通りすがりさん 2020-08-10 15:27:28 |
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は‥!?な、んでき、キス!?
(先生の言葉にもちろん!と意気込むつもりで顔を見つめていたのに、いつの間にかキスされておりそういうことには疎い面があるためた“ぶわぁああっ//”っと分かりやすく真っ赤になりながら驚いて)
…なんとなくだよ。悪ィか?
それとも何だ、口の方が良かったかァ?
(「無月」は口角を吊り上げ、意地の悪い笑みを浮かべると何処からか取り出した煙管を吹かす。)
はぁ!?んなわけないだろ!
もういい!行ってくる!
(先生の言葉に拍子抜けしたように驚きからかわれていることにムッとなりながらも、授業行ってくる!とぷいっとそっぽを向きながら室内から出ていき)
くぁぁ…っ……。
(授業終わりのベルが鳴りみんなが早々と帰宅、又は部活の準備に取り掛かっている中6時間目が体育だった為、制服に着替えようかと一人別室に向かってのろのろと歩きながら目尻に小さく涙を溜めてあくびをして)
…あァ?何だよテメェ…。
(「無月」の腕の中のひとつが彼にこう教える。
「ねえ、無月先生…私ね、さっき見たの。
廊下を肘で歩いてた、下半身のない人影…あれ、
「テケテケさん」じゃあないのかしら…?」と。
「無月」はその言葉を聞くなりがたっと椅子から立ち上がり、保健室から飛び出して行く。)
「…あ…しィ…」
(貴方の背後から呻くような女子生徒の声が聞こえてくる…)
え…誰?女の人…(っ…足が!?)
なっっ!?うわぁああーーっ!!!
(すぐ後ろでヤケに低い声が聞こえ振り返れば、小顔で案外美人な女の人が此方を見ており…しかしよく見れば(見なくても)その女の人には下半身が無く、顔面を蒼白にして叫び声を上げながら、目の前の教室へと走り込み迷うことなく鍵を閉めて)
「わたし、の…あし…ィ…しら、ないの…?」
(彼女は肘で歩いているというのに、凄まじい速度で廊下を走り回る。彼女は貴方の閉じこもった教室の扉を腹立たしげにがんがんと叩く…)
…今の悲鳴…!
チッ、手間かかるガキだなァ…全くよ。
(保健室を飛び出した「無月」は貴方の悲鳴を聞き、舌打ちをすると無数に生えている女性の腕や足の何本かに命じる。「なァ…お前ら。化けモン、拘束してきてくれ。…頼むわ。」命じられた彼女達は答えるように一度だけ蠢くと、彼の背中から分離してぺたぺたと廊下を這いずっていく…)
はぁっはぁ…っなんで‥!
(昔から何かしらが見えていたものの、今回のような殺意がにじみ出た化け物に追いかけられるなんて初めてで、もしヤツが入って来たときの為に、教室の隅にあるロッカーに入って息を殺しつつも、死への恐怖感から震えやら涙やらはとめどなく流れており)
「…あ…しィ…!」
(彼女はぺたぺたと廊下を這いずってくる「無月」から分離した女性の足に気付いたらしく、歓喜の声を漏らしながら肘で走ってくる…)
(「無月」の足達の間にくすくす…くすくす…と
嘲笑の波が広がる。
「あら、この子私達を捕まえるつもり?」
「うふふ…身の程知らずねぇ。」
「同感だわ…私たちはあの「無月」様の
手足なのにねぇ。」手足達は口々に嘲りの言葉を口にしたかと思うと、彼女の手をするりと逃れていとも容易く彼女に絡み付いて拘束してしまった…)
(っ……あ、れ?静かになった…?)
(突然ピタッとドアを叩く音が止み、頭にハテナを浮かべて、出来るだけ音を立てないように静かにロッカーから出て)
「あ…あし…ィ…」
(彼女は手足達に拘束されながらじたばたともがく。手足達はそんな彼女を嘲笑うかのようにぎちぎちときつく締め上げる。)
……悪ィな…お前ら。
…さァて…「化けモン」。お仕置きだな?
(遅れて到着した「無月」は腕の一本をするりと慈しむように撫で、悪意に満ちた笑みを浮かべると…拘束されている「テケテケさん」の頭を掴み、力を込める。すると彼女はまた蝶に変化し…「無月」はその蝶を口に放り込んで咀嚼した。
その後、鍵の閉まった教室の扉をノックし…)
…あ。
せ、せんせー…。
(ドアの硝子越しに先生の顔が見えすぐ鍵を外し、周りをきょろきょろと警戒しながら見つめつつ、何も居ないことと先生がそばに居ることに安堵し、その場にへたりこみ)
…ん。無事だったか?
(「無月」は素っ気なさそうに貴方の頭に手を置いた。…が。
「ふふっ、「無月」様ったら足が怪異を見たって言った瞬間に急いで保健室から飛び出すんだもの。私、驚いて置いていかれそうになっちゃった。」彼の無数の手足の内の一本がくすくすと笑いながら答える。)
え…?それって…。
(その手足の言葉を聞いて、自分のことを心配してくれた…なんて淡い妄想を抱いて良いのだろうかと、驚いた様子で先生を見つめて)
…チッ、余計なこと言うんじゃねェよ…。
勘違いすンなよ?お前は「視える」から
狙われやすい。一応生徒だしな…俺の目の前で
死なれたら迷惑なだけだ。
(「無月」は不機嫌そうに顔を歪め、その腕を軽く小突き、吐き捨てるように告げる…が。
「あら、本当のことじゃないの。それとも…
「無月」様は照れ臭いのかしら?」
彼女は尚もくすくすと微笑んでいた。)
ふ~ん?(笑)
まぁでも、助けてくれたのは事実だし?一応、ありがと…!
(先生の、自分の(?)手足に対する言動に、思わず顔がほころびつつも、助けてくれたことに立ち上がってしっかりお礼を言い、コソッと、先生をからかっている彼女にも「教えてくれてありがとうございます!」と少年らしい真っ直ぐな表情でお礼を言って)
…ふん。ホントうざったいガキだなァ…
とっとと帰れよ、門閉まるぞ。
(「無月」は厄介者でも追い払うように手を動かし、くるりとそっぽを向く。
「ふふっ。どういたしまして、少年。」
彼女は貴方のお礼に嬉しそうに答え、また「無月」の背中で蠢く無数の腕や足の中に紛れ込んでしまった…)
あははっ!じゃ、さよならせんせー!
(皮肉をつける元気があるならもっとからかってもよかったかな~なんて自分にしては微かに意地悪なことを思いつつも、帰る時刻の気遣いをしてくれる先生のご厚意に甘えて素直に挨拶をして、手を振りながら走って行き)
…また明日、な。…で、だ。
(貴方に手を振って見送ったあと、「無月」は先程彼をからかっていた腕をがっと掴む。
「あら、「無月」様。何するのよ、痛いわ。」)
元はと言えばお前の所為だろうが…。
(「私は事実を言ったまでだもの。」彼女は飄々と答える。「無月」も諦めたのか、ため息を吐きながら保健室へと帰っていった…)
(深夜・皐月の家にて)
……静かだな…。
(もうここ3年程は1人暮らしをしているものの、その日はいつにも増してその非喧騒さが自分の心をつつく。
暗い部屋、自分の毛布に身を包み、外から聞こえる虫の音や木々の揺れる音を聞きながら散歩にでも行こうか…と皐月は着替える。
と、そのとき…ふと先生の言葉を思い出し護身用の為昔爺ちゃんに貰った、厄介払いの為の木刀を肩に背負いつつ家の外へ足を踏みだした…)
………。
(「無月」は無言で本の山に埋もれながら、
本を読んでいた。恐竜時代の事がまるで直接見てきたかのように事細かに記された本や、江戸時代の制度を直接経験したかのような視点から書かれた問題点の本…)
ゴクッ…ぱぁ~っ…ウマい!
(皐月は自宅からそう遠くない所にある川の河川敷の縁に腰掛けて、月明かりに反射して綺麗に光る川を道中コンビニにて買ったジュースとスナックをつまみながら眺めて居た)
ここ落ち着くんだよなぁ~…(いっそここで寝ちゃおうかな(笑))
(昔から事ある度にここへ来ては今とさほど変わらないことをしていた為、それを懐かしみながら背中の木刀を自分の真横に置き大の字に寝転がって空を見上げ、普段通りなのにどこか幻想的に感じる月を綺麗だな…と呟きながら見つめ)
「ふふ…ふふふ…」
(不気味な低い歌声が遠くから響く…
ずり…ずり…と金属が地面と擦れ合うような音と共に…)
ふぁ~ぁ…zZ…(そろそろ…帰るか…)
(すぐ近くで川が流れているせいか、ソノ音には気づいておらず、起き上がってジュースと菓子の袋を近くのゴミ箱に入れて伸びをして)
あっ‥!(あっぶなー!忘れるとこだった‥。)
(先ほどまで自分が寝ていた所にある木刀に気づき、小走りで取りに行き)
「…首……ある……?」
(影でよく見えないが…巨大な肉切り包丁を地面に引きずっている大男の人影がそこにあった。)
っ!?ひっ…!(う、そ…だろ嘘だろ!?)
(突然現れた大男の威圧感と手元の肉切り包丁の殺意に気圧されて一歩後ずさり、そのおぞましさに悲鳴を上げそうになるものの、近所に見られると後々厄介なのでソレを押し殺し手元の木刀を握り締めて、この通りを真っ直ぐ行けば山がある為、そこでヤツを撒こうと一直線に走り始めて)
「…首……くれよ…」
(大男は肉切り包丁を引きずりながら貴方を追いかける。街灯に照らされると、その姿が明らかになった…ぼろぼろの服に、血で光る肉切り包丁、
そして男の首はありえない方向に捻じ曲がっている…)
…うっ!くっ…はっ‥はっ!(っ‥くそっ!)
(ヤツの位置を確かめようと振り返り、姿形が明らかに人とはかけ離れた化け物だということが分かり、そのグロさに嘔吐きながらも走り続けて)
「………」
(大男が巨大な肉切り包丁を地面に引きずる度に、地面の土に先端の溝が刻まれる。曲がった首の先の…そこだけ奇妙に整いすぎた美形の顔が口角を歪に吊り上げたような気がすると同時に、大男はそれまでゆっくりと歩いていた速度を急激に加速させ、貴方との距離を詰める。)
なっ!?っは!っはあ!
(後ろの足音が急に近くなった気がして顔をこわばらせて下唇を噛み締めながら、ようやく山の麓に着いたことに少し安堵を現れにしつつも、全力疾走を緩めることなく‥しかしこんどは相手のその巨大な刃物を生かしてワザと通りにくい獣道を走りはじめて)
「………」
(大男は邪魔そうに草木を包丁で断ち切りながら貴方を追うが、生い茂る草木に邪魔されているようで先程よりも速度は落ちた…)
っ!?(木が!?あの包丁そんなに切れ味いいのかよっ…!)
(野菜を切るかのごとく木やら草やらを切り進むヤツに顔はどんどん青ざめていくばかりで、目の前に崖のようなものが聳え立っているのが見え、「(嘘だろ!?)」と目を見開き、整わない呼吸で過呼吸気味になりながらも、くるっと後ろに回旋して背中から木刀を抜いて震えながらも構えて)
「…首…」
(大男はその奇妙なほどに整いすぎた顔でにやにやと笑いながら、引きずっていた肉切り包丁の切っ先を貴方の首に向ける…)
はぁっはっ…っ…おりゃぁあああ!!!
(震える手で木刀を握り直し、走りながらソレを振りかざし、「(じいちゃんの加護付きだからぜってぇ木刀は切れない!!)」と恐怖を押しのけるように願って)
「……!?」
(大男は自身の肉切り包丁で思うように切れない木刀に困惑しているようで、整いすぎた顔立ちが歪む。)
「……………」
(大男は一瞬ぐらつくものの、すぐにバランスを立て直すと肉切り包丁を振り下ろす。その包丁の切っ先が貴方の鼻先を掠め)
「………」
(大男はこれまでより、ずっと…歪な笑みを浮かべたかと思うと肉切り包丁を貴方の首に…)
「……なァ…俺のこと、覚えてる…?」
(笑みを含んだ、不気味な声が大男の背後から聞こえる…)
っ…!!(殺される…!)
(そう思った途端ギュッと目を瞑り、歯を食いしばる…が、いつまでたっても衝撃どころか触れてもこないヤツの刃物にうっすらと目を開き)
「…あはは…勿論知らないよねェ?
じゃあ、さよならだ。」
(笑みを含んだ声が一際低くなったかと思うと、
大男の捻じ曲がった首がべきん…と嫌な音を立ててへし折れた。崩れ落ちる大男の背後から首を手で押さえる奇妙な笑い方の男が現れる…)
「ねェ、キミ。大丈夫?」
うわわっ!?っ…だれ?
(目の前で先程の大男が無惨に倒れた一部始終を目の当たりにして、蒼白な表情で後ずさりし、話かけてくるその男に目をキッ…!と釣り上げて警戒心を怠らないまま彼の問いに質問を重ね)
「あー…俺ェ?俺はァ…「首折りさん」だよ。俺の名前を答えられなかったヤツの首をへし折る怪異…ってところ…かなァ?くふふ…。」
(首を押さえた男…「首折りさん」は奇怪な笑い方をすると、蛇のように長い舌を突き出して歪な表情を浮かべる。)
く…首折りさん…?
(初めて聞く名前に首を傾げて彼を見つつ、新たな疑問が湧いた為それを口にして)
た…助けてくれてありがと。その…あんたはどうしてここに…?
(警戒心を表に出さないように木刀を握り締め、整理のつかない頭で困惑した表情を浮かべつつ相手を見ながら)
「いやァ…。人間に悪いことしてる怪異の気配がしたもんだからさァ…成敗しに来たって所ォ?」
(「首折りさん」は気だるそうに首を回し、
「俺の首ねェ、押さえてないと取れるの。
俺、首切られて死んだからさァ。」と笑った。)
そ、そうなんだ…。
切られた!?…も、もしかしてこの大男に…?
(先程から首が…とヤケに首に執着していた大男を見ながら首切りさんを見据えて)
「くふふ…まあ、そんな所かなァ?
そこはご想像にお任せするけど。あ、そうだ…
キミ、「俺の名前、覚えてる」?
…あぁ…そんなに深く考えなくていいからさァ。
答えられなくても首折ったりしないし。」
(「首折りさん」は大男の血に濡れた肉切り包丁を拾い、「…面倒くさ…管理人にでも渡すかァ。」と呟いた後、貴方に問う。)
…え、と…「首折りさん」…だよな?
(も、もしかしてせんせーみたいに名前有ったりするのかな…?)
(彼の問いにさっき教えて貰った怪異名を呟き先生と同じように、普段人間に似た姿で行動しているなら他に名前があるのかな‥?でもソレ(名前)をどうして自分に尋ねるのか…と疑問に思い)
「…ヘェ…もうあの陰気臭い管理人から聞いてるかと思ったけど。まだ教えてないんだ?あの人。」
(「首折りさん」は一瞬目を細め、「くふふ…不正解。確かに「首折りさん」は怪異名だけど…「俺の名前」じゃないんだよなァ…。」と自虐的に笑った。)
あっ…!ごめん…。
(自虐的に笑う彼に、どこか胸がギュッと締め付けられ思わず謝り、管理人ってことは、先生…いや「無月」のことも知ってるんだ…と思いながら一体どういうことなんだろう…と脳内で首を傾げ)
「…じゃ、またねェ。」
(「首折りさん」は手をひらひらと振り、肉切り包丁を引きずりながら闇に消えた。)
ばいばい…。
はぁ…(疲れた…。)
(暗い山奥に消えた「首切りさん」を見送りながら学校で襲われたり、はたまた河川敷で襲われたりと行き当たりばったりな一日に思わず溜め息をつき、ポリポリと後頭部を掻きながら「帰るか…!」と自宅に向かって歩き出した)
……はァ。帰るか…。
(時計をちらりと一瞥した「無月」は椅子から立ち上がり、図書室にカギを掛けて出ようとする…)
「あ、いたいたァ…「無月」先生。」
(そんな彼に「首折りさん」が肉切り包丁を引きずったまま声を掛ける。「無月」は彼を見るなり深くため息を吐く…。)
…ンだよ…テメェか、驚かせんな…。
「…ごめェん。実はこれ拾ってさァ。」
(「無月」は「首折りさん」の差し出した肉切り包丁を受け取り、目を見開いた。)
…あ?これ…あの山の怪異のモンじゃねェか。
折ったのか、アイツの首?
「…くふふ…勿論。罪もない、いたいけな人間が襲われてたからさァ。助けてあげなくちゃって思っ…」
(「無月」は皆まで聞かず、彼の頭を乱暴にわしわしと撫でる。「首折りさん」の顔は一気に真っ赤になり、「…俺、もう帰るからァ…。」と照れたように消えた…後、「無月」もまた闇に消えた…)
(皐月)
うぅ~…(走り過ぎたよぉ…。)
…わっ!(パフッ!!)
(イジメっ子・リーダー・辻元)
あ~?おいテメェ…
(皐月)
わっ!すいませ…なっ!?
(イジメっ子・手下共)
ははっテメェあの「気持ち悪い」木霊じゃねぇか!((笑
あ~あ~辻元先輩に体当たりするとか度胸あんな~ね?先輩((笑
(辻元)
んま、丁度ムカムカしてたところだし…こいつらとも少し遊んでくれや木霊((笑
(皐月)
わ!?は、なせっ!!おいっ!
(昨晩全身を動かし大男と争っていた為、筋肉痛でジンジンと痛む体を引きずりながら猫背気味で歩いていれば誰かにぶつかってしまい…見ればソイツ等は例のイジメっ子共で、青筋を浮かべながら此方を威圧してくる、恐らくリーダー格であろうガタいの良い男に持ち上げられて…軽々と校舎裏へと連れて行かれ)
「~♪…あれ?」
(ちょうどその辺りを歩いていた花子がその一部始終を目撃していたらしく、物陰に隠れながら後ろを付けていた…)
(辻元)
おらっ!!
(皐月)
い~ぁ~っ!!っ…!
(手下共)
あ~ぁ?なんだよその目は?
(校舎裏へ着くなり辻元に投げ飛ばされ、筋肉痛のセイかいつもの三倍位の痛みに思わず声を漏らしつつも、態勢を整えキッ…!と反抗的な目で奴等を睨み付け)
「こらー、君たち何してんのさ!」
(どこからか花子の透き通った怒声が聞こえる。
そこには頬をぷくっと膨らませている花子の姿があり、手には例の鎖を握っているようだ…)
(/投稿してから気付きましたが、
花子の説明が抜けていました…!花子は「無月」の知り合いの怪異です。例の鎖というのは花子の武器である血まみれの鎖です…。すみません!)
(辻元)
今日は随分と威勢が良いもんだな……あ~?んだテメェ…。
(此方を睨み付けてくる皐月に近づき、彼の髪をガシッと掴んでドスの効いた声で脅そうとすれば、後ろで自分たちに向けられているであろう声に気づき、ギロリとガンを飛ばして)
(皐月)
う~っ…ぐっ!!
……?(だ、れ…?)
(辻元に乱暴に捕まえて目尻に小さく涙を浮かべ…すると近くで見ただけで「和」を連想させるような子が顔をしかめて此方を見ていて驚き、その子を容赦なく睨む辻元を見て、「あぶな……きちゃ…だめ」とか細い声で言い)
(手下共)
あ~?なんだガキぃ~そんなおもちゃに俺達がだまされるとでも?ハッ!舐めやがって。
俺達にタテ付こうってのか?あ~ぁ?
(数人がおらおらモード全開でその子に近づき、手元の鎖を見てからかいながら今にも殴り掛かりそうな様子で)
(/了解です!あの…その花子って女の子…?それとも男の子…?)
(一応口調は男の子っぽいですが
女の子(つよい)です…!)
「…玩具かどうかは君たちで確かめれば?
君たちにどう見えようが、これは紛れもない
ボクの祓具だからね!」
(花子が怯む様子もなく彼らを睨み付けると、
血まみれの鎖が動き、蛇のようにしゅるりと彼らのうちの一人を絡めとる。)
(手下共)
ふざけやがってぇええ!!…っ!?う~ぐぁああっ!!
なんだと!?
(強気な女の子に顔を真っ赤にさせながら殴り掛かったモブAが、腹部が千切れんばかりの強さで鎖にまかれ苦しそうに叫ぶ。それを見ている他のモブ達は、顔を引きつらせて一歩後ずさりし)
(辻元)
ほぉ…こりゃおもしれぇ…!
(仲間の悲痛な叫び声をもろともせずに、久しぶりに楽しみそうだと笑い声を上げながら皐月をそこらに投げ捨てて、首を鳴らしながら立ち上がり)
(皐月)
うっ…(一体何が…起こってんだ…!)
(ジンジン痛む体に解放されて尚動くことができず、視界の隅に映る異常な光景に唖然として)
(/了解しました!^^)
「…サイテーなヤツ!」
(花子はべぇっと生意気そうに舌を出し、彼の体から鎖をほどくとカウボーイの投げ縄のようにぶんぶんと振り回す。)
(手下共)
げふっ……(Q~)
ヒィイイっ!!
(完全に伸びてしまった仲間を見て青ざめた表情で花子を見ると、次に同じ目に合うのは自分かも…!という恐ろしい想像に掻き立てられ、倒れたモブAを抱えて颯爽と逃げて行き)
(辻元)
チッ!…クソガキの分際で!!
(一気に退却していった仲間たちの背中を睨みつけながら、場の状況が明らかに悪くなったことに気付き顔を歪めつつも悪態をつき)
(皐月)
っ…(あ、れ…?)
(地面に倒れているというのにぐらぐらと揺れる頭とぼやける視界に顔色を一層悪くし次の瞬間、フッ…と気絶して)
「ふん!何回来ても同じだよー!」
(花子はその背中に舌を出し、気絶している貴方に近付くとひょいっと抱き上げてしまう。)
(辻元)
あ~?おい逃げんのかテメェ!!
(皐月を抱き上げている女の子に「はぁ!?」と目を点にして驚き、その子がさっきの鎖を持っているせいで露骨に近づけず逆に挑発してみて)
(皐月)
……。
(抱き上げられたことに気付く筈もなく、重心がズレているのかぐったりとしてされるがままで)
「うん、逃げるよ?だから何。」
(花子は当たり前だろう、とでも言いたげな
きょとんとした瞳で彼を見つめ、首を傾げる。
「…もういい?ボクだって暇じゃないんだ。」と言い残したかと思うと、彼女は貴方を抱えたまま姿を消した…)
(辻元)
ふざけんなっ!!…って…は‥?
(開き直ったようにこちらを見つめる女の子に青筋を浮かべて殴りかかろうとする…しかし気づけばそこには皐月を含めた二人の姿がなく、引きつった表情でその場に立ち尽くして)
「無月せんせー!」
(花子は屈託ない、明るい声で「無月」を呼ぶ。呼ばれた「無月」は素早く扉を開け、花子を叱る。)
…バカ、お前…!本名呼ぶな!早く入れ…!
「はぁーい、ごめんなさーい。」
(花子は反省している様子を微塵も見せずに棒読みで謝り、保健室の中へ入っていった。)
「あ、用事思い出した。無月せんせー。
この子ね、殴られててさ。ボクが一応
助けてきたんだけど。」
(そんなことを「無月」に伝えつつ、花子は貴方の身体を保健室のベッドに寝かせる。)
…あァ…そうかよ。
(「無月」は興味もなさそうな声を上げると、机での作業を再開して)
「ねえねえ、起きてる?」
(花子は貴方の身体をゆさゆさ揺する。)
…んぅ…?…い~っ!?
(誰かに体を揺すられ、ぽけ~っと目を覚ますものの、身体を起こそうとして痛む腕に涙を浮かべながら反射的に抑えて)
「あ、起きてる!君、大丈夫だった?」
(花子は起きた貴方の顔を覗き込むと、首を傾げる。どうやら、貴方を助けたのは小学生くらいの背丈しかない愛らしい少女のようだ…)
痛ってて…。うわっ?!え…?
あ、助けてくれてありが……っ女の子!?
(突然顔を覗き込まれた為小さく驚きそのときは気づかなかったが、自分を助けたのはこの女の子なんだと考えると大声かつギョッとした表情で目を点にして)
そ…そうなんだ。
あ、ありがとね助けてくれて。
(幼い女の子を見て自然と頬が緩み、ここが保健室であることには気づいておらず優しくフッ…と笑うと、女の子の頭に手を乗せてなでなでして)
「…むー…子供扱いしないでよ!
これでもボクは怪異なんだよ?」
(花子は子供扱いされたことが不満なのか頬を膨らませ、両手を腰に当てて)
え?怪異なの?!俺こんな可愛い怪異知らないんだけど!
(彼女の話を聞き、子供で女の子‥しかもこんな可愛気のある怪異なんて知らないな…と何故か子供相手にはスラスラ本音が出てくるのか…はたまた子供が好きなのか、自分でもよくわからないが、恥ずかしいことをサラッと口にして)
「ボクはトイレの花子さん。
聞いたことくらいはあるでしょ?」
(花子は少し照れ臭そうに笑うと首を傾げ、貴方に問う。)
あぁ~!あるある!(…成る程、確かに花子さんっぽいと言えばぽいもんな~!)
(彼女の話に勢い良く頷き、「本物初めて見たよ~!」と目を輝かせて嬉しさのあまり彼女に飛びつき)
「うわっ…!や、やめてよ…!」
(花子が驚いたように飛び退く…と。
花子と貴方との間に「無月」が押し入った。)
…テメェら…ここは俺の保健室だ。
騒ぐならどっちもつまみ出すぞ?
(「無月」はぎろりと二人を睨み付けている…)
おわぁあ!?え、ここ保健室だったの!?
(いきなりベッドのカーテンが開き、先生が入って来たことに驚きながら花子さんからパッと離れ、今自分がどこにいるのかという現状が大体把握しつつ今までの彼女との会話が漏れていたのかと思うと真っ赤になりながらシュン…とうなだれ)
……はァ…静かにしろよ。
(「無月」は呆れたようにため息を吐くと、また机の作業へと戻っていった。)
「ねえ君、無月せんせーのこと好きなの?」
(花子はそんな貴方の後ろ姿をじいっと見つめ、しばらくすると首を傾げて問いかけ)
「ずーっと無月せんせーの方見てるから、そうかなって思ったんだけど…ボクの勘違い?」
(花子はきょとんとした表情でまた首を傾げる。)
っあ、えと…//
……っ。
(花子の問いにあわあわしながら、とりあえずベッドのカーテンを閉めしーっ!と人差し指を口元に置き、顔を赤く抱擁させながら「……好き…かも。」と小さく耳打ちしてバフッと毛布を頭からかぶり)
「ふうん。無月せんせーのことが…君、変わってるね。」
(花子はしばらく黙った後、驚いたような口調で呟く。)
……そ、そう?
(毛布の中から頭だけを出して首を傾げて見せ。しかし半面、こんな感情を抱いていることに対して突っ込まれてなくてホッとしており)
「うん。だって無月せんせー言ってたから。
こんな陰気臭い管理人を好きになってくれる奴なんかどこにもいないって。」
(花子は軽く頷くと、貴方と同じように首を傾げて返す。)
え……。
(花子の言葉に呆然としつつも、先生のどこか自虐的な物言いに心のどこかでふつふつと怒りなのか悲しみなのかわからない煮えたぎる思いがとぐろを巻いており)
…?
あのことって?
(自身に関係ないのなら深追いするのは失礼だと思う半面、先生がなにやら悩み事を抱えているのなら助けてあげたいと思う自分の心配性な性格が災いして花子に尋ねてみて)
「昔、生徒の未来を書き換えたこと。
…首折りさんも、もう恨んでないと思うけどね。無月せんせーはまだ気にしてるみたい。だから、せめて首折りさんと同じ未来を辿る生徒は出したくないみたい。」
(花子は聞こえるとまずいと思ったのか声を潜め、貴方に耳打ちする。)
あ…。
(彼女の言葉に「首折りさん」が出てきたことに一瞬あっけらかんとするが、何となくだが意味がわかった気がして、それ以降何を言えばいいのかわからなくなり口をつぐんで)
「…じゃあ、ボクはもう行くよ。」
(花子はにこりと微笑み、保健室の扉を開くと出ていってしまった。)
…あ?花子…は帰ったな。
こ、木霊くん…体調、どう?治ったかな…?
(「無月」はカーテンを開けるとリチャードの声色に戻っていた。おどおどとした様子で貴方を心配しているようで)
うわっ!…え、あぁ、うん。大丈夫みたい…だけど、先生…絆創膏くれない?
(さっきの話で思考回路が色々とぐちゃぐちゃになりうつむいていれば…突然カーテンが開き先生が顔を覗かせた為ビクッと驚き、自分の口元が軽く切れていたので帰る前に絆創膏をくれと言いながらベッドから下りて律儀にシーツを畳み)
(/すみません!!完全に見落としてまして…返信遅れました;次から気をつけます><;;)
(/いえいえ、大丈夫ですよ!)
う、うん。ちょっと待っててもらえるかな…?
(「無月」は弱々しく微笑み、保健室の棚の方へと歩いていく。)
うん…!
(先生の指先から足までじぃ~っと見つめながら、「(…俺は先生のどこが好きになったんだろうか…//)」とやや頬を赤くさせ)
(/ありがとうございます><)
…は、はい…絆創膏…って…ンだよ、人のことジロジロ見やがって…気持ち悪いぞ。
(「無月」は絆創膏を差し出すなり無月の口調に戻り、貴方をじろりと睨む。)
なっ!?(気持ち悪いって…!!)ひっでぇ!
(豹変を繰り返す先生にムッとして、ぶっきらぼうに絆創膏を奪うとプンスカ頬を膨らましながら、「(大体あんたが…ンなことすっからこっちはおかしくなったんだっつーの!)」と、以前おでこに軽いキスを落とされた日のことを思い出してぶゎああ//と無意識に赤くなり)
…ふん。…あァ、そうだ…こっち来いよ。
(「無月」は鼻で笑ったが、ふと悪戯を思い付いた子供のような笑みを浮かべると貴方を手招きする。)
…ん。
(「無月」は貴方の顔を引き寄せ、唇に口付けを落とすなり、唇の隙間から蛇のように長い舌を絡め)
んっ!?ん、ふぁ…はっ//
(突然の出来事になすすべもなく、されるがまま状態で顔を真っ赤にさせながら先生の胸板を力なく叩きながら抵抗するも、甘い声を漏らしており)
な、んで‥!なんでこんなことすんだよ!!
(フーッフーッと息を荒げて怒鳴りながら先生を睨み…しかし両目に溢れんばかりの涙を溜め、眉尻は下がっていて)
…あァ?そりゃ決まってンだろ。
お前の俺に対する気持ちは気の迷いだからだ。
だからァ、それを元に戻してやろうって先生からのご慈悲だっつの。
(「無月」は貴方の方を向こうともせず、煙管をから紫煙を燻らせたまま窓の外を眺めている。)
っ…!?んだよそれ…俺のコレ(気持ち)はうそだって言いてぇのか!!
(募る苛立ちに自身ではどうしようもなくなっており、声を上げながら表情を歪め)
…そうに決まってンだろうが…。
俺みてェな陰気臭い管理人に好き好んで関わる奴なンて、何処にも居ねェんだよ!
(いつも飄々としている「無月」が初めて苛立ったような大声で叫び、デスクを叩く。)
っ…!!
…ふざけんな…あんたはいつもそうやって他人の気持ち愚か、自分の気持ちすら蔑ろにしやがる!!
(怒りを現にしている無月に一瞬怯むものの、ツカツカと歩み寄り襟元をグイッと掴み前のめりになる彼をありったけの力でギュゥウウ!!っと抱きしめて顔をうずめながら…)
……此処に居んだよ…くそが。
(弱々しくそう呟いて)
………はは…お前もバカだなァ。
こんな陰気臭い蜘蛛に捕まっちまってさ。
(「無月」は理解が追い付いていなかったのか、しばらく呆けたような表情をしていたがとうとう噴き出し、慈しむような手付きで貴方の頭を撫でた。)
へへっ…今はせんせーが俺に捕まってんだろばーか。
(撫でられる手つきに目を細めて笑い、からかうように小言を言いながら再びギュッと先生を抱きしめて「……好きだよ‥。」と小さな声で言って耳元を赤くして)
……蜘蛛は獲物を逃がさねェんだぞ?
ゆっくり虜にしてやるよ。
(「無月」はいつものように悪戯っぽく微笑む。)
ははっそりゃ良いや!
(逃がさないと聞いて表面上では笑いつつも、その後に出てきた「虜」というワードも含め内心恥ずかし過ぎて)
い、いよ//…でもせめてコッチで!
(そういえばここは保健室で、外からも廊下からも見られる可能性がある為、ベッドの方へ先生を引っ張ってカーテンを閉めてから緊張と恥ずかしさで思わずうつむいて)
…あァ…確かに。気弱な「リチャード先生」がそんな事してるはずねェもんな?
(「無月」はまた笑い、貴方の顎を掴んで上を向かせる。)
んーと…あ、あったあった。
これ見て!!
(そう言ってポケットを探り出てきたのは少ししわくちゃになっている、例年行われている地元のお祭りのチラシ)
…祭り?…もしかして…俺に行けってかァ?
(「無月」は透明な腕や足を弄びながら怪訝な表情をし。彼の腕や足達も不満げな様子で静かに蠢いていて)
…こンな陰気臭い管理人に、祭りが似合うと思うかァ?それにな、俺ァ図書室の怪異だぞ。
こいつらも祭りは嫌いらしくてなァ…?
(「無月」は嫌々と言うように蠢く腕達を慈しむように優しい表情で撫で。)
……まァ…だけど、だ。参加してやっても構わねぇぞ。…この服で良ければの話だけどな?
(「無月」は根負けしたようにため息を吐き、腕や足の抗議を無視して言葉を紡ぐ。)
本当!?やったぁ!!ありがとうせんせー!
(目を再び輝かせてチラシを握り締めながら嬉しそうにはしゃぎつつ、先生ににっこりスマイル+お礼を言い)
…ははっ、こら…暴れンなって。悪ィとは思ってるからよ。
(「無月」の頬を抗議するように腕の一本が撫でる。そんな彼女を「無月」は子供でも宥めるかのように優しい微笑みを浮かべながら撫で)
…あ?ンだよ。ジロジロ見やがって…。
(「無月」は腕を宥め終わるや否や貴方の視線に気付き、眉をひそめてジロリと睨む。)
…あン?何だよ、アイツ…。
(「無月」がそう呟くと、先程まで撫でられていた腕が「あの子、きっと私に嫉妬してるんじゃあないのかしら?私があの無月様に優しく撫でられてるから。」とくすくす笑いながら軽口を叩き。それを聞いた「無月」は頭を掻いた。)
…(あ~~!!もう!ンで俺がこんな思いしなきゃなんねェんだよ…!)
(夕焼けに染まる空に似合わずイライラした様子で帰路を歩き)
…面倒くせェな…人間ってよ。
(「無月」がそう呟くと、腕の一本が「あら。でも人間って良いものよ、無月様?」と言い出したのを皮切りに腕や足が口々に話し始める。「そうそう。私が人間だった頃は色々な洋服を着たり、恋人を作って嫉妬したり…色々したわよ。」「あら、それなら私だってそうよ!この美脚で男共を何人も虜にしたんだから!」)
「あれ、一人で帰るの?」
(貴方の後ろから花子が肩を叩き、声をかける。)
ヒイッ!!…ってなんだ花子さんか~。
(突然肩に重みが入った為、いつかのような化け物かと思い体をこわばらせるが、振り返れば花子が居て、ホッと息をつきながら「いつもこうだよ。」とフッと微笑み)
「へぇ…じゃあボクも一緒に帰っていい?
…帰る場所なんてないんだけどね。」
(花子はにこりと微笑み、貴方をじいっと見つめる。)
「あ、それ良いね。ボクがいれば怪異から守ってあげられるもん。」
(花子は一瞬きょとんとしていたが、すぐに笑顔に戻って微笑み返す。)
お~‥そりゃ頼もしいな!ありがと。
(例え怪異だとしても女の子に守られる自分ってどうなんだっ!!と脳内で頭を抱えるが、せっかくだ。彼女のご好意に甘えてお礼を言い)
なるほど…この時間帯って確かにデそうだもんね…。
(スマホの時間とそろそろ暮れるであろう夕日を眺めながら、足元に伸びている自身の影を見つめつつ苦笑して)
「うん。この時間帯は良く出るよ。
だからちゃんと見張ってないと。」
(花子はそう呟くと鎖を振り、背後に迫っていた怪異を消滅させてしまった。)
う~っわ…(おっかないご時世になったもんだなぁ…)
あ、ありがとう。
(後ろを見てひょぇえ~っと青ざめた顔つきで周りを眺めて警戒し、花子さんにお礼を言いつつ、あまり迷惑掛けられないな…と少し足を早め)
「一応、ボクもそこそこ強いからね。
ここら辺の怪異くらいなら対処できるよ!」
(花子は元気いっぱいに微笑んだ後、貴方の後ろをふわふわと浮かびながらついていく。)
クスッ…(素直な子だなぁ…)
(横を浮遊する彼女を軽く撫でてから、特に何かを言う訳でもなくただただ微笑みながら足を動かし)
「もー、子供扱いしないでってば!」
(花子は口こそそう言うものの、彼女の表情はどこか嬉しそうで。)
ごめんごめんw
あ、ほら!もう着くよ。
(花子を見ながらクスっと笑い、前方に和風がかった古風の家が見えてきた為それを指差して)
あ、ありがと。
……よし、着いたよ。
(気を使ってくれたらしい彼女にお礼を言い自宅の前に着いた為、懐(制服の内ポケット)から鍵を取り出し開けて、彼女に先に入るよう手を中に向けて「粗末な家ですが、どうぞ。」と言い)
「凄いなぁ。ボクは昔トイレに閉じ込められて死んじゃったからさ、最期に霞む視界で見た景色はトイレの天井なんだよねぇ…。」
(花子は笑顔のままぼそりと口に出し。)
「あ~…久しぶりに笑った!」
(花子は解放されると心底楽しそうに笑い、部屋中をぴょんぴょんと飛び回る。)
い、いいから!
ここに居る以上、一緒に食べるのー!
(花子の言葉にムッとしつつ、彼女のほっぺをむにぃー!と強めに引っ張りつつ何か好きな食べ物とかないのか?と再び聞き)
「いひゃいよ、やめて…ボクの好きなの?
好きなのは…何だろ?無いや。」
(花子は不満げな声を上げつつも首を傾げて。)
…はぁ、ったく…。
(手を離し、腰に手を当て溜め息をつくと「んじゃちょっと待ってろ…。」と微笑みながら言ってキッチンへと消えていき)
「は~い。」
(花子は素直にちょこんと座り、手持ち無沙汰なのか鎖を出現させたり消滅させたりしていて。)
…っし!(こんだけ出来りゃ上出来かな~♪)
(作り終えた“唐揚げ”を一つつまみ食いをし、上手い!なんて思い咀嚼しながら皿に盛り付けたそれをリビングへ運び)
ど、どう?
(自分的にはまぁまぁ上手く出来たと思っているのだが、果たして彼女の口に合っているのであろうかと恐る恐る尋ねてみて)
んぐっ!?けほっ!けほっ!…な、なんで?
(思いがけない質問に思わず唐揚げを詰まらせそうになりながら、眉間に皺を寄せ、涙目で花子を見つめ)
「だって、美夜子ちゃん…あ、美夜子ちゃんっていうのは無月せんせーの後ろに生えてる腕の一本で…。美夜子ちゃんが、君が無月せんせーのこと気にしてたって言ってたもん。」
(花子はのんびりとした口調で料理を咀嚼しつつ、そう言い)
……。まぁ、良い方向には進んだと思うけと…。
(意を決するように頷けば、ポツリポツリと今日あった出来事を話して。しかし先生の姿を思い出してみても何故か嬉しく思えなくて口をつぐみ)
「ふうん…なら良かった。無月せんせーは首折りさんの件で色々と歪んでるし、色々とこじらせてるから。」
(花子はそう呟くとつまらなさそうな表情をし、「ごちそうさま。」とだけ告げてまた部屋中を飛び跳ね)
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