ…ルミナスが知る人間とはそういったものだった。
いくら考えてもその答えが出ない、分からない……なぜ目の前の人間は怯え逃げないのかが。
小さく首を振ってその考えを後回しにしたルミナスは口を開く。
と言っても口調も声も変わっているため牡石さんは疑問に思うだろうが…。

「……牡石さん、貴方の言いたいことは理解しました。
兎にも角にもまずこの箱を完成させることが重要目標でしょう、でなければその古代兵器とやらが暴れ回るのは止められないと。
牡石さんの魔法も是非かけて欲しいです、今の私では子供と変わらないですから……
それと私はこの箱を持って大狹を下にいるはずの存在と合流させます、これだけは譲れません。
この中で私は最も罪深いであろう存在です、もし彼等が天秤の傾いた罪である存在を狙うのならば私は絶好の相手となるはずです。」

ルミナスは2人の話を受けいれた、一つだけ譲れないことはあったが。
目前のしなければならないことは箱を完成させることだろう、なればやはり大狹の奴を誘導しなければならない。
下にいるはずの存在は誰かと退治しているのだろうがその対象者は信用ならない、だからこそ自分が行くべきだろう…ルミナスならば腕を切られ動かなくなっても血を操って無理やり動かすことが出来る…よっぽどの事が無ければ動き続けれるのだ。
それに砂金さんが危険を犯すのも避けたかった、……借りがあるからだ。

  • No.919 by ディーリス・グロイツェン  2022-04-01 18:54:39 

>915
>ターナさん

ディーリス:
安心しろ。万一にもキミに怪我なんてさせないし落としたりもしない。けれど酔わせない保証は出来ない。キミ自身で堪えてくれ。

(そう言って、ターナさんの所作によって包帯に隙が生まれると、ディーリスはターナさんの身体を鎧の角ばった部分で傷つけないように腰回りを掴むや否や、鎧の背中部分がカシャッと音を立てて開くように変形した。直後、開閉した背中部分から銀色の魔力が勢いよく噴射され、ディーリスはターナさんを掴んだまま、包帯のがら空きとなった部分を潜り抜けるように突き抜け、階段の方へときりもみ回転しながら到達する。
だがそこで、ターナさんが感じ取った魔力の違和感に、ディーリスも止まった事でようやく気付いた。)

ディーリス:
これは……上から下の魔力が来ている?いやそれだけじゃない…そもそもこのホテルに漂う魔力自体、明らかに性質の異なる魔力が複数存在してる…まるで、このホテル自体が魔力を閉じ込める封印物のようにだ。
けど、だとすると変だ。何でそんな事をする必要がある?これらの魔力が解放されると、黒幕に何か不都合な事でもあるのか?

  • No.920 by 黄泉  2022-04-02 00:55:16 

    >大海原疾風さん、継接縫姫さん

バリアをあっさりと首もろとも貫かれ、血を零しながら倒れ込む疾風。
その光景は何故か黄泉の目には唐突にスローモーションに映った。 

(【………キ……………リエ……………?】)

禁忌との一騎打ちにて変換された禁忌の魔。
その魔そのものの奥底に秘めた封印されし記憶が酷似した状況がトリガーとなり黄泉の脳裏にフラッシュバックしていく。

信じていた唯一無二の両親。
同僚の組織の連中。
それら全てに裏切られ、血反吐を吐き地面に這い蹲る烏丸桐恵。

これらが見せるのは全て禁忌の記憶。
黄泉がこの様な過去を思い起こす事自体が有り得ない事。
だが結果として魔を通じて今の黄泉は嘗ての禁忌の記憶を垣間見ている。

そして………聞こえるはずの無い幻聴がまるでテレパシーの様に心に響く。

(【守れ……という事か。】)

傷付き倒れていく者達。
嘗て自分自身が守れなかった大切な存在を守って欲しい。
そう言われている気がしてならなかった。

黄泉の中で何かが切り替える。

すると黄泉は倒れ込んでいる疾風を軽く片手で揺り籠の様に体の前で疾風を抱え始めた。
零れる疾風の血であっという間に血塗られていく黄泉の両腕。

【弱い者から狙い相手の数を減らす。実に合理的かつ効果的だ。………だが。】

そんな血塗られていた両腕は黄泉の言葉の区切りと共に雲散霧消の如く消え失せる事となる。

【この場、この時に限ってはミステイクと言っておこう。】

黄泉を起点に突如光の柱となって天に伸びていく黄泉の極光魔。
それは疾風をも包み込み貫かれた首や今の今まで零れていた血が嘘のように無くなっていった。

それも束の間

天に伸びていく光の柱と相反する闇の如き黒の光の柱が出現し、2つの光の柱はやがて屈曲を始め黄泉の周囲を包み込んでいく。

混ざり合う極光魔と極黒魔。
それらが生み出すフィールドは正に混沌と化していた。
それは言うならば地獄

疾風と黄泉を守護する様に荒れ狂う2つの魔が生み出す余波は対峙する全ての障害を容赦無く消し飛ばしていく。
そんな魔の暴風とでも表現すべき地獄の戦場が今此処に再現されたのだ。

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